転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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今日は何をしようかな

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お母様もカリンもなぜか昔のシオンが気に入ったらしく…苦笑
写真を複製してあげて渡すと喜んでいた。

でも、二人とも後からシオンに見付かって写真を回収されたらしい……。元モデルなんだから写真くらいいいじゃんね~


「もぉー!!!ティア!!過去の私の写真とかやめてくださいよ!」

「え~こんなにイケメンなんだからいいじゃん」

「なぬ!?過去のシオン!?みたい!!」パッ

イオとレオルがティアナの手から写真を取った。

「「おおおお、イケメン!!今のシオンとはまた少し雰囲気ちがうな~」」

「今のシオンもイケメンだけどね~」

「「うんうん」」

「というか、ティアの婚約者全員イケメンだけどね」苦笑

「ふふ、そうね~」

「ティアの過去バージョンもみたいー」

「えー、カリン見たいの?」

コクコク頷くカリン

しょうがないから一枚作った。

パラッ

それをシオンがキャッチ

「おお、咲良だ。そうそうこの子だよ窓際の君というファンクラブあった子」

「……なにその変な名前のファンクラブ……嫌なんだけど」

「「ブハッ 窓際の君……」」

「ちょっと!!こんなタイミングで来て笑わないでよね!」

「だってなぁ、ラサム」クスクス

「なぁ、響介。しかしよく出来てるなこの写真」

「ティアの前世めちゃくちゃ可愛い~~」

「だろ??芸能プロダクションとかモデルにスカウトされてんのに、全て勧誘だと勘違いしてけってたんだぞ」クスクス

「どんだけだよな~」クスクス


「今のティアも超絶美少女だし大人の姿も凄かったけど、咲良もいいな~」

「ですよね~」

「ちょっと!!イオとセドまで!!」
ぷう~とほっぺたを膨らます。
前世の自分に焼き餅妬いてもしょうがない……けど面白くないんだもん。

結局その写真はなぜかラサムが回収したらしい…苦笑


「今のティアが可愛いよ」ニコッ

「ダリア~」

むぎゅぅぅぅ ダリアに抱きつく


ひょいっと抱っこされてヨシヨシと背中を撫でられる。


「パンダ……力持ち……」

「クスクス ティアは軽いからね」

「ダリアかっこいい~」


「ふふ、ありがとう」


「今日はお仕事お休みなの?」

「ええ、今日は定休日なんだ」

「なら、みんなとプールとか温泉とか入れるね」


「おおー温泉ってあの亀様の?」

「そうそう!加護にオプションつけてくれて自分で温泉を出せるようになったの!!」

「それは、凄い!!!」

「でしょ~!!」


「な、ダリアプール行こうぜ!!ティアが作ったんだけどすごいわだよ!!波のプールまであってさ!!」

「温泉もマッサージ機あって最高ですよね~」

「楽しそう、ティア行ってくるね」

「うん、楽しんでね~」

さ~て今日は何して過ごそうかな~夏休み長いよね!
暑いかららしいけど。


「ティア~今日何して過ごす?」

「んーーーどうしようかな。お肉はまだ沢山あるけど、海鮮類がもうないし、ちょっとシオンの国に買い出しに行こうかな」

「海鮮!!!いきたーい」

「海鮮いいですね~」

「あと、一人どうしようかな~」

お母様はさすがに執務らしいのよね。

パルブァルは勉強、ラミリス、ラサム、マサーロ、ほぼ皆プール

うーーーん。

「どうしたんだ?」


「あ!?シュウ!!!プールしてないの?」

「そんな、毎日入ってたら疲れる……」

「なら、一緒にシオンの国に海鮮類買い出しに付き合って!!」


「ん?いいぞ、転移で父上に許可とってくるから用意して待ってて」

「「「はーい」」」

ビアンカに支度をしてもらい、

準備オッケー!!!

街中だから動きやすいドレス~!


「さ、じゃぁ飛ぶぞ」

「「「はーい」」」

パッ


「オーシャン到着~」

「さぁ~て魚屋さん行こう」

「「おー!」」

街中の魚屋さんを目指す

「あ、あそこあそこ」


「お!?クラーケンのお姫様じゃないか!!!久しぶりだな」


「ブハッ……クラーケンのお姫様…」

「ちょっと!!シュウ笑いすぎよ!!!あっ!サイフォンまで!」


「お久しぶりです、今日は海鮮類を買いたくて伺いました」ニコッ

「おお!!!丁度朝仕入れたばかりの物が並んでるぞ」

まぁ、美味しそうね~!

