転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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響介の事情と思い出話し

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パッ

ポップコーン店到着~!!

「響介~頑張ってるかーい?」

「あ!!!ティア!というか皆!!!」


「お疲れ様~響介」


「かりん糖屋さんの方は大丈夫なんですか?」

「あっちは親に委託したから全然平気」

「響介の両親の領地が不作で、資金集めの為に両親に委託したのよね…偉い響介」

「んーまぁ?それもそうだけどさ、ティアがとうもろこし見つけてきたからさ…ポップコーン店したかったんだよね…」


「で、その後領地はどう?」

「かりん糖屋の収益の半分を回してだいぶ修復できてきたらしい。領の民たちもティアナからの援助で困ることなく生活出来てる…本当にありがとう」

「困ったときはお互い様でしょ?でも領地が元に戻ったらかりん糖屋はどうするの?」

「そこなんだよなぁ~でも、果物屋の様子を見てて、シトリンとスピネル達に任せてもいいかなって思ってて」

「確かにシトリン達は仕事を貰えたら嬉しいと思うけど」

「かなり接客も完璧だし、計算も早くて……なかなかこのくらいの店員はいないぞ…セドの教え方と…元々の神獣、聖獣だから…めちゃくちゃ頭がいいんだろうな…羨ましい」


へぇ!!!皆凄いじゃない!!
侮ったかも……ごめんね!!


「皆、良かったね」

「「「「「はい」」」」」


「かりん糖屋さんの事とか私はノータッチだし、シトリン達の意思と響介に任せるから。皆を宜しくね」

「おう」


「あ、それでさ限定フレーバー全種類ください!!」

「クスクス 了解」

リンゴ、レモン、イチゴ、
キャラメルをゲット!

お金をきちんと払い
ついでに…かりん糖屋さんで
響介と両親に挨拶をして
お礼を言われ、沢山かりん糖も買って皆と転移で帰宅~!!

響介って昔から親孝行なのよね…。
そういうところが前世と同じ

ただ……人を疑わないのよね。
全ていい人だと思ってる。
純粋培養というか……。
だからいつも蓮がお目付け役だったんだけど。

響介のお目付け役は……
鼻の効くスピネルに…側にいてもらおう。

もちろん、響介の両親はとてもいい人なんだけど……これまた…
響介と同じなのよね……。
前世の響介の両親もそう……。
だから…響介の両親の執事に
信頼のおける者を行かせたの………。
そしたら…内部の執事が…
やらかしていたのよ…。
主にお金をね。もちろんその
執事やらは即日解雇!!!!
使用人も執事も全て公爵家が
手配しました。
これで…一安心よ。
たまに…心配してくれてラミレスが様子を見てくれているみたいだし…。流石王家の影よね
とても心強い。
今後も見守って行かないとね…。響介と大切な人達だもの。

