転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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翌日

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「さて、寝よう!」

「うん!」

「「「「おやすみ」」」」


カリンとティアナは同じ部屋

あとは自由。

おやすみなさ~い


「「おはよう」」

「「「「おはよう~」」」」


「さて、朝食作ろう」

「お手伝いするっ!」

「ありがとう、カリン!じゃぁこのボールの中に卵とミルクと砂糖を入れてまぜて!!」

「了解~」


その間にサラダも作る!


「出来たよ!!」


「そしたら、一枚ずつ食パンをその液にひたひたに吸うように入れていって」

「はーい!」

「吸ったら渡してね」

「はーい」

その間にフライパンでバターを溶かして

「出来た!!」

吸った食パンをフライパンに2枚並べて焼けたらひっくり返す。

「完成!!」
お皿に移して繰り返して何枚も焼いていく。


「さ、全員ぶん焼けたよ~」

「「「「ありがとう!」」」」


「召し上がれ!」


そう、フレンチトーストとサラダ!

「美味しい~」

「うまい!!」

「珈琲にあう!」

「美味しい~」

「皆、フレンチトースト初めてじゃないのに」クスクス

「何度食べても美味しい物は美味しい!!」


「カリンたまには良いことをいうよな」

「たまには…って一言余計よ!」

「あっ!?また…ごめんカリン…」

イオ………ドンマイ。

「今日どうします?」

「明日には帰るし、パンくんとイオは家に帰らなくていいの??」

「あーーーーそれな…」

「あーーーーー」

「今日一日里帰りしてきたら?」

「「そうする……」」

なぜか、テンションが下がる二人…

「で、残る組は買い物でも行く?」

「「「行く!!」」」


「オッケー予定決定!イオとパンくんは泊まってくるよね?」

「「ええ……」」


「了解~」


「じゃ、出掛ける準備しよう!パンくんとイオを先に白の前に転移で連れて行ってからでいい?」

「「「オッケー」」」

ここにも…響介語が浸透してる…
苦笑


「「ありがとう……」」


「なんで、そんなにテンション下がるのよ嫌ならやめたら?」

「嫌というか……買い物行きたいけど…行かないとうるさいし…でも正直めんどくさッ」

「はい…私もです……」


んーーー


「ならさ、午前中だけ実家に帰って、お昼はうちらと一緒に食べるからってそのまま街で合流してまたテントに泊まれば?少しでも顔出せば喜ぶでしょ?」


「「そうする!!!!ティア天才!」」

いや…普通じゃないかしら…

「なら、あと10分で各自支度してここに集合!!」

「「「「「はい!」」」」」

ティアナの合図で皆動いていく。

なんで…いつも私仕切りになるのかしら……はぁ。

私は特に支度ないし…ゆっくりしていよう。

10分後みんな集合した。

「先に城の前ね」

「「「「「はーい」」」」」

パッ


「じゃ、後で街で合流ね」

「「了解!」」


「次は街に転移するよ~」

「「「はーい」」」

パッ


「ふぅ~どこから見ようか?」

「とりあえず皆のお菓子とかお土産買う?」

「だな~俺も学園に買っていくわ」

「オッケー」


お土産が沢山売っている店に行く。


「いらっしゃいませ!お好きにお手に取ってくださいね」


なんか……さっきからずっと視線を感じるのよね……。

「ねぇ、カリン」

「ん?何?」

「さっきからずっと視線を感じるの…」

「えー!?気が付かなかった…」

キョロキョロ

「誰もいないけど……でも視線を感じるわね…」

「でしょ~気持ち悪いのよね。ねえ誰?出てきたらどうなの?」

パッ


「その……ずっと見ててごめん…」

「あっ!?ミカエル様の息子!!」

「天使!!」


「な、なんで知ってるの!?」

「エヴァンジェルに聞いたから…」

「うんうん」

バタバタとシュウとサイフォンも
ティアナ達の元に来た。

「んー、ここで話すのも微妙だし、ここでのお買い物終わったらカフェに行かない?」

「はい…」

「「「賛成」」」

小さな声でシュウが耳元で話す

「エヴァンも呼んでくれ」

「エヴァンも?分かった。カフェに行ってからにするね」

「ああ…」


とりあえず留守番組にお土産と
両陛下と女神様と創世神様、
ラファエロ様にも買った。
お土産ってつい多めに買ってしまうよね……。
後から足りなかったらと思うとつい……。

