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穢れ
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甘い物~甘い物!!!
テントを一つだけ出して、テーブルの上にマドレーヌやフィナンシェ、マカロンを置いた。それと
甘めなカフェオレ!!
「ん~やっぱり疲れた時は甘い物が一番!!血糖値よね!!」
「ティアがまた難しい事言ってる~」
「聞き流していいよ~」
「クスクス ティアとカリンの会話は面白いよな~」
リンサー
「本当本当」
スオウ
「「え!?」」
どこか面白いところあった!?
「なんていうかさ、こう二人の自然な空気感の受け答えがいいんだよな」
イオ
「独特な雰囲気ある」
ミオル
「まさに親友といった感じですよね」
セド
なぜか婚約者一同がうんうんと納得顔だ……。
「まぁ……親友だもんね」
「うん、親友だからね」
「さ、糖分とったし進むか?」
「はぁーい」
「ほーい」
「ほーいって……本当カリンは」
「いいの!!今は森だから!!パン君うるさいよ!」
「!?」
珍しくカリンがパン君に言い返してる……苦笑
「いこっティア」
「うん!!」
もちろん先頭はシュウとカルロ、左右はスオウ、セド。後ろはイオ、パン、リンサー、カイル
その真ん中にミオル、カリン、ティアナといるのである。ミオルは魔法が凄いのよ!ティアナとカリンの側にいて結界魔法を度々かけてくれているのはミオルである。
シュウより魔力量が多いみたいなんだよね。さすが王族よね~!
ん?エヴァンは?って!エヴァンは空の上を飛行しながら守りをしてくれているの。たまに上空からも魔獣が来るのよ!!!でも実は私も天使のネックレスで……空が飛びたくてウズウズしているのだけどね……。だって飛んでいる方が足が疲れないんだもーん!!!
11歳で弱音もはかず良く毎日これだけ歩けていると思うよ、ほんと!!!
「ね、シュウ」
「ん?どうした?」
「ちょっとだけ空から見てきていい?戻ってくるから」
「ああ、エヴァンいるしいいぞ」
「はーい」
ネックレスに魔力を流すと背中にいつもの羽が生えてパタパタと
エヴァンの方に飛んでいく。
「いいな~ティア」
「羨ましいですね……」
パン
「俺も飛んでみたいわ」
イオ
「さっ、進むぞ」
「エヴァン~」
「ティアナ!?なぜ空に来たのですか!?」
「えーー空から見たかったし、足が疲れたんだもん」
「まったく……貴女は困った人ですね。穢れを祓えるのは貴女だけなのですよ」
はあぁと深いため息をつくエヴァン。
「分かってる!!すぐ戻るよ!ちょっと気分転換」
「ハイ……そうですね。ああ、ちょうど良かった。あそこが黒くなっているのが分かりますか?」
ん??
エヴァンの指差す方を見つめると
確かに黒く濁ったように見える
「ええ、見える」
「あそこが瘴気が出ている所です」
!?
あの黒く濁った空気の所が!?
「なので……もうそろそろ穢れた魔獣が多く出てくる筈ですよ。その時にティアナがいなければどうなるでしょうか?」ニコッ
穢れを持った魔獣はいつもの強さよりも格段と強く倒しづらい。
「あーー、ごめん。戻るね」
「ええ、貴女なら理解出来ると思ってましたので」ニコッ
「ふ~ん、またね」
めんどいから皆のところまでこのまま転移しよっと。
パッ
ガルルゥ ガルルゥ
わっ!?魔獣!?うわっ……真っ黒めちゃくちゃ穢れているわね。
「ティアナ!?」
「ティア~シュウが怪我をしたの……」グスグス
!?
「俺の事はいい、こんなのポーションで治る。それより穢れを宜しく」
「ええ、分かった。エンジェルヒーリング」
ぱあぁぁぁぁぁ
ガサガサ ガサガサ
うん…元に戻って逃げていった。
「シュウごめんね」
「ん?なんで謝る?許可したの俺だぞ」
でも……
「腕を怪我したの?見せて」
「あ、おい」
え!?黒い………これって穢れ???
「エンジェルヒーリング」
ぱあぁぁぁぁぁ
やっぱり、穢れを持った魔獣に怪我をさせられると穢れもついてしまうのね。
「うぉ!?穢れも傷も両方治った!!!!すげー!ありがとうティアナ」
エンジェルヒーリングは癒やしの魔法だものね。
「ううん、ここから先は瘴気が凄いから穢れを持った魔獣が沢山出てくるみたい。みんな気をつけて!」
一同深く頷き慎重にすすむ。
テントを一つだけ出して、テーブルの上にマドレーヌやフィナンシェ、マカロンを置いた。それと
甘めなカフェオレ!!
