転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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え、これって

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カリンはマカロンクリームをデザートに選んで私はバスクチーズケーキを選んだ。良くコンビニで買ったなぁ~流行ったのよね。どの人が発案者なのかしら?キョロキョロ キョロキョロ厨房はもちろん男性しかいない。この世界女性はあまり働かないものね。うちのお母様は魔術師だけど……。じっとしているタイプではないよね。苦笑


「あの、何かご用意ですか?」


「あ、失礼致しました。こちらのメニューの発案者が気になりまして」ニコッ


「あーー!!スィーツ類ですね!!それはあの新入りになります!!おい!!クルナード!お前をご指名だ!!」


「は、はい!!」
バタバタ バタバタ


急いでかけてきたクルナードと呼ばれていた男はサラサラなイエローゴールドの髪の毛にペリドットカラーの瞳をしていた。


「あの、何か不手際がありましたか!?」


「あの、この…バスクチーズケーキは貴方が思い付いたのですか?」ニコッ


「あ、はい!そうです。貴女は??」

「ふふ、私はここの生徒で。んーティアナ商会と話した方が分かりやすいかしら??」


「ティアナ商会!!!!!ずっと貴女を探していたんです!!」

そうよね~あの店は前世の物が沢山あるもの。


「ふふ、そうでしょうね。んー中庭に行きましょうか」

「はい!!」

「私もいい?」


「カリンは知ってるし一緒にいても大丈夫よ」ニコッ


「うん!!」

カリンだけのつもりがなぜだか
イツメンもぞろぞろついてくる。
中庭のいつもの椅子に各々座ると話がスタートである。

「それでその……」


「貴方転生者でしょ?ちなみに私もよ」ニコッ


「はい……転生者で、って!やっぱり貴女もそうですか!!」


「ええ、ちなみに私の婚約者にも前世からの転生者が3人いるの」


「そ、そんなに!?」

「あ、違うわ、正確には四人かしら?一人は前世では飼い猫だったの」


「そ、そうなんですか……あの貴女はあの有名なローゼリア家の姫様ですよね?」

ニコッ
微笑みで返事をするティアナ


「貴方は?」

「あ、私はクルナード.ワグナーで一応侯爵家です…」

「そうなの」

「あの、前世の名前を聞いても?」


「前世は、七宮咲良というの」
ニコッ


「え!!!!!!七宮咲良!!咲良姉なの????」

え、なにそのリアクション。もしかして知り合いなの????
ん?姉??????


「俺だよ、俺!!!!七宮柊」


「え!!!!柊なの!!!」


「姉ちゃん」ポロポロ ポロポロ


まぁ!?どうみても柊のほうが
年上に見えるのに。


「貴方今何歳なの??」


「18だけど……」

「なんか…ずるいわね…」


「姉ちゃんちっさ!!」

「……………で。なんであんたは死んだのよ」


「それは……成人してさ、お酒飲んでみたいじゃん?」

「ん?飲んだことないけど」


「で、飲んだらさめちゃくちゃ酒に弱かったらしく冬に路上で寝ちゃって…そのまま帰らぬ人に」


「はあぁぁ?あり得ない」


「ですよね……はい…」

この男は前世は七宮柊ななみや
ひいと、という名前で私の父方の従兄だった人間だ。私より1つ下だったはず。

「なんで私のほうが先に死んでるのにあんたが年上なのよ……なんか納得いかない……」


「まぁ、いいじゃん!!どうせ年はいやでもとるんだからさ…」


「今はクルナードなのね。クルって呼ぶわ」

相変わらずボジティブ思考なのね。羨ましい


「姉ちゃんは、公爵家だもんな~ティアナお嬢様でいっか」


「きもい……ティアナかティアで」


「きもいってひどいぞ!!もぉ!!」


「ティア、前世の知り合いなの?」


「そうそう、従兄弟だった人間よ」


「それはまた…ずいぶん身近な人間だな…」

「ですね……導きですか?」


「可能性あるよな??」

ん?イツメンメンバーがなにやら話しだした。え…導きなの??うっそぉ~


「ちょっと…クル。私を見てなんか思ったりする?」


「ん?そりゃ前世からの初恋相手だし好きだけど」ケロッ


「はあぁぁぁ?何それ!!しらなわよ!!と言うか何をケロッと話してるのよ!!」


「え!?だってさ人間いつ死ぬか分かんないし言えるときに言わないとね」うんうんと頷くクル。


「導きだな。そもそも転生してるんだから導きだろ」


「ですよね」

「そう思うぞ」


導きかぁ……なるほど。でもまぁ
クルがいたらスィーツ食べ放題かも!!


「クル、婚約者になりたい?」

「え!!なりたい!!!」


「スィーツ食べ放題??」

「え!?ティアが食べたいなら毎日でも作るよ!!!」

やったぁー!!!

「なら婚約オッケー」


「やったぁー」


「スィーツで決めたな……」ボソ


「ですね……」


「胃袋は大切だな…」

こうしてまた新たに増えるのだった。
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