転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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ペット

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「ちょっと皆漕ぐの早くない?」

「え?そうか?」

「ティアナがゆっくりなんですよ」

「え!?」

イオとセドが途中で止まって待ってくれていた。

「というか、どこまでいくんだ?」

「あの池に行こうかなって」

「イオもメダカ飼うの?」

「いや……俺は見るのは好きなんだけど…生き物を飼うのはちょっと…」

「あーー、なるほど分かりました」

セドがなぜか頷いている。

「え?セド何が分かったの?」


「イオは生き物を亡くす事が嫌なんですね…昔何かあったのですか?」

!?


「昔……ハムスターを飼っていたんだ…3年で亡くなってしまって…まぁ寿命なんだけどそれがあまりにも悲しくてもうあんな辛い別れは嫌なんだよ」


「気持ちは良く分かりますね…」


「なるほど……なら亀さんはどう?」


「え…同じ生き物だろ?」


「んーまぁそうだけど亀さんはめちゃくちゃ長命だから長生きの子は50年~60年くらい生きるよ」


「え!?そうなの!!!それなら…流石に耐えられるかも…しれない…隣にティアもいるだろうし」

「ふふ、亀さん探してみる?」


「おう!!!」

実はメダカ飼いたかったのよね…きっと。


「池より街のペットショップに行かない?」


「だな!!!」


「俺達も見たいから行く!!」


「なら、マジックバックに自転車をしまってこのまま転移で行こう」

「「「「「おう」」」」」

いそいそとリュックに自転車を
しまい…。

「行くよ~」

パッ


「うん、ペットショップ到着」


ガラガラ


「いらっしゃいませ、お好きにご覧下さい」

へぇ~前世のペットショップと
ほぼ同じね~!

あ!あったあった、亀コーナ!

「イオ、亀さんいたよ!」


「お、ホントだな」


「なかなか可愛らしいですね」


「俺はちょっとうさぎ見てくるわ」

おや?シオンはうさぎ好きなの?

