転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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家での療養…アレを作ってみたら…

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エヴァンの小言を聞いて、アクアの涙を没収され…再び眠りにつくと、
14時くらいになっていた。

しかし、没収って酷くない??
この世界にあるっていうことは創世神様が認めてるっていう事でしょ?

「お嬢様、起きられましたか!?」

「ええ、ビアンカ」


「お食事をお持ち致しますね」

「うん、ありがとう」

この四日間眠り続けていたからか確かに痩せてるのよね。
すぐ戻ると思うけど……

あと、3日は家にいるのか~

ガチャ

「お嬢様軽めで胃に優しい物に致しましたよ」

「ありがとう、ビアンカ」

ミルク粥とりんごだった

「ん~美味しいわ」

「それは料理長もお喜びになりますね」ニコッ

「食べたら少し動いてもいいかしら?」ずっと…ベットの住人でいるのもね………。

「いけません、お医者様からもエヴァンジェル様からも今日1日はお部屋からお出になるのは行けないと伺っております」

「そ、そうよね……」

庭くらいは…いいかと思っていたわ…

「ちなみにこちらの部屋はシュウ様が転移魔法が使えないように結界を張っております」ニコッ

「なっ!?そこまで!?」

ティアナはあ然とする。

「お嬢様の性格を考えてとの救済措置でございます」

「ぬあああ………分かった…大人しくしてる…」
ティアナはがっかり肩を落とした。

「ふふ、そうして下さいね。まだ番様たちも回復していませんので…」

「そ、そうね……」

そうだった……みんな弱っていたのよね……。

食事を終えると、代わる代わる婚約者の皆が顔を見に来た。

「お~い、ティアナ少しは回復してきたか?」

「シュウ、ええさっき食事を取れたわ」

「もう無理するなよ?」

「うん」

「そう言えばエヴァンにアクアの涙を没収されたのよ!酷いわよね!」

「ああ、一度なら生き返られて、元の姿に戻れるってやつか」

「ええ、そうよ!!」

「まっ、エヴァンにも考えがあるんだろ?」

ティアナはほっぺたを膨らます

「まぁ…そうなんだろうけど…」

そのほっぺたをシュウがぷにぷに押して笑いながら今日はゆっくりしていろよと一言残して部屋を後にした。

実はあの10本のうち二本はあの後エヴァンジェルからシュウが預かった。ティアナに何かあったら使ってほしいと。セドナとイオも貰っていた。レオルとシオンは多分知らないが…エヴァンジェルが選んだ基準は良く分からないが番だからなのかもしれない。

「ん~ずっと何もしないでベットにいるのもなぁ……テレビもないし…暇すぎる…シュウに…錬金するなよと言われたし……あ!?錬金は駄目でも魔導具ならあり???売らないと決めてなら…あれを作ってもいいわよね…」

魔力を練り上げて想像で作っていく!

よし!!!出来たぁ~!!

ふっふっふっ…
そう…これは…色んな形が落ちてきて
はめていくゲーム!!
上手くハマると消えるし、一変に消せる事も出来て、一番上まで積み上がると負けのやつ!!

そ…それだけ出来るゲーム機を作りました!はい!
ちなみに…カラーにしてみた!

この世界に広めるのは微妙な気がするから売出しはしない!!
完全自分用である。

さっそくベットの背もたれによりかかり、ピコピコ ピコピコ 

あ~楽しい!!!!
ストレス発散にも良さそう…

ぐあぁぁ…負けた……。
もう一度……ピコピコ ピコピコ

「おい…何をしてるんだ…ティア」

ビクッ

「何よ!ラサム!ノックくらいしてよね!!」

驚いて心臓がバクバクするじゃない!

「それって……あのゲームだろ?どうしたんだ…それ…」

ラサムの視線はゲームの1点……

あーー蓮はゲーム大好きだったのよね……。

「これは、自分用の暇つぶしの為だけに今このゲームだけ出来るように作ったの」

ん??ラサムがぷるぷるしてる……


「や」

「や???」

「やらせて!!!そのゲーム!」

目をキラキラさせて頼む……

「えーーー今やってるのに…」

「なっ?頼む……!ティアナ様!!」

「………部屋から持ち出し厳禁、誰にも貸さない…誰にも言わない…約束出来る?」

「出来る!!!!!絶対守る!」

はぁ……

「デュプリケーション」
ぱあぁぁぁっと光りゲーム機が
もう1つ増えた。

「!?」

「はい、これあげる。約束守ってよね!!」

「あ、ありがとう!!!!!」

「ふふ、本当に蓮はゲーム好きだったわよね…」

「ティアが天使に見えるよ!!」

「大袈裟……静かにやってよね…」

なぜか…ラサムもティアの隣に座り
一緒にゲームをしている。

「なぁ……それなんだよ…」

ビクッ
ビクッ

「ちょっと!!!だからノックしてよね!!!響介!!とシオン!!」

「いや…ノックしたし……なぁ…それって……ゲームだよな??ティアとラサムが持ってるやつ…」

「私が自分用に作ったのよ、1つのゲームしか出来ないけどね。持ち出し厳禁、他人に貸さない言わない約束でラサムにも作ってあげたの」

響介もシオンもキラキラした目でティアナを見つめる………。

「ほ、しいの?」

「欲しいだろ!!!転生者なら!!」

「絶対欲しいだろ!!!くぅ~この世界ゲームないのが…つらかったよな…」

「…………この世界自体がゲームみたいじゃない…魔法もあるし…」

「それはそれ!これはこれだろ!!!」

「だよな!!!」

「約束……守れる??持ち出し厳禁、貸し借り禁止…他言無用…」

「「絶対守る!!!」」

はぁ……と深いため息をつき…

響介とシオンにもあげた。

ベットの背もたれに4人並び…

ピコピコ ピコピコ ピコピコ

後から操作で…対戦出来るように追加効果をつけた。

「くう~またシオンに負けた…」

「シオン強すぎじゃね?」

「ほんと…全然勝てない……」

4人で……ピコピコピコピコしてると…
それをじっと見つめる視線………


「え?!お父様とお母様!?何をしているのですか!?」

「いや…ノックしたし…声はかけたんだが…それが気になって覗いていた…」

「私にも…やらせてくれない?」

えーーーーーー!!お父様達も!?

とりあえず…複製はせずにティアナと
ラサムのを二人にやり方を教えて貸すと……

「なんと!!!これは