「んー美味しいこのかりん糖」

「私はポップコーン食べてる!イチゴ味美味しい」

「俺はダントツキャラメル」

「私はゴボウのかりん糖が好きですね」

「私は、さつまいものかりん糖が好きです」


「サイフォン!!それは芋けんぴと言うのよ!!!私も大好きなの!!」

「お嬢様と同じだなんて…嬉しいです!」

「サイフォン……お前って婚約者になっても健気だよな…」

「本当ですよね……」

「ほんとほんと…」

「なかなか…護衛口調が…抜けないんです…」
ガックリ肩を落とすサイフォン


「もういいんじゃない?それで」

「そ、そんなぁ…お嬢様…」

「流石に結婚して子供が生まれてもお嬢様だったら嫌だけど…」

「それは……そうですよね…」


「流石にそれはないだろー?」

「流石に…」

「でも…サイフォンなら有り得そうね…」
カリンの一言にシーンとする。


「まさか」苦笑

「まさかね~」

「流石にね…」

「頑張ります…俺」


「ね、飛ぶよ」

「「「「おー」」」」

パッ

「ただいま~皆お土産あるよ~」

「お帰り~」

「あ、シオン!ポップコーンとかりん糖あるよ」

「マジ!?食べる!」

「俺も食べたい」

「私も食べたいです」

シオン、レオル、セドの
3人

イツメン+3人で
久しぶりに東屋に


「ね~ここ久しぶり、レオルと初めて会ったのよね」

「懐かしいな……ここで一目惚れしたんだった…」

「ここで?そうなの?あんな一瞬で?」

「ああ…」

「へぇ~」

「俺はティアが家出してオーシャンの浜辺だったなぁ~」

「あの時は……その…」

「あの時は…心配で頭がおかしくなるかと思いました…やっと出会えた番なのに…」


「その節はご心配おかけしてごめんね」テヘッ


「その節というか、わりと頻繁に心配させられてるよな?」

「イオ…その通りですよ…ホントに」


「ああいう心配は慣れませんね……」


「いいなぁ~ティアは愛されてて…」ボソッ


「カリン!!!!ついに恋愛に興味が!?」


「いや…ない」クスクス


「そ、そうなんだ…」


「自由がいいもん、ふふ」


「カリンらしいですね…私は早く番に会いたいです…」


「パンくんの番どこにいるのかね~」


「案外ティアの子どもだったりしてな」クスクス

レオルのこの発言に一同なぜかシーーンと…。


「有り得そうでこわいですね…」


「セド…俺もそう思った…」


「そんな…どれだけ待てと言うんですかッ!」


私の子どもかぁ……


「私の子どもだとしたら、イオとの子どもなのか、セドとの子どもなのか…誰との子どもなのかね」クスクス


「ライオン獣人のハーフの女の子とか、めちゃくちゃ尻にひかれそうだな」アハハハ


「竜人の女の子もかなり気が強そうですね」クスクス


「でも、レオルとシオンだったら人間だし~ダリアだとパンダだから可愛いよ」


「!?パンダ希望します!!」


「クスクス まだ私の子どもだって決まったわけじゃないけど、可愛い物大好きなパンくんに合う相手だといいね」クスクス


「………はい」


「あ、もうゴボウかりん糖がない、ポップコーン食べよう」


「なぁ、そのポップコーンなんのフレーバー?」


「これ?実は…普通の塩…」ふふ


「塩食べたい!!!!!」

「シオンなら普通のフレーバーかなぁと思って買ってきた」
苦笑


「すっごく嬉しい!!サンキュー」

「どう致しまして」


「さて……カリン宿題にいきますよ……全く手のかかる」


「はい!!パン先生」


二人が屋敷に戻っていった。


「カリンがパン君の番なら良かったのにね」


「「「「「ないな」」」」」


「え!?なんで!!!!!」

カリン見た目も可愛いのに…


「パンは面倒見はいいが…可愛い物好きでロマンチストなんだよ」

「運命を信じてるぽいですよね…」


「そうそう、運命的な出会いを待ってるらしい」


「ふーーーん」


「それにさ、カリンはもはや妹枠だろうな……」


「そうなの?」

「ああ…カリンもそうだと思うぞ」

「なるほどねぇ、なかなか難しいんだね」


「塩うまい!!!!」

「シオンはポップコーンに夢中ね」


「そういえば、皆も自転車ほしい?シオンとラサム、響介、カリンは持ってるけど」


「自転車ってあの漕いでのってたやつか?」


「欲しいです」


「そうそう、セド何色がいい?」

「ティアナの空色でお願いします」


「了解~」


ちゃちゃっと完成


「はい、どうぞ」


「ありがとう!!!さっそく乗ってみます!!」

セドが自転車に跨り…スイスイと……
ね、なんでみんな速攻乗れるの???


「これいいですね!!!!運動にもなりそうです!」


「ティア、俺は半分をオレンジ、半分を空色で」


「了解」


「はい、どうぞ」


「ありがとう!!!」


またもや…スイスイ…

「サイフォンは?」


「私は、シルバーと空色で」


「了解」


「ありがとうございます!」


うん……全員一発で乗れてるわ………。なんなの?運動神経がいいのかしら…バランス感覚?
私なんて前世で結構苦労したのに。

「凄いな、みんな練習なしで
乗れるのか」
シオンもびっくりである。

「シオンもやっぱり驚くよね」


「まぁな~でもあのカリンも
すぐ乗れたからな……」


「ああ……確かにね」


「よし!俺達も自転車出して行くか?」

「うん!!行こう!!」


乗って楽しんでいる所に向かってGO!

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