「シオン、俺も行く」

「おう、行こう」

レオルとシオンはうさぎコーナへ。

「イオ、飼うなら陸ガメがいいと思う」

「ふむふむ」


「この子可愛らしいですね、ヘルマンリクガメって書いてます」

あら…前世のヘルマンリクガメと同じなのかしら…不思議ね~世界が違うのに………。


「二匹いるね、セドとイオで一匹ずつ飼ったら友達になれるね」ポロッと呟くと……

「それいいですね!!!私も飼います!」

「俺も!!」

「お互い協力して情報共有して愛亀生活送ろう!!」

「ですね!!!!」

なんか…二人の世界ね……
楽しそう……

「私ちょっと……うさぎコーナ見てくるね」

「「はい!」」


店の奥の方に鳥とうさぎ、ハムスターの小動物コーナがあった。


「シオン~レオル」


「ティア、みてこの子めちゃくちゃ可愛いだろ!!」


「白とグレーで可愛いね」


「この子もたれ耳なんだよ!」

二人共うさぎを抱っこしていて…嬉しそう。

「もしかしてシオン前世でうさぎ飼ってたの?」


「おう!!!飼ってたぞ、オスで名前はうりちゃんだ!」

あの…イケメンがうさぎを飼っていて名前は…「うりちゃん」
だったのね…。ギャップが


「うさぎ買うの?」

「「買う!!!」」

「いいな~私ももう少し動物見ていく」

でも、学園始まったら小さい子がいいよね~。
うさぎは難しいなぁ……

ハムスターかなぁ~


ちらっと…見ていると……

うわぁ~可愛い……

小さなシマリスの子と目があった。

警戒もせずに寄ってきてくれた。

「この子が気になりますか?」


「あ、はい。可愛いなと思って」

「抱っこしてみます?」

「はい!!」


手に乗せてくれた。

うわぁ~ふわふわっ…

手にスリスリしてくれてる

「珍しい、貴女が好きな様ですね、この子は女の子ですよ」


「貴女、私の子になる?」

コクコクと頷いているような
仕草をしている。

「この子をお願いします」ニコッ


「はい、ケージや餌などご用意致しますか?」

「はい!!必要なもの全てお願いします!冬場に必要なヒーターなども」


「分かりました、それではこの子は一旦ケージに戻しますね」
ニコッ

「はい、お願いします」


「ティアナは、何か動物を買ったのですか?」


「あ、セドとイオ!うんシマリスちゃんの女の子と仲良しになったの!!」


「いいですね、是非私にもお世話させてください!!」


「ふふ、もちろん。セドとイオの亀さんとも仲良くなりたいわ」ニコッ


「名前がなかなか決まらなくて」


「俺も……亀にティアに関する名前をつけるのもなぁ…」


「ふふ直感よ!!」


「「直感ね~」」


「ちなみに私は契約獣だった皆は目の色の宝石の名前をつけたの!」


「「なるほど~」」


「んーー、俺はかめ吉にする」

「じゃぁ、私はかめ助で」


「ふふふふ、いいわね!!かめ吉、かめ助よろしくね」

「お客様、お待たせ致しました、こちらにご記入お願いします」

飼い主の住所、名前、
全て記入していく。

ペットの名前を書かなくちゃいけないのね…。

「んーー貴女はりんね」ニコッ

「なんで、りんなんだ?」

「凛とするでりんちゃん」ニコッ


それぞれペット名も記入して引き渡しを終えて店を後にした。


ちなみにシオンのうさぎは
オスだったらしく、うさぽん

レオルのうさぎの名前はメスで
うさぴょん

とっても可愛らしいうさぎさん達なの!!


「りんちゃん、大丈夫?」

コクコク頷いてひまわりの種を持って食べている。

可愛いなぁ~、癒やされる

それぞれペットがいるので
帰りは馬車で帰ることにした。



「ティアナのりんちゃん可愛らしいですね」ニコッ


「ふふ、でしょー女友達増えたよ」ふふ

「カリンがヤキモチ妬くんじゃないか?」苦笑


「流石にそれはないのでは?」


「セド、甘いなぁ~」クスクス


「そ、そうですかね…」

「カリンもペット欲しくなるんじゃない?」

「「「「ああ、それはあり得る」」」」


「でも、パンも飼いたいと言いそうだな」


「うん、それも分かる」

一同頷く


「うさぽんとうさぴょんに子ウサギが生まれたらまた可愛いだろうね~」

「「確かに!!!」」


「かめ吉とかめ介はオス同士なのでないですね」苦笑

「だな」苦笑


「そういえば、サイフォンは何も飼わなかったの?」

そっと覗いてみた………


「実は……その…この子を」


「シマリス!!」


「はい…お嬢様のりんちゃんを見ていたら隣のオスのシマリスが寂しそうにしていたので…」


「まあ!?りんちゃんが好きなのかしら」クスクス


「サイフォン名前は何にしたんだ?」


「らん君です…」テレッ


「りんちゃんとらん君……なかなかいい感じだな!!」


「はい、似た感じにしました」


「ふふ、よろしくね!らん君」


シマリス二匹とても可愛いわ

屋敷について、それぞれペット達を手に大事に抱えて部屋に向かう。

そこへ………


「ティア!?その手にいる子は!?」


「ふふふ、私の新しい家族のりんちゃんよ宜しくねパン君」


「ふわぁぁ、可愛いですね~」

「今日、明日はあまり慣れるまで触れないから週末くらいには触れるわよ」


「サイフォンも!?ですか」


「はい、うちのはらん君です」


「え!?イオとセドも!!!」


「俺達は亀達」ニヤッ


「レオルとシオンは…」
キョロキョロ

バタバタ バタバタ


「お、パン!見ろ!うさぎのうさぽんとうさぴょんだぞ宜しく~」


「うさぎ!!!!なんで誘ってくれなかったんですッ!!!」


「その…パン君もペット飼いたいの?」

「もちろんですよ!!!こんな…可愛いらしい…」


ちょっと……なんで目をうるうるさせているのよ……


「落ち着いて!!明日付き合うから!!ペットショップ!!」


「ほ、本当ですか!!!約束ですよ!!」


「ええ、約束よ…パン君そんなにペット欲しいなら…一人でも余裕でしょ?」苦笑


「いえ……私はその…黒豹で怯えられたらと思うとショックが計り知れないので…お願いします!!一緒に行ってください!!!!!」

どれだけ…熱望しているの。


「わ、分かったから…カリンの家庭教師お疲れ様」


「約束ですよ!!!」


「わ、分かったから…約束ね」


「やったぁぁ!!!」

パン君…スキップで部屋に戻って行ったわ。


「あいつ……可愛い物好きだいぶ拗らせているよな…」


「イオ………そうですね」


「「「本当」」」


「まっ、パン君の事を好きな可愛らしいペットと出会えるといいわね」


「「「「「本当」」」」」

カリンは勉強疲れで休み用カリンの部屋で寝ているそうだ…苦笑


「さ、部屋に行こうねりんちゃん」

「ピヨピヨ」

ふふ、可愛らしい相棒が出来たわね!

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