みんなそれぞれ買って、天使の子を連れてカフェに移動。
もちろん人間バージョンだけどね。

「ねえ君買ってあげるから、どのケーキと飲み物にするか決めて」

「え!?いいのですか??」

「ん?全然いいよ~」

「ティアナはかなりの富豪だぞ…」

「なら…アップルタルトと…アイスティーでお願い致します」

「オッケー」

エヴァンはチーズケーキとアイスコーヒーでいっか。

私はモンブランタルトとアイスティー!
それぞれ頼んで席につく。

「エヴァンジェル」

パッ

「呼んだ?って……サニカル!!」

「うわっ、エヴァンジェル兄様……」


「彼が何か話をしたいみたいだからシュウに頼まれてエヴァンも呼んだの」

「はい…それは正しい判断ですね…シュウありがとう」

「どう致しまして」苦笑

「それでサニカルさん?話って何?」


「その……僕!!!別に役職とか何番とか気にしないし、夫なら末席でもいいので!!!婚約者にしてほしくて……ティアナ様が…その…ペガサスに変身したのが…とても美しく…一目惚れでして…」かあぁぁと顔が真っ赤になった。


「ペガサスの姿に一目惚れって…だいぶ変わった人ね」クスクス


「………サニカルは…口下手で…いい方が下手くそなんですよ…」

「エヴァンジェル兄様……」
しょぼん……

「ペガサスとか関係なく…一目惚れしたんだろ?」
シュウの一言にコクコクと頷く
サニカル。

「ミカエル様はなんとおっしゃっているの?」

「父上は…好きにしていいと……」

「エヴァンはサニカルを婚約者にしても問題ない?」

「はい、天上での地位をこだわらないのならば」

「末席でもいいのよね?」

コクコクと頷くサニカル


「ふむ、ならいいわよ可愛いし」ニ
コッ

「やったぁぁ!!!このコンプレックスだった顔が役に立つなんて!!」


「クスクス 良かったですねサニカル」

「はい!!!!」

ふふ、可愛いらしい天使ね~

「とりあえず、ケーキと飲み物をせっかくだし食べましょ?」クスクス

「はい!!」

「んー、美味しい」

「幸せ~」

「所でエヴァン天上での地位ってなにかしら?何も聞いてないのだけど」


「………その……まだあまり話せないのですが」

「うん」

「天上では皆天使になるのは話しましたよね?」

「うん、聞いたわ」

「それで…まずは皆不慣れなので…私がティアナの第一夫となることが女神様からの指示で決まりました」

「ふ~んなるほどね」

「とまぁ…ここまでです。今のところ話せることは」

「分かったわ、ありがとう」

シュウもエヴァンジェルもなんとか
納得してくれたであろう…ティアナにホッとした。


なんか…まだありそうだけど、これ以上聞いてもエヴァンはきっと話さないだろうし…とりあえずいいわ。

「エヴァンは天上に戻るの?」

「はい、このままサニカルと戻り女神様に報告します」

「はい…」


「そっか、じゃぁまたね!!私達は次どこいく?」

「んーー、実は懐中時計が気になるのよね」

「カリン時計が欲しいの?」

「うん…ティアのみててほしくなって」苦笑

「え!?これ?これ作ったから多分売ってないよ」

「なぬーーーー」
カリン……くち広げすぎよ…仮にも
貴族なんだから……。

「後で作ってあげる」苦笑

「ありがとう~!!!!」

「じゃ、どこ行こうか」

「んーーー、錬金用品店行ってもいい?」

「「「オッケー」」」

何か新しい野菜とか植物ないかしら…


お店についてとりあえず薬草や植物コーナーに行くと…


あ!?この苗って……
やっぱり!!!!!!

まとめて3個入れた。

あ!!これも!!!

見付けたのは、さつまいもの苗と

柿の苗!

秋に向けていい感じ!!!!!

あとは、柚子ぽい木の苗もゲット

「わぁ、ティア苗がいっぱいね!」


「ふふふ、これが成長したらめちゃくちゃ美味しい物が作れるの~」

「え!?本当!?楽しみね!!」

「でしょ~」

スイートポテトに、焼き芋~
芋天、さつまいもご飯 

柿と、干し柿かな~!

