転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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秘境

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それぞれみんな準備万端になってからアクアを呼ぶ!

「アクア~」

パッ

「お、ティアナ起きたか。おはよう」

「おはよーアクア」

「秘境に行くことにしたのか?」

「うん!!!!」

「了解!!なら行くぞ~」

一同はい!!といい返事である。

パッ


「うわぁぁぁぁ、なにここ!!すごーーーい!!!!」

見渡すと限りの花畑に…
一面の空。ここって…………

「ここは山の山頂でな、かなり高い山だから普通の人間は登ってこれないんだ、だから貴重な花や植物も生きている」


「へぇ~凄いね!!」


「国は違うが、そこに咲いているのがグリーラスナの花だぞ?」

え!!!?

アクアが指さした所を見てみると……1つ周りの花とは違う形で存在感のある花が咲いている。


「グリーラスナは特別な花でな、摘んで欲しい相手が現れると咲くんだ、だからティアナ摘んでやってくれ」

!?

花なのに……意思があるのね。

アクアに促されてグリーラスナを摘んだ…けど…突然光りだしたんだけど…なに!?
パァァァパァァァと光り終えると花がブレスレットに変わった。

「それは、グリーラスナと愛し子であるティアナの力を強固してくれるアイテムだな。グリーラスナからの気の利いたプレゼントだろ」クスクス

なるほど……グリーラスナ様からの贈り物なのね。
ありがとうございます!!!

すごい空気が澄んでいる気がする~気持ちいい場所ね!


「ティア~こっちに来て~!!子猫がいるの!!」

え!?こんな…人間も登れないような山に????
どうやって??

カリンの呼ぶ方に行くと…
本当…子猫が二匹いるわね。


「なんで…こんな山頂に子猫がいるの???」

「分からないね……」

どう考えても不自然よね……


「グリーラスナ様!!」

パッ


「おお、ティアナ!おや?この子猫達は我の眷属に生まれたのか」

え!?グリーラスナ様の眷属なの!?
よく見ると二匹とも綺麗なグリーンの瞳をしているわね。

「グリー様にゃん!!」

「グリーしゃまにゃーん」

二匹ともグリーラスナの方にすり寄って行った。


「ティアナ、眷属が生まれたことを教えてくれてありがとう!!この二匹は我が世話をする」


「ふふ、はい」ニコッ


「猫ちゃん、またね」

カリンが寂しそうね……


「またにゃん、愛し子の親友」

「またにゃーしんゆー」


「では、ティアナ、カリンまたな」

「「またにゃー」」

パッ


「あ~あ行っちゃった…」

「あ!?ブレスレットのお礼を言うの忘れた!!!」


「大丈夫でしょ!!多分眷属にゃんこに夢中よ」

「そうね」クスクス

グリーラスナ様二匹の眷属にゃんこにメロメロだったわね。

猫好きだから猫に生まれたのかしら……

「ティアナー!!!!」


今度はなに………


男メンバーが呼ぶ方に向かうと

すっごく立派なリンゴの木…


「すっごく立派なリンゴの木ね」

「だろ?凄いよな~」

⟨あ、そうだ…言い忘れた、そのリンゴの木の苗木をあげるから持ち帰るといいぞ、あっこら!
そんな所で爪を研ぐな!!じゃぁな!⟩

プツ…


念話ね便利~!!

「グリーラスナ様がこのリンゴの木の苗木をあげるから持ち帰るようにって」

「おお~じゃ今度からは朝採りのりんごが食べられるのか」

「いいですね!!」

「ティアが苗木を掘ったほうが良さそうだから皆離れよう」

苗木って…この小さな木ね。

「ねぇ、グリーラスナ様にあなたを持ち帰る許可をもらったのだけど、私と来てくれる?」

りんごの苗木がパァァァと光った。

「ふふ、ありがとう。なら掘るわね」

丁寧に根を傷つけないように
魔法で慎重に掘り起こした。

「自宅に戻るまで空間にあなたをいれておくわね」

また光った。

そっと空間にリンゴの木をしまうと皆がまた…ボー然としている。

「ちょっと…皆どうしたの?」

「いや…リンゴの木と会話するって凄いなと思ってな…」

「なかなかというか…ティアくらいでしょうね」苦笑

「だな…」

「ですね~」

「さすがお嬢様」

「え…だって精霊って植物にも宿るから…普通じゃない?」


「うん!!普通だよね」


「だよね、カリン」

「うんうん」


皆で花畑でゆったりとした時間を過ごして持参したおにぎりを
ピクニックしながら食べてテントに帰宅!!!