「このウニ、イクラ、マグロ、サーモン、クラーケンのぶつ切り、タイ、鮭もどき全て大量に買っていきます!!!!」

「おおおおおお!!!!なら今日はもう店じまいできるな!!ありがとう!!!」

全て買い占めてマジックバックに詰め込んだ。


「お前……すごい量だったな…」


「だって大所帯だから」

「皆よく食べるもんね」


「そういう、カリンも良く食べるだろ?」クスクス

「ティアの料理はね…」

「「分かる」」

「後どこ行く?」

「そうね~どこか行きたい所ある?」

「あの、幻の宝石屋に行きたいんだよね」

「ああ、マウンテーンの?」

「あそこで買ったブローチ可愛くてお気に入りでさ~」

「分かる分かる、カリンはブドウのブローチでしょ」

「ティアはいちごのブローチよね」

「マウンテーンに移動してもいい?」

「「おう、いいぞ」」

パッ

「ここの路地に入ると」

ぼや~と店が出てきた。

カラン カラン


「おや?前に来てくれたお嬢さん達じゃないか」ニコッ


「見てもいいかしら?」

「ああ、ゆっくり見ていいよ」ニコッ


「ありがとう」

やっぱりここの宝石は別格ね~

あ!そうだわ!

「おじさん!!私の山で採れたこの宝石を差し上げるわ」ニコッ

おじさんの手のひらにブルーダイヤモンドをいくつか置いた。

おじさんは目を見開く

「こ、これをどこで??」

「え?私の所有する山なの」ニコッ

突然おじさんはぱあぁぁぁっと光り……めちゃくちゃ大きな……
フェンリルさんに………。

「え!!!!おじさんがフェンリルさんに!!!!しかもでかい!!!!」

「「「うわっ、おっきい」」」


「おや?驚かないんだね」クスクス


「私の……契約獣に…フェンリルの聖獣がいるの…」

「は??聖獣が契約獣なのか?」

「呼ぶ?」

「ああ」


「皆出てきて」

ぽん
ぽん
ぽん
ぽん
ぽん

「ティア~何?って!?でかっ」

「でかいフェンリルにゃー」

「でかいフェンリルぴよー」

「すごいな」

「!?父上!!!!」


「え!?スピネルのお父様なの!?」


「お前……いつの間にか聖獣になっていたのか…」

「えーー、スピネルのお父様は何者なの!?」


「私は……その…本来はこのブルーダイヤモンドの山と若返りの池を守る…神獣だったのだが」

「だが……?」

「その……他の宝石も見たくて…うろうろしていたら、なぜか強い結界を張られてはいれなくなり…ここ3000年くらい…戻れないんだ。それで幻宝石屋を開いていた」

3000年…戻れないって

「あーー、ミストさんのせいか…」

「天馬のな~」

「なるほど~」

「!?知っているのか!?」


事情を話すとなるほど~と納得したおじさん…。

「今、私が買って私が強い結界を張っているけど、戻る?」


「戻っていいのか!?」

「もちろん、ふふ山を守って貰えたら嬉しいわ」

「我の妻もいるはずなんだ…」

「母上ですか?母上なら俺の森にいますよ…」

「!?」

がぁぁーんという表情である。

「奥様は…後でスピネルに連れてきて貰って下さい、結界をスピネルと奥様は入れるように許可しておくので」

「なにから何までありがとう……」


「ふふ、もう少し宝石を見てもいいですか?」

「もちろん!!!むしろ我も契約してくれ!!」

「いいですよ」ニコッ


「名前を欲しい」

「んー、オリーブ色の瞳だからスフェーン」

ぱあぁぁぁっとスフェーンの首にティアナの空色の瞳のチョーカーがティアナのブレスレットには
スフェーンの石が追加された。


「よろしくね、スフェーン」

「よろしく頼む!」

「じゃ、宝石見させてね~」

「私もみるー」


あ!!この紫陽花のような、
バレッタ可愛い~、お揃いで指輪まである!!これにする!!
ピンクの紫陽花のバレッタ

カリンはお揃いにするーっと
紫色の紫陽花のバレッタと指輪にした。

もちろんきちんとお会計はしました!!!スフェーンはいらないと言ったけどね。

それとこれは別!!!!


「じゃ、ひとまずスフェーンを森に帰しにいきまーす」

「「「おー」」」

「よろしく頼む…」

パッ


⟨おかえり~⟩

⟨どこいってたの~?⟩


妖精や精霊達がスフェーンの帰りを喜んでいる。


「ただいま、皆…すまなかった…」


「ふふ、じゃスピネルのお母様を宜しくね~」


「分かった、なんとか説得して連れてくる…」苦笑


「説得するにゃー」

「説得するぴよ~」

「説得しないとな」


「その、あげたブルーダイヤモンドで奥様になにか作ってプレゼントしてあげたら?」

「ありがとう…主」

「貴方のジュエリーは素敵だもの」ニコッ

「あ、そうだスピネルこれをお母様にあげて」

ヘアークリームと美容液と
飴の瓶


「!?ありがとうティア」

「ふふ、無事に説得出来るといいわね」

「母上も契約したいというかも…」

「あら、それなら光栄だわ」ニコッ


「ほんと!!!」

「うん、本当よ」


この時、ティアナはフェンリルだと思いこんでいたのである。


「さて、帰る?」

「だな」

「そうだな」

「そうね!」


「じゃまたね~」

パッ


「ただいま~っと」


さーて!!海鮮で何か作ろうかな!
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