ふふふっ。

柚子は茶碗蒸しにいれられるし、
お風呂にも入れられるし最高!!

ドレッシングも作れる!!


ん~後は何かないかな~

キョロキョロ

今は夏だから暑いけど、冬は寒くなるし、火の魔石も何個か買っておこう。作れるけど面倒くさいし、時短時短!!


「あの……」

ん?

「はい?何か」

振り返ると、珍しく可愛らしい…
うさぎの獣人の女の子が立っていた。

「その……貴女の履いている物が気になって……」

「ああ、これかしら??」
サンダルを指差すとコクコクと頷く

「これは私の手作りなの。私の国の私の商店で販売しているのだけど…」

「そ…そうなのですか。。ならこの国では買えないのですね…」しょぼん…

「そんなに欲しい??」

「はい……普通の靴しかこの国…ではなくて…暑くて毎年つらくて…」

あげてもいいけど……見知らぬ人にタダであげるって……変よね……。

ちらっとうさぎの子を見ると籠にお花束が沢山入っていた。

「そのお花は売り物かしら?」

「はい……」


「なら、サンダルとお花で物々交換しましょ?」ニコッ

「いいのですか!!!!」
目をキラキラさせて可愛らしいわね

「何色のサンダルがいい?白か黒か赤があるわよ?」

「赤でお願い致します!!」

マジックバッグから新品の赤いサンダルを取り出す。もちろんその子のサイズを聞いてからね!

「はい、どうぞ」

「ありがとうございます!!これお花ですッ!」

「あら、2つもいいの?」

「はい!!むしろ…足りないくらいですみません」ペコっと頭を下げる

「全然足りているから大丈夫よ」ニコッ

「わぁ~ティア可愛らしいお花ね」

「でしょ?サンダルと交換したのよ」

「あ~このサンダル涼しくて快適だもんね……履いたら手放せないよ…」

「そんなにですか!?履いてみます!!」

いそいそと履き替える。

「うわっ!!冷たい風が出てる……靴なのに!?涼しいし…蒸れなくて最高ですッ」

「でしょ~ティアは天才なのよ」

「ちょっと褒めすぎよ…」テレッ

「これって…どちらの国に行けば買えるのですか!?」


「ストーン王国よ」ニコッ


「ストーン王国……」

「んーーー、そうね。お友達になってくれたりする?」ニコッ

可愛らしいうさぎの友達欲しい!

女の子は目を見開く

「はい!!是非!!!!」

「ふふ、ありがとう。宜しくね」

「こちらこそ宜しくお願いします!」


「えーーいいなぁ…うさちゃん…私も!!」

「はい、宜しくお願いします!」

「やったぁぁ」


「クスクス あのポップコーンの店分かる?」

「フクロウ印のですか?」

「そうそう、あの店長が私の婚約者なの!サンダルほしいときはあの店長に伝言してくれる?」


「は、はい!!!」


「あ!?いた!?探したぞティア!」


「あ、イオとパンくん。ごめん遅くなって~」


うさぎの女の子はギョッとした顔でイオとパンくんを見る。

「え……殿下と……側近様……」

うさちゃん…固まっちゃったわね。


「うさちゃん…名前を聞いてもいい?」

「ハッ!はい!!メルニーナです」

「可愛らしい名前ね」ニコッ


「ありがとうございます」かあぁぁ


「メルニーでいい?」

「はい!」

「ライオネルは私のもう一人の婚約者なの」ニコッ

「!?では…ストーン王国の姫君ですか!?」


「んーー、王位継承はあるけど……公爵令嬢よね?」

イオ、パン、シュウ、サイフォン、カリンがコクコク頷く。

「すみません……こんな…口を聞いてもらって……」ガバッと頭を下げる
メルニー。


「お友達でしょ??もっと気楽でいいの」ニコッ

「はい……」


「じゃ、何か用があったらフクロウの店長にね」

「はい!!」

「またね~」


全員店を後にする。


「可愛らしい子でしたね……」

「そうね~でも番じゃないの?」

「はい……違いましたね…」苦笑

「そう、なかなか難しいのね…」



番って……本当見つけるのが大変そうね……。

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