「楽しかったね~」

「凄く綺麗な所だったよね」

「所で、私今からマカロンタワー作るけど!!!食べる?」

キラキラ目を輝かせるティアナ


「食べる!!!!!私も積むわ!!!」

お互い手をクリーンで綺麗にしてから一個ずつ丁寧に山になるように積んでいく。
もちろん色んな色になるように!!

「できたぁぁぁ」

「やったぁぁ!!」

色とりどりで可愛い~!!!


「珈琲と紅茶どっちにする!」

「珈琲がいい!」

「なら私も珈琲にする」

ティアナが珈琲を入れて準備万端!!

「さっ!食べよっ」

「おー!!」

パクッ

「ん~美味しい~さくさくぅ」

「美味しい~このベリーのマカロンが最高」

1つ食べると……止まらない


ガチャ

「なぁって!?なんだその山のマカロン!!」

「シュウ、マカロンの山ってなんです?」

パン君がヒョイッとシュウの横から覗き込む。

「皆も食べる?」

「「食べる!!!」」

「可愛いですね~マカロン、しかも美味しい~」

ふふ、パン君幸せそうね……


あとのイオもミオルはゲームしているらしい…。

「あ~もう無理…お腹いっぱいだわぁ」

「私も~」

「私はまだいけますね!!」

「俺もまだ入るわ」

結局…半分残って後はまた空間にしまいました!


「まだ…お腹苦しい…」

「私も……」

あ~夕食どうしようかな~!


「夕食何がいい?」

「お肉!!!!」

みんなお肉すきよね~


よし!あれにしよう!
キャベツを茹でて、
ひき肉にしたお肉をキャベツで
包んでパスタで刺して崩れ防止してと。

コンソメで煮る!!!
そう!!ロールキャベツですッ!

あとは、スパゲッティーサラダと卵とほうれん草のスープ!

完璧ね!!!

まだお腹空いてないから置いていこう。


ご飯を作り終わってカリンとゴロゴロしているといつの間にか…昼寝をしていた。

ん~よく寝た!!

何時??

4時か~カリンも寝てるしゴロゴロしてよっ。

空間から魔導書を取り出して
ゆったりベットで読む。
明日は帰国か~!!
もう少しお土産買わなきゃ!!

「ん~ティアおはよぉ」

「ふふ、カリンおはよ~」


「明日さ、帰国だけど帰る前にもう少しお土産買いたいなぁ~と思って」


「私ももう少し買いたい!!」


「じゃ、明日買いに行こう!!」


トントン

「「はーい」」


ガチャ

「ティアナ、夕食を…いい匂いがして耐えられず…」


「あーもう出来てるから食べようか!」

「おう!!」

「確かにお腹空いてきたね」


「今日は、ロールキャベツと
スパゲッティーサラダと卵スープよ!」


一同歓声があがる!


「召し上がれ~」

「んーーー何これ!!!めちゃくちゃ好き!!!」

「コンソメがいい味出してますね~」

「美味しいな」

「美味しいです、お嬢様!!」


「ふふ、良かったわ」ニコッ

美味しい~やっぱりコンソメは美味しいよね!!
この世界にコンソメがあって
本当良かった………。
コンソメって…作るのがめちゃくちゃ面倒くさいのよ…。
色んな野菜とかと煮込むんだけども……。
極めつけはデザート!!!!

「デザートは皆でケーキ食べよっ」

「食べよー!!!!」


「お前らは…本当に甘いの好きだよな……俺はエールのほうがいい…」

えーーシュウたべないの!?
付き合い悪いな~

「私は食べます!!!」

結局、ティアナ、カリン、パン
ミオルの四人でケーキの食べ比べを楽しんだ!!!
やっぱりここのケーキは絶品!
絶対明日買うわ!!!

シュウとイオとサイフォンは
エール中!

大人になるとスィーツよりも
エールになるの????

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