転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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回収されたシュウ…

「シュウ!!その声が大きいの直してくださいね!」

「うん……悪い」

「あとKYもですよ!」

「KYってなんだ???」

「場の雰囲気を読まずに発言したり、一言多かったり、今それここでいう??みたいな感じらしいです」

「空気読めないのやくでKYみたいだ」


「KY…………気をつける」

「今はカリンさんの宿題でプチイライラ気味なので、刺激しないでそっとしておいたほうがいいと思う」

「だな、サイフォン」
イオも同意


「しっかし……まだ…夏休みも中盤とはいえ…全然宿題に手を付けないって…やばいだろ?あの量だぞ………」


「だな…俺はあと数日で終る」


「私もです」


「お嬢様は今日終わるそうです」

「あれだけ出歩いてて終るんだもんな……まっ、ティアナがいるならカリンも終わるか」


「「だな」」

その日……一週間で終わるように
ティアナに一日の宿題を分けられて、とりあえず…一日分を…3時間かけて終わらせたのだった。


翌朝…


「おはよう」

「おはようティア」

「朝食とったら今日一日分の宿題からやってね、待っててあげるから」

「わ、分かった!!」


朝食後、

カリンは今日一日の宿題に集中!!
もちろん分からない問題はティアナに聞きながらである。

その間ティアナはお煎餅を増産したり、飴を増産したり、
ヘアークリームの香りをかえたり
色々と補充したりしていた!
時間は有効活用しないとね!!

昨日よりも1時間早く終わり
2時間で終了!!

「お、終わった!!!」

「ふふ、頑張ったわね!お疲れ様」

「朝の方がはかどるね」

「朝の方が効率いいのよ」ニコッ
もちろん夜型の人もいるけどね。

「さてと、今日は何をしようかな~」

パタパタ パタパタパタパタ

バン

「ママ!!見て!!人型になれるようになったよ!!」

そこには、5歳くらいの竜人のような男の子が立っていた。

「テドナ?」

「うん!!そうだよ!ママ」


「まぁ、もうそんなに大きくなったのね!!ドラゴンってすごいわね!!」

「ふふ、あっという間にママより大人になるよ」ニコッ

「そんなに大きくなってどうするのよ」クスクス


「え!?ママの婚約者でしょ?」


イツメン固まる……


「は??何を言っているの?」


「だって、創世神様に言われているしその為に生まれてきたんだ僕……まさかいらないとか……?」


「!?いらなくないわ!!いるわよ!!」

咄嗟にそう答えてしまったティアナ……

「良かった~!!!!僕頑張るね!!!じゃママ、パパの所に戻るね!」

パタパタ パタパタ


「貰った卵から生まれた子が……夫になるのね……なんか複雑」


「そ、そうね……でもきっとイケメンになるわよ!!」


「だな、今でも端正な顔だったもんな」

「ですね」


「ドラゴンが夫って…ティアナはきっとこの世界で最強レディでしょうね……」

「そ、そうかしら…」


「「「そう!」」」


「というか、いつの間にイオとパンくん来たの?」

「確かに!!!!」


「テドナが来たときに」苦笑

「滑り込みました」苦笑


「「なるほど」」


「で、今日何するんだ?」

「んーあ!!畑に行く」

「柿とみかんね!!」

「何だその植物!!!」

「ふふふふ、果物よ」

ぞろぞろとイツメンと畑に向かう。

なんか…視線を感じる……

バッ!と振り向くと隠れる…。

「シュウ!!!!出てきなさいよ!!!!」

すごすごと…出てくる


「ティアナ……その…」

「私達畑にむかっているんだけどシュウも来る?」


「え!?行く!!!」


「そ、なら行きましょ」


「ティアナ……その…この間はごめん」

「もう、いいよ、それより果物採る手伝ってね」

「おう!!!!」
ぱあぁぁぁっと笑顔になる。

畑に到着ー!!

