転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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ドームテント

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「ん~気持ちよかった~」

「ほんとね~すべすべ~」


ゆっくり温泉で遊んでいつものドームテントを出して少しくつろぎ中!

カリンとティアナもテント内の自室にいる。

「明日は何する?」

「んーー、少しはお土産とか買わないとね」

「あ~言えてる!じゃ買い物に行く?」

「うん!」


一方男達は…


「しかしさ、あの変身魔法の天使はどうなるのかね」

「確かになぁ~」

「でも、本人が希望したらなんですよね?」

「そう言ってたよな~」


「希望するかな?でも変身魔法使ってペガサスでびびって逃げてたよな」苦笑


「んー、よく分かりませんね~」


「とりあえず放置でいいか」

「「「ですね!」」」



「しかし、このドームテントかなり快適だよな」苦笑

「分かる……宿もいいけど、このテント気温がコントロールされてて快適だよな…」

「宿に戻りたくないな…」


「「「分かる」」」

「なら、転移でキャンセルしてこようか?」


「いいのか!?」

「ああ、一応ティアナ達に許可取ってからな」

「「「了解!!!」」」



トントン

「はーいってシュウ?」


「あのさ、このドームテントが快適すぎて宿キャンセルしてこのままドームテントに泊まろう案が出てるんだけどどう?」

「私は別にいいけど、カリンはどう?」

「ティアがいいならドームテントがいい~快適」

「了解~なら転移してキャンセルしてくるわ」

「「ありがとう~」」

パッ


「シュウってまめだよね」

「分かる分かる」


「夕食どうしようかな~」

「あ~確かに……」

「あるものでいっか」

「うん!!!」

じゃ、アレにしよう。

キッチンに移動。

コトコト コトコト コトコト


「この匂いは!!!カレー!!」

「正解!」

「やったぁぁカレー好き!」

カリンは大喜び

まぁ、この世界カレーはわたしくらいなのよね。作るの…

「お、この匂い!!カレーか!!」

「カレーだ!!!」

「カレー好きです!!」

「お嬢様のカレー最高ですよね」


みんな大喜びね。

福神漬けのかわり?にきゅうりの浅漬けを作った。


「出来たよ~」


「「「「「カレー!!」」」」」

バタバタ バタバタ

「召し上がれ!」


「んー!美味しい~」

「あとを引くうまさだよな~」

「おかわりある?」

「もちろんあるよ」

「やったぁぁ」

カリン…どのくらいたべるつもりなの?
苦笑

みんな満腹になった所で、ウッドデッキで涼み中~

即席で作った風鈴が風にゆられて
チリン チリンととても心地良い音を奏でる。

「いい音ね~」

「風鈴というの。涼しく感じるでしょ?」

「確かにな、そんな感じがする」


夏といえば…………花火よね。

でも…火薬ってないのよね。

あ!!魔法でなんとかならないかしら。


ウッドデッキから少し離れて夜空に向かって想像魔法を放つ。

ピンクや水色、黄色、色んな色の

パンダやペガサス、天使、ライオン
黒豹が夜空に浮かび上がった。


「ど?」


「うわぁ綺麗~」

「すごいな、幻想的だ」

「俺も負けてはいられないな!」

シュウも夜空に魔法を放つと光る花が

空からひらひらと降ったかと思うと次は

光っている蝶がパタパタと飛び立った。


「綺麗ね~」


「ほんとね~」


「さすが先生ですね!」

「だてに魔法学の先生やってる訳じゃなかったな」


「ん~いい風。綺麗な魔法~最高ね」

「ほんと~」

「たまにはこういうまったりするのもいいですね」

「分かる」

ぽん
ぽん
ぽん
ぽん
ぽん

「あら、みんな」

「ティア~お腹空いたにゃ~」

なんか……やつれたわね……。


「お腹空かないとこないんだから…」
苦笑

「創世神様が獣使いが荒いんだにゃー!!!」ブツブツ

「ん??なんで私の契約獣を創世神様が使うの???」首を曲げるティアナ…


「なんか、世界中の堕天使を探せって言ってきたにゃんよ」ブツブツ

「おい…シトリン……」
なぜかオロオロするトパーズ

「それ言って大丈夫な話しだったぴよ?」

「口止めされてないにゃん」フン



うわぁ……そうだったんだって……
おい…お前らティアナを見てみろよ。


ティアナは静かに怒っていた。

許可もなく、いくら神獣達とはいえ今はティアナの契約獣達だ。
それを一言の許可もなく…………。

ティアナはそういう筋が通らない事が前世からだいっきらいなのである。


すくっと突然立ち上がる。

「女神様~女神様~」

⟨なぁに?ティアナ久しぶりね!⟩


「はい、ご無沙汰しています。少し聞いてもらいたい事がありまして」

