転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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クルッポー

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「くーるくるくるくるっぽ~」


「ちょ、ティア!!俺は鳩じゃないから!!!!!」


「ブハッ、ティアちょっとやめて……お腹が苦しいから…」
クスクス クスクス


「ちょっと!!そこの女子も笑いすぎじゃないか!!」

ぷぅ~とほっぺたを膨らますクル


「クスクス ごめんなさい…クスクス…私の事はカリンと呼んでね。ティアと親友なの」ニコッ


「カリンね、分かった」


「クルッポーは仕事終わったの?」


「クルッポーじゃ……もうクルッポーでもなんでもいっか。とりあえず終わった、1時間休憩したら夜の仕込みだな」


「侯爵家なのになんで厨房なの??」


「ん?ああ、これはバイト!俺本業は魔術師だから」

ん?この世界にバイトなんてあった??


「魔術師??というかこの世界バイトなんてあるの??」


「あーーそれがさ俺の幼なじみのやつがここの厨房で働いているんだけど風邪ひいたらしく代理で来てやってるんだ」


なるほど~


「なら、その方が治ったらもう来ないのね」


「魔術師だからな」苦笑


「魔術師か、王宮の?」


「ん、一応下っ端だけどそう」


「ならお母様とも面識あるのね」



「は??ローゼリア魔法師だろ!?筆頭魔術師様なんだから俺なんて面識ある訳ないだろ!!」


「ふ~ん。そういう物なのね」


「ああ……」ガックリ肩を落とす
クルッポー……じゃなくてクル。


「クスクス ティアナは世間知らずだからな…まぁカリンもだけど」


「は?そんな事ないわよ!!」


「そうよ!!!」

シュウのさり気なくツンツンと突っつくイオとパン。


「シュウ……また余計発言すると」ヒソヒソ


「ええ、やめたほうが身のためかと……」ヒソヒソ


「そ、そうだった……」


「あ、もう授業はじまるわね」


「あ!!本当!行こティア」


「うん!クルまたね!」

パタパタパタパタとカリンとティアナは教室に向かった。


「さっきのアレはセーフだと思うか?」


「セーフだな」


「セーフですね…ヒヤヒヤしましたよ」


「クスクス 咲良は怒ると怖いもんな。しかも長引くし」


「そ、そうなんだよ!!」


「根本的な性格は変わらないんだな~って皆は行かなくて大丈夫なの?授業でしょ??」

クルに言われて授業だと思い出して焦って移動するイツメン達
シュウ先生なのに……しっかり!!!

皆を見送ってからクルは厨房に向かう。夕食の仕込みがあるからだ。

「なんか楽しくなりそうだな」
クスクス


「お、クルード。お前はまたデザートを頼む」


「はーい」



その頃ティアナ達はというと


「カリン、次の授業は魔法占い学?」


「そうそう、初めてよね!!後期からスタートの授業みたい」

魔法占い学か~占いって昔から好きだったな~。

ガラガラ ガラガラ


「皆さん、魔法占い学の担当のアタール.ルターと申します。では早速初めていきますね」


授業は平和に進んでいき、最後はそれぞれ丸い水晶に魔力を流して除きみるといったことだった。へぇ~水晶に何か映るの?

魔力を流して除いてみると………
ん???あのイケメンに囲まれてウェディングドレスの綺麗な人だれかしら??いいな~ウェディングドレス!!女子の憧れよね。あ、消えちゃった………


「皆さん見えましたか?その水晶は適合すると少し先の未来が見えると言われています」


ざわざわとざわつく教室


「カリン見えた?」


「見えた見えた、ティアと牛串食べてた!!!」

牛串……苦笑。本当カリンは食いしん坊なんだから!!


「ティアは?」


「イケメンに囲まれてウェディングドレスの綺麗な人が見えた」


「それってティアなんじゃない?」クスクス


「え!!!!!」


「だって未来だし」苦笑


「じゃ、あのイケメン達は」


「今の婚約者メンバーじゃない?」


「そ、そうかも……」

そうか、あれは私なのかな。
なんかドキドキする!!!!


「俺はライオンに獣化してティア乗せてた」クスクス


「私はめちゃくちゃ大っきいクマのぬいぐるみを貰ってました~」


「パン君の願望」クスクス


「確かにそうだな」クスクス


「え!?未来ですよね!!」

めちゃくちゃ大っきいクマね~
クリスマスプレゼントにしようかしら!!ふふ
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