転生幼女の愛され公爵令嬢

山の散策

「ん～山頂の湖畔は風が気持ちいいよね」　


「分かる～！！」


テントもそれぞれ班ごとにまた出す。もちろんティアナとイオ達はいつものドームテントだ。

ん？？？よく見るとうちの商店から売り出したテントを持ってきた班もあるのね。

そう、ティアナ商店でもドームテントを売り出したの。
ここより部屋数はなくて、二部屋だけの、ベットは4つ！
トイレとシャワー室完備で簡単なキッチンがあるくらいにしたの。価格を抑えるためにね！！
よく見るとこのテントを持ってきた生徒達はマジックバックも購入したのね。まぁ……Sクラスは全員貴族だからね～。

そう、屋敷半分入るくらいの容量のマジックバックも今また再販している。もちろんめちゃくちゃ高いけどね。男女兼用で
斜めがけのバナナ型のカバンにしてあるの。

確かに四人寝れるし、一個あれば班で余裕ね。本来四人だから…うちはサイフォンがいるから5人だけど。


「お腹空いたからお昼にする？」


「うん！！」


「お腹すいたなー」


「空きました～」

「はい！！」

テントに入りお昼の用意！！！

鶏肉もどきを取り出して、玉ねぎ、麺つゆで煮て最後に溶き卵をかけてと完成！！

お昼は親子丼でーーす！！！


「召し上がれ」


「親子丼好き！！！」


「カリンはティアの手作りなら全部好きでしょ…」ｸｽｸｽ


「俺も全部好き！！！」


「もちろん私もです」


「ふふふ、作りがいがあって嬉しいけどたまには手抜きさせてね」


「「「「うん！」」」」


「美味しい～」

満腹になりみんなまったりしている。
野営じゃなく、旅行だからわりと自由みたいなんだよね。

「ね、お腹いっぱいだし少し山を散策しない？」


「いくー！！！」


「きのことか探したいですね」


「それもそうだし、見たことない植物も探したい」


「「「「「行こう！」」」」」


シュウに一言伝えてから山道を歩く。


あ、これ

鑑定

ハツタケ
炊き込みご飯や煮物和食全般に
美味しい


「これ美味しいやつ！！沢山採ろう！！」


「「「「おう！！」」」」

ハツタケを沢山取りみんなマジックバックにしまう。

ん？


「あれってラビットカルーじゃないかしら？」


「肉！！！！」


「お肉もそうだけど……あの毛が欲しいわ」


ラビットカルーは魔獣だけど
比較的に攻撃力は弱い。
お肉は柔らかくジュウシーで
ふわふわな毛はファーになる。


「しかもあのラビットカルー毛がピンクね……絶対欲しい！！」

ラビットカルーはそれぞれが毛の色が違うのも特徴のひとつ。


「スリーピングウォール」


「エアーードライニング」


「おおおお、ティアさすが」


眠らせてから窒息させただけ。
コレで。無傷でゲット！！！
ティアナは空間にしまう。

「私、もっとラビットカルーを捕まえるわ！！みんなも好きなことして！」

「私もラビットカルーする！」


「じゃ、俺はきのこ！さっきのやつ探すわ」


「私もラビットカルーの毛が！！」

うん、パンくんは可愛い物すきだからファー素材はほしいよね。

サイフォンはイオときのこを採ってる。


それぞれ夢中になりあっという間にテントに戻る時間。シュウと約束したのよね……。


「私は15匹ゲット」
ティア

「私は5匹！！」
カリン


「私は6匹」


ご満悦のティアナ、カリン、パン！


「俺達も沢山きのこ採れたぞ」


「鑑定魔導具が便利すぎますね」ニコッ


私が前に作った簡単な鑑定魔法を取り込んだ魔導具！

「さ、みんなホクホクだし帰ろう！！時間ないから転移するね」


「「「「はーい」」」」

パッ


「お、戻ったか」


「ラビットカルーを沢山取ってきた」


「ラビットカルー！？あの肉上手いんだよなぁ」


「今日ラビットカルーのカレーにするからシュウも来るでしょ？てゆうかシュウはイオ達のテントよね？」


「ああ、もちろん」


「なら、夕飯はラビットカルーのカレー！」


「めちゃくちゃ楽しみだな！！」


さ、毛を傷つけないように解体しないとね。