「ん~やっぱり疲れた時は甘い物が一番!!血糖値よね!!」
「ティアがまた難しい事言ってる~」
「聞き流していいよ~」
「クスクス ティアとカリンの会話は面白いよな~」
リンサー
「本当本当」
スオウ
「「え!?」」
どこか面白いところあった!?
「なんていうかさ、こう二人の自然な空気感の受け答えがいいんだよな」
イオ
「独特な雰囲気ある」
ミオル
「まさに親友といった感じですよね」
セド
なぜか婚約者一同がうんうんと納得顔だ……。
「まぁ……親友だもんね」
「うん、親友だからね」
「さ、糖分とったし進むか?」
「はぁーい」
「ほーい」
「ほーいって……本当カリンは」
「いいの!!今は森だから!!パン君うるさいよ!」
「!?」
珍しくカリンがパン君に言い返してる……苦笑
「いこっティア」
「うん!!」
もちろん先頭はシュウとカルロ、左右はスオウ、セド。後ろはイオ、パン、リンサー、カイル
その真ん中にミオル、カリン、ティアナといるのである。ミオルは魔法が凄いのよ!ティアナとカリンの側にいて結界魔法を度々かけてくれているのはミオルである。
シュウより魔力量が多いみたいなんだよね。さすが王族よね~!
ん?エヴァンは?って!エヴァンは空の上を飛行しながら守りをしてくれているの。たまに上空からも魔獣が来るのよ!!!でも実は私も天使のネックレスで……空が飛びたくてウズウズしているのだけどね……。だって飛んでいる方が足が疲れないんだもーん!!!
11歳で弱音もはかず良く毎日これだけ歩けていると思うよ、ほんと!!!
「ね、シュウ」
「ん?どうした?」
「ちょっとだけ空から見てきていい?戻ってくるから」
「ああ、エヴァンいるしいいぞ」
「はーい」
ネックレスに魔力を流すと背中にいつもの羽が生えてパタパタと
エヴァンの方に飛んでいく。
「いいな~ティア」
「羨ましいですね……」
パン
「俺も飛んでみたいわ」
イオ
「さっ、進むぞ」
「エヴァン~」
「ティアナ!?なぜ空に来たのですか!?」
「えーー空から見たかったし、足が疲れたんだもん」
「まったく……貴女は困った人ですね。穢れを祓えるのは貴女だけなのですよ」
はあぁと深いため息をつくエヴァン。
「分かってる!!すぐ戻るよ!ちょっと気分転換」
「ハイ……そうですね。ああ、ちょうど良かった。あそこが黒くなっているのが分かりますか?」
ん??
エヴァンの指差す方を見つめると
確かに黒く濁ったように見える
「ええ、見える」
「あそこが瘴気が出ている所です」
!?
あの黒く濁った空気の所が!?
「なので……もうそろそろ穢れた魔獣が多く出てくる筈ですよ。その時にティアナがいなければどうなるでしょうか?」ニコッ
穢れを持った魔獣はいつもの強さよりも格段と強く倒しづらい。
「あーー、ごめん。戻るね」
「ええ、貴女なら理解出来ると思ってましたので」ニコッ
「ふ~ん、またね」
めんどいから皆のところまでこのまま転移しよっと。
パッ
ガルルゥ ガルルゥ
わっ!?魔獣!?うわっ……真っ黒めちゃくちゃ穢れているわね。
「ティアナ!?」
「ティア~シュウが怪我をしたの……」グスグス
!?
「俺の事はいい、こんなのポーションで治る。それより穢れを宜しく」
「ええ、分かった。エンジェルヒーリング」
ぱあぁぁぁぁぁ
ガサガサ ガサガサ
うん…元に戻って逃げていった。
「シュウごめんね」
「ん?なんで謝る?許可したの俺だぞ」
でも……
「腕を怪我したの?見せて」
「あ、おい」
え!?黒い………これって穢れ???
「エンジェルヒーリング」
ぱあぁぁぁぁぁ
やっぱり、穢れを持った魔獣に怪我をさせられると穢れもついてしまうのね。
「うぉ!?穢れも傷も両方治った!!!!すげー!ありがとうティアナ」
エンジェルヒーリングは癒やしの魔法だものね。
「ううん、ここから先は瘴気が凄いから穢れを持った魔獣が沢山出てくるみたい。みんな気をつけて!」
一同深く頷き慎重にすすむ。
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