転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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犯人確保まで

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結局…錬金用品店では…何も買えなかったし、せっかくの街ぶらがぁぁぁぁぁ。

とティアナはがっかりしていた…。

このままだと、明日も屋敷に引き籠もりかしら……。
でも、危険と言っても…私は、五大精霊王様の愛し子だし。自然系の魔法や
災害は何も効かない……。
唯一私を攻撃出来るとしたら、
剣とか武器使用なのよね……。

いったい誰の仕業なのかしら……。

バタバタ バタバタ

バン

「ティア無事かい!?」

「レオル、ええこの通りピンピンしているわよ?」

「薬草のハウスが汚染物質をばら撒かれたと聞いた……」


「ええ、私の浄化の魔法でもう治したけど」

「あの……薬草ハウスは…ミオルが発案でミオルがとても大切にしている場所なんだ」

ミオル殿下が……

「そうなの……じゃぁ……もしかして…」

「ああ……ミオルが王太子なのが気に食わない貴族が犯人かもしれない」

「そう………心当たりはあるの?」

「何人かはな。今叔父上と叔母上、両陛下が影を使って探している」

「早く見付かるといいわね……」

「ああ……それよりも!!ティアいいか!!いくら精霊王様の加護があっても拉致されたり、剣などで怪我をさせられたら危険すぎるから、犯人確保までは大人しくしているんだよ!!!」


「はい…………」

「約束だよ??ティアも王位継承権持ちで俺の婚約者なんだからね?」
レオルからの圧が凄い………


「はい!」

「分かれば宜しい。じゃ俺も叔父上達に加勢してくるから…またね」

パタン


「ぬあああ………もしかして…もしかして!!!犯人確保まで学園に行けないパターン!!!!無理なんだけど!!」


「………ティアナ…お前廊下まで響いてるぞ。」

「シュウ!!!!」

「安心しろ、学園には行ける。結界を強化するし、専属護衛もサイフォンとリオン二人付けることになったからな」

「!?学園に行けるの!!!良かったぁ~もうカリンの課題が心配で心配で」

「ああ………だよな…」


「うん」

「でも、パンに頼んできたから多分大丈夫だろう…意外とパンもスパルタだからな…」クックッ

「そう、パンくんが!!なら安心かも」

「だろ?」苦笑

「何はともあれ、今日はもう大人しくしておけよ。明日は学校だしな」

「はーい!先生」

「クスクス、じゃぁな」

パタン

良かったぁ~学校に行けて!!!!
これ以上屋敷で待機とか……無理だったわ……。

そうだ、今のうちに夏用のブレスレットとアンクレットを作ろうかな~!!

そうね、汚れても気にならない……
パールとスワロフスキーを歩くと揺れるような感じにしよう。
スワロフスキーは雫型にしよっと。
素材はシルバーで!!
ぱあぁぁぁ

うん!!可愛い~!!さっそく
この前作ったTシャツとスカートを履いて足にアンクレットをつけてサンダルを履いてみた。

「んーー、可愛い~いいわね!!」

鏡で見るととても夏らしくて可愛かった

もうこの服のまま、ブレスレットも作っちゃおう!!

ブレスレットは、まえに拾った小さな桜貝と巻き貝と水色のスワロフスキーを
また雫型にしてシルバーで作った。

「んーー、しゃらんとしてて夏らしくて可愛い~!!貝殻が可愛い」

もう、初夏で少し暑いし今日はこのまま過ごそうかな。

このまま勢いにのり貝殻のピアスと、髪留めも作った。

さてと、ちょっとお茶にしよう。

「ビアンカ、紅茶をお願い冷たいのがいいわ」

「はい、かしこまり……お嬢様!!そのお洋服はなんですか??」

「あ、これ?自分で作ったのよ。涼しいし、可愛いでしょ?」

「はい!!とても動きやすくて……良さそうですね」

「そう??なら…商店でも取り扱いしようかしら…」

「はい!!確実に売れると思います!!」

ビアンカに押され…そのままティアナは
夏用の服を上下商品登録をした。

商品登録をすると…今回はなぜだかすぐに副店長が屋敷に来て、売り出します!!!と複製した、Tシャツとスカートのセットをマジックバッグにしまい、
上機嫌で帰っていった。

「ビアンカに、この色をあげるわ。似合いそうだし」

「!?宜しいのですか!?」

「ええ、着てちょうだい」ニコッ

「ありがとうございます!!!!」

ビアンカには、白いTシャツに赤いスカートをあげた。

「紅茶は自分で入れるし、しまってきていいわよ?」

「!?」

「急がなくていいからしまってきて」
ニコッ

「ありがとうございます!!では」

パタパタ パタパタ


さ、ゆっくり紅茶を飲もう。

自分で紅茶を入れて、空間からお菓子を取り出してまったり。

ときたま、空間から魔導書を出しては本を読んだりゆっくりしていると、いつの間にかソファーでうたた寝をはじめてしまった。

ぱっ

「おや、ティアナは寝てるな」

「本当ですね」

「これじゃ、シークレットの事を聞けないじゃないか!」

「どうする?」

「でも、シークレット気になるよね」


トントン

「ティア…………えっ!?精霊王様達!?ティアは寝てるんですね…。どうしたんですか??」

「イオ!!!イイところに来た!」

そう来たのはイオだった。

「それがさ~このゲームなんだけど!!どうしてもシークレットが出ないのだ!!ドレスと髪型!!」

「ああ………それですか。なら今みんなあっちのテラスに集まってゲームしているので精霊王様たちも交ざりませんか?」


「「「「「行く!!」」」」」

ぞろぞろとイオに続いて5人の精霊王がついて行く……。

ある意味異様な光景である。


「イオ!遅いぞって……ティアナじゃなくて、精霊王様たちじゃないか……」

一同固まる……イオ苦笑


「精霊王様たちもどうぞお座りください」

「ああ」

「ありがとう」

「うむ」

「座ろっと」

「うん」


「イオ……この状況の説明を…」

「ああ、ティアが寝ててさ、精霊王様達もシークレットが気になっているみたいなんだ」

「精霊王様達もティアナ姫ゲームを!!」

「なら!同志ですね!!!」

このあと…2時間くらい……
婚約者達と精霊王達のティアナ姫ゲームの話題に花が咲くのだった……。

それを後で知ったティアナは寝てて本当に良かったわと安堵したのは内緒である…苦笑


ん~よく寝た。

なんか、部屋が一瞬賑やかだった気がしたけど、気の所為だったのかしら。


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