転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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パン君

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「りんちゃんおやすみ」

「ピヨピヨ」


翌朝
起きて、りんちゃんのケージを
クリーン魔法してご飯をあげて
から、自分の身支度を整え朝食も終えた。


「ティア!!!ペットショップ行けますか!!!!」


「クスクス うん、もう準備オッケーよ」

「カリンはペットショップ行くけどどうする?」

「んーーー、自分の世話もままならないからやめとく…」苦笑


「そっか」
カリンって結構自分の事を理解しているのよね。

「それに、メダカをその内飼いたいなぁって」


「なるほど、じゃちょっとパン君とペットショップ行ってくるね」

「はーい、行ってらっしゃい」


「あ!!!ちょっと待った!!」

ん??

「スオウもペットショップ行くの?」

「行く!!!!俺も亀飼いたい!!!めちゃくちゃ可愛い……」

なるほど……亀さんね
セドとイオの亀に刺激されたのかしら…苦笑


「さ、今度こそ…」

バタバタ バタバタ

「俺達も行く!!!!!」

ん?ラサムとダリア?

「あら、二人はお仕事お休みなの?」

「「はい!!!」」


「なら皆で行くわよ…」

「「「「「はい」」」」」

もちろん護衛はサイフォンである。

パッ


「さ、入ろう」


「「「「おー」」」」

スオウは亀コーナーに一直線…

ラサムとダリアはおのおの見たい動物を見ている。

「なぁ、ティアナ」

「ん?」

「この…ヒョウモンリクガメが気になる……可愛い」

「そうね、甲羅が素敵ね」

「俺この子にする!!!」

「ふふ、いい子に会えて良かったわね」

「おう!!」

パン君はどうするのかしら?
ちらっと見ると…

「可愛い…」
パン君が見つめているのは
ハムスターだった。

「パン君ハムスターにするの?」

「迷っていて……リスも気になるし……」

「ゆっくり考えて」ニコッ

「はい!!」


しばらく考えて、パン君はリスにしていた。
私とサイフォンと同じね!
名前は、男の子でルンだった。

さてと、ラサムとダリアは…

うさぎね~

「ティア!見てみて!!このたれ耳のうさぎ!!めちゃくちゃ可愛い!!!!」

「あら、本当ね」

「この子と兄弟みたいだから
俺とラサムで一匹ずつ飼うことにしたよ」

「ふふ、ダリアもうさぎなのね」

「名前はどうするの?」

「うさ太」

「うさむ」

「なかなか可愛い名前ね……」

うさぴょん…うさぽん…

うさ太 うさむ………

皆それぞなかなかのネーミングセンスよね。

「俺は、カメ五郎にした」

なぜ…五郎………

よく分からないから深く追求するのはやめておこう…。

それぞれ手続きと飼育セットも
購入した。

「ペットと帰るから馬車にするわよ」

「「「「はい」」」」


馬車で屋敷に到着


「パン君、私とサイフォンも
リスだし落ちついたら一緒に遊びましょ」

「はい!!!是非」

「楽しみですね」


「ティアナ今日はありがとう!!カメ五郎を早く部屋に連れてセットしたいから急ぐ!」

「ええ、どう致しまして。急いで落とさないようにね」

「おう!!」

「なぁ…なんでカメ五郎なんだ?」

「さぁ?」苦笑

「スオウってなかなか面白いよな…」苦笑

「実は天然だよね」

「そう思いますね」

「まぁ、皆がそう言うならそうなのねきっと。さ、私はりんちゃんの所に帰るわね」苦笑

「おーありがとう」

「ありがとう」

パッ
移動がめんどくさいので転移で!

「りんちゃんただいま」

「きゅっきゅっ」

仁王立ちしてケージの扉の前で出迎えてくれた。

「ひまわりの種たべる?どうぞ」ニコッ

手から種を受け取り小さなお手で種をもって器量に食べていく。

「可愛いね~りんちゃんは」

首をコテンと曲げる仕草もなにもかもが可愛い~!!

さてと、今日は何をするかな

りんちゃんはまだ慣れる期間だからビアンカが気にかけてくれるみたいだし。
実はビアンカがかなり可愛がっている。


トントン

「ティア~起きてる?」

「カリン~入ってきて」


ガチャ

「おはよ~ティア」

「おはようカリン」

「うわぁ、この子がリスちゃん?」

「ふふ、そうよ!りんちゃんというの」

カリンの顔が緩んでるわね
ふふ


「りんちゃん、私カリンというの!宜しくね」


「きゅぅ きゅぅ」

りんちゃんもよろしくと言ってるようね ふふ


「カリン、今日何する?」


「んーーティアの提案はある?」


「リンサーとカルロの騎士団見学とかどう?」


「それいい!!!!!」

「ふふふふ、でっしょ!!!二人からはいつでも見学していいと言われているの」ニヤリ


「色んな獣人さんがいるでしょうね!!!」

「そうなのよ!!!」

「じゃ、行こう!!!」

「お!!!」

「おっと…その前にお父様に
許可を取ってこよう!」

転移でお父様に許可も得たし!