「皆で果物を採ろう!!」


「「「「「おー!」」」」」

それぞれ、マンゴー、バナナ
パイナップルをとっていく。

かごに山盛りになっている。


その横にティアナが柿の苗と

少し離してみかんの苗を複製魔法で4本に増やしてから間隔をあけて植えた。


「さ、水をまくからいったん離れて」

ささっと全員が畑から離れる。

ティアナが水を撒くと、みるみるうちに、柿とみかんの苗は
完全に木になり、まさかの実を沢山つけた。


「えーーもう実がついたわね…前より早いわ…」

「僕が婚約者になったからだよ」


「!?スピネル!!」

「僕、聖獣でしょ?だから加護の力も強くなるんだ」

「ふぇー!!それは最高ね!」


「この果物も採るか?」


「うん、みかんも柿もとって!多すぎるものは空間にしまっておくから!!皆も少しマジックバックに入れておくといいわよ、みかんは皮をむいたらそのまま食べられるし」

「おおおお、ありがとう」


「ティア~バナナたべていい?」


「いいよ~山ほどあるから…好きに食べて」

カリンの食べ方をイツメンも見ていて真似して食べる。


「!?なんだこれ!!めちゃくちゃうまい!」

「美味しいですね!!」

「甘いな~好きだこれ」


「美味しい~バナナ初めて!」


「あら、スピネルも初めてなの?あの山にないの?」


「ほとんどの果物はあるけど、バナナはないかな~、あっ!この苗母上から預かってきた」

苗木を5つ渡されたけど。


「こ、これ…ぶどうとさくらんぼと梨と桃!!!!!」


「果物集めてるならって渡された」クスクス


「うわーーー!!めちゃくちゃ嬉しい!!!スファレにこれを渡して!」

入浴剤を20個渡した。


「ありがとう!!渡してくるね!」


「あ、それとバナナも一房持って行ってみんなで食べて」


「わぁ~嬉しい!!!ありがとう」

パッ


「うまーい」

「美味しい~」

「最高~」


「マンゴーむいたら食べる?」

全員頷く

畑用に作っておいたパラソル付きテーブルセットを出してと。

ささっとパイナップルとマンゴーを切った。

「切ったよ~私スピネルに貰った苗を植えるから食べてて」

「「「「「はーい」」」」」


「うんま!!なにこれ!」

「それはマンゴーよ」

「うまぁぁいです」

「美味しい!!!」

みんなマンゴーに夢中ね

さてとブドウも4本に増やして

想像魔法で蔦が這うように

ブドウ用のスポットを作った


その下にブドウを植えてと


離して、さくらんぼも苗を4本に増やして植えた。
交配しなくても実をなすように
貰った苗の種類全てにさり気なく魔法をかけてみた…
ブドウ、桃、さくらんぼ、梨にね!


よし!全て植え終わった!

水を撒くとこれまたみるみる大きくなり、全て実をなした。

「ぬああーーーティアナ果物園完成!!!!」

さくらんぼを採って食べてみた。


「んーーーあまぁぁい」


次はブドウ!

「んーーこれもあまぁぁい」


「「「「「!?」」」」」


「皆も採って食べてみて」


それぞれ、さくらんぼを食べたり、ブドウを食べたり

もちろん採っていく!!
それを全て空間にしまった。

なんか、看板つくろ!!

想像魔法で看板を作った!!


ティアナ果汁園と書いて立て掛けた。

「梨と桃は冷やしてから食べよう」


「「「「「うん」」」」」


あ~最高!!!
フルーツタルトも作れるかも!

畑から戻り、調理場にも果物を
プレゼントすると皆大喜びだった。

ジャムも作ろうかな~

トントン

「はい」


「お父様、ティアナです」

「おお!ティアナどうした?」


「私の畑で果物が沢山出来たのでおすそ分けです」

テーブルの上にお皿ごと
ブドウ、みかん、バナナ、さくらんぼを置いた。

「おおおお、沢山!!!ありがとう」


「黄色のはバナナで皮をむいてたべてください!みかんも!さくらんぼは、種と茎は捨てて下さいね」

「分かった!!!んー甘いな~」

「糖分は疲れにいいですから」ニコッ


同じ様にお母様にも置いてきたら
凄く喜んでいた。


さて、梨と桃とマンゴーを冷やそうっと!!


部屋に戻り魔導冷蔵庫に入れた。
ブドウ一房は冷凍庫に……ふふふ…
凍らすと美味しいのよね…。
あ!!ブドウは危ないから凍らせても少しずつたべてね!
きちんと座ってよ!!小さい子は小さくカットしないと…
喉に詰まると危険なのよね……。
前世で兄弟達にも巨峰は一粒を4等分してたべさせていたな~、
座ってといっても……言うこと聞かないんだから!!
思い出しイライラしたわ……。


「あ!!なにその果物!」

ん?

「響介とラサムも食べる?」


「「食べる」」


ティアナの部屋には、イツメン+響介、ラサム!

みんな果物好きよね~ふふ











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