ティアナは自分契約獣達が一言も許可なく創世神様に使われていた事を女神様に話した。すると……

⟨はぁ~???ティアナの契約獣なのに、
勝手に一言もなく使うなんてありえないでしょ!!!!!あのポンコツ!!!!
任せてティアナ!!私が説教しておくわ!!!⟩

「ありがとうございます!!女神様!」


⟨ふふ、ティアナにはいつも色々な素晴らしい物を貰っているし、借りをかえせるわね!!じゃ説教してくるからまたね!⟩


「はい!宜しくお願い致します」

プッ


なるほど………女神様に頼んだのか…。

確かに創世神様にとって最強な存在だな。

「これでもうゆっくり自分達がしたい事が出来るわよ」ニコッ

「ありがとうにゃーんティア」

ぎゅぅぅっ

「ありがとうぴよ~」

「ありがとうティア」

「ありがとう!」


「ふふ、カレー残ってるから食べる?」

「「「「「食べる!」」」」」

カレーを温めなおしてよそってあげると

5匹と……なぜかまた…イオ、パン、シュウ、サイフォンも食べだした…。

カリンはさすがに太ることを気にして食べない。
この時間に食べるのは危険よね……。


「美味しかったにゃー」

「満腹ぴよ」

「うまかった~」

「くるしい……」

「まだ食べれる」
ルチル食いしん坊ね 苦笑


「そんなに食べたらグリフォンなのに、飛べなくなるにゃ!!」

「ほんとぴよ」

「クックッ」

「だな」

「えーそれは困るから…やめておく」
シュン


可愛い  クスクス


「じゃ、行くか。今日は久しぶりに我の森に帰ろう」

「いいねーぴよ」

「行くにゃん!!」

「あの森好きだ」

「いくー!」


「じゃ、またね。今度何かあったら直ぐに報告してね」ニコッ

「「「「「はーい」」」」」


パッ


「さて!魔法で明かりを灯して温泉入ってから寝ようっと」

「賛成!!!!」

「了解、じゃぁ俺が魔法使うよ」

シュウが杖を一振りすると温泉の周りがほんのり明るくなった。


「ありがとう!!」

ささっと水着に着替えてパシャパシャ
温泉に入っていく。


「ん~気持ちいい」

「ほんと!!」

「最高だな」

「眠くなりますね~」

「癒やされるな」

「お嬢様溺れないように!!」


「サイフォンは心配性ね~」

「足つくよねここ」


ブクブク ブクブク ブクブク


「な、なに!?ブクブク言ってる!?」


「ほ、ほんと!?」


「危険な物か!?」

「お嬢様!?こちらに!!」


ぽっこり


⟨なんじゃ、昼間から騒々しいと思ったら同じ者たちだな⟩


「亀!?」

「亀さんよね…おっきいけど…」

その亀さんは私達全員が背に乗れるくらい大きい亀さんだ。


「騒がしくしてしまい…すみません。温泉で気持ち良くてつい…」

⟨だろ~我の温泉は最高なんじゃ!!なのにあの龍神誘ってもこんのじゃ…ブツブツ⟩

ん?龍神様?


「あの…龍神様なら呼べるかもしれませんが……お呼びしましょうか?」

さり気なくティアナが聞いた。

⟨なぬ!?あ!?本当じゃ、おぬし龍神の加護を授かっておるな!?⟩

「はい」ニコッ

⟨なら呼んでみよ⟩


「龍神様~龍神様~」


ぱあぁぁぁっ

パッ
バシャーン

⟨ぬお、ん?温かい……ティアナどうしたのだ??って!?亀!?⟩


「ふふ、龍神様お久しぶりです」ニコッ


⟨こんなに気持ちいい温泉なのに誘っても来ないから呼んでもらったんだ⟩


⟨確かにこれは気持ちいいな……しかし…お前え…呼んでもらったって……ティアナを
ちゃんと鑑定したか?⟩

⟨ん?鑑定??見てみる…⟩


創世神の愛し子
女神の愛し子
大天使ラファエロの祝福
5大精霊王の愛し子


⟨はあぁぁぁ??なんじゃこれ!!?⟩

龍神は深いため息をつき…亀の耳元で小声で教える。

⟨いいか…これは…極秘らしくてな…。後から我も天使に注意されたのだが……ティアナは……創世神様と女神様のお子様なんだ……⟩

⟨なっ!?⟩

どんどん亀ちゃんの緑の顔が青くなっていく。

「どうしたんです?亀ちゃんの顔色が悪いですけど……」

⟨な、なんでもないぞ!!お主この温泉が気に入ったか??⟩

「はい、とても」ニコッ

⟨なら我も加護をやろう、いつでも念じればここに来れるぞ!⟩

「え!?いいのですか!?とても嬉しいです!!!!」

ぱあぁ ぱあぁっと光を放ち手の甲に紋章が浮かび消えた。

「加護を頂きありがとうございました!」

⟨よいよい!!じゃ、ゆっくり入っていかれよ!我は龍神と遊んでくるゆえ⟩


「はい!!!またお会い出来るのを楽しみにしております」ニコッ


亀と龍神様は消えた…。


「やったぁぁ!カリンこれでいつでも温泉これるね!」

「うわぁ、嬉しい~!!」

キャッキャ


きっと…あのことを耳打ちしたんだろうな………と男達は胸に。なんでティアナは
気が付かないんだ!!!と思いつつ

苦笑いを浮かべるのだった。苦笑

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