サイフォンのらんちゃんも
私のりんちゃんのケージの隣に
お留守番!
ビアンカがこまめに見てくれるとこのこと。
ビアンカありがとう!!


「行きますよ~」

「「はい!」」

パッ


ざわざわ ざわざわ


「おい…あれ誰だ?」

「女の子達と……騎手だよな…」


騎士団の訓練所ね、ここ。


「カルロ~リンサー!!!」


「「!?」」

二人がダッシュで駆けてくる!


「ティアナ!!!見学か?」

「見学ですか!?」


「ふふ、そう!もふもふパラダイス!!」

「クスクス ならこっちの椅子に座って見てて下さい」ニコッ

「危ないですからね、座って見てて下さいね」ニコッ

ふぉぉぉ……騎手服のカルロとリンサーかっこいい~!



「団長、副隊長、そちらの麗しいレディ達はだれです?」

まわりに…獣人さんの騎士たちがわさわさ集まってきた。

ふおぉぉぉ…もふもふ~!!!


「こちらのレディは、ライオネル殿下と私達二人の番の姫君です、隣は姫君の親友です」


「殿下と団長達の番!!!!!」


みんな一目見たくてすごい
騒ぎである…。

ん?あそこで一人だけ剣をふって鍛錬している人がいる…

なんか気になるなぁ~。

人混みをふらぁっと抜けてそこに自然と向かう。


「ティアナ!!どこ行くんだ!おい!」


「ティアナ!!!危ないですよ!!」


ざわざわ ざわざわ


「カルロ、リンサーどうやらあそこの剣をふって鍛錬している人が気になるみたいだよ」


「「!?」」


「導きなのかな~二人とも行ったほうがいいよ?」


「カ、カリンちょっと行ってくる」

「ここで待っていて下さいね!」

「うん、行ってらっしゃい」

ひらひらと手をふるカリン。
もう慣れたもんである。



「とても綺麗な銀の耳ね」ニコッ

「ん?お前はダレだ?」


「私?私はティアナ」ニコッ


「ティアナ、ここにいたら危ないぞ」

「大丈夫よ、護衛もカルロとリンサーもいるし」


「団長と副隊長の知り合いか」


「そんなところね」ニコッ

「俺の事怖くないのか?」

恐る恐る聞く……


「え!?なんで怖いの?こんなに綺麗な銀の尻尾なのに~」
つい触ってしまう…
もふもふね~


「お、お前!!!尻尾は触ったら駄目だろ…まぁ鍛錬しているから平気だが…」クスクス


「だってもふもふしてるから触りたいんだもん」

剣をしまいひょいっとティアナを抱っこする。

「あ、いい匂いする」クンクン

「え……!?」
銀の騎士も抱っこしながら
ティアナの首筋の匂いを嗅ぐ。

「お前……俺の番か」

「そうみたいだね」ニコッ

抱っこしながらギュッと抱きしめられる

「ねぇ、貴方名前は?」

「俺は、カイルネル.アニーマル」

「ん?アニーマル?ライオネルの親戚?」

「ライオネルは俺の甥だな」


「甥!?」


「ああ、俺はこの国の国王の弟で宰相をしていてな」クスクス

「ふぉぉ、王弟で宰相って、私のお父様と同じなのね」ニコッ

「ほぉ~お前の国はどこだ?」

「ストーン国よ」


「ストーン国…王弟の娘って、お前!ライオネルの番で婚約者か!」

「そうだけど、そこのカルロとリンサーもそう」


「なるほど…状況はなんとなく理解できた」クスクス


「婚約者沢山いるけど…宜しくね」ニコッ


「ああ、番にようやく出会えて幸せだ。未来の奥様よろしくな」

チュッと唇にキス


「ふぉぉ、久しぶりのキス」

「ん?そうなのか…まぁお前何歳なんだ…」

どうみても…ちっこいな…


「お前じゃないもん!ティアナよ!!ちなみに11歳のレディよ」


「11歳か…先が長いな…」苦笑


バタバタ バタバタ


「カイルネル殿下!」

「そこの姫君は…ライオネル殿下と私達の番で…何か失礼を」


「まぁ、まて!ティアナは俺の番でもある」ニコッ


「うん、そうみたいなの。ネッカイル」

「だな、ティア」ニコッ


「な……俺らよりなんか…仲良くなってる…」


「なんでしょう…同じ番なのに…この敗北感は…」

ガックリ肩を落とす二人であった…。


その頃…カリンは…



「カリンさんは、番とか婚約者とかいるのですか!!」

若い騎士達に囲まれていた…


「私、番とか婚約者とか必要ないの。勉強と友達で満足してるから」ニコッ

まわりの騎士達は…ガックリ肩を落とすのだった。

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