転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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落とし物には福がある?

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ひゅぅぅぅぅぅ

「うわぁ~落ちる!!!!!!」


ボヨンボヨン ボヨンボヨン

「あ、あれ?地面が……はねる」


「コホン 地面を魔法で柔らかくしました。質問を宜しいですか?」


「あ、はい。どうぞ」


「貴方はなぜあそこから落ちてきたのです?しかも人の敷地に…」


「それはその……笑わないで聞いてくれます?」

この方何歳なのかしら?


「ええ、お聞きします」


「その……転移魔法を使いたくて…なんとか呪文を入手して唱えたらなぜかここの…領地の空の上に転移したのです」


「それは……災難としか言えませんね。というか普通至近距離からの練習でしょ…。無謀というか」


「ぐっ……すみません」シュン



「貴方何歳ですの?」


「あ、はい!!名前も言わずに失礼致しました!!エリオット.コーザスと申します。18です!!一応……ストーン国の王宮魔術師です」


あらまぁ!?うちの国の王宮魔術師なの?


「ならお母様と面識あるのね」


「え!?ここはどこですか!?」

キョロキョロと辺をみまわす



「落ち着いて……私はティアナ.ロゼ.ローゼリア。ここはストーン国の筆頭公爵家の敷地よ」


「ひいぃぃ………それじゃマリーナ様が……ヤバイコロされる」


まぁ!?物騒ね……しかしこの魔術師さん。とてもその……可愛らしいわね。目はぱっちり二重にエメラルドブルーのような瞳に、髪はさらさらの赤色。

「貴方コーザス家の嫡男なの?」

コーザス家といったらこの国の
侯爵家で確かお父様の側近の一人にいたわよね?


「いえ…私は次男なので。父はルイ殿下の側近です。兄は近衛騎士として働いております」

なんか…家族でバラバラな職業なのね。珍しいわ


それにしても……可愛らしい顔ね~
じぃぃぃと見ていると…エリオットが顔を赤らめる。なんか私より乙女ぽいのよね~ふーむ。


「エリオットは男なの?」


「なっ!?男ですよ!!ほら!!」

ガバっと服をあけると……あらほんと胸がないわね。


バシッ!!

「いったあぁぁぁ」

頭を押えるエリオット


「お前は……自国の姫に何を晒しているんだ!!!」


「あ!?魔術師長!!なぜここに?」


「お前の魔力を辿ってきたんだ。マリーナ様に言われて……まったく困ったやつだ!!」


「すみません……魔術師長」シュン


「姫様……お初にお目にかかります…魔術師長のルーカス.サニーデルと申します」


どうやらエリオットを探しにきてくれたようねって……なんとまぁ
超美形きたわね。

黒髪サラサラロングにシトリン色の瞳、身長は195くらいかしら?
わぁ~声もいい……


「あの…魔術師長はその決まった方はいるのですか?」


「え!?その…お恥ずかしい話ですがその…いません」

え!?そんなに……イケメンなのに

今度はルーカスがじぃぃぃとティアナを見つめる。


「あの……会って突然で……申し訳ないのですが」


「魔術師長???」

エリオットが不信な顔で魔術師長を見ている。


「その…ティアナ姫に年甲斐もなく一目惚れをしたようで…」


「まぁ!?それは…嬉しいです…」


「「え!?」」

二人共あんぐりと口をあけている


「ルーカス様は何歳ですの?」


「25になります」


「では、私の婚約者になってくださる?」ニコッ


「は、はい!!!」

やったぁー導き最高!!!!!


じぃぃぃと見つめてくるエリオット


「エリオット……何?」

あ、つい呼びすてにしちゃった…


「俺も………俺も婚約者にしてください!!!俺のほうが先に姫に一目惚れしたのに後出しズルいです!!!」


まぁ!?この……可愛い子も!?


「ふふ、エリオットも宜しくね」


「やったぁー」

ぴょんぴょん跳ねて喜んでいるエリオット。

「お前は……姫より年上なのに。少しは落ち着け!!!!」


「嬉しい時は喜ぶのが一番なんですよ!!」



パタパタ パタパタ


「ティア~大丈夫!?」

あ!?カリン!!!ごめん…すっかり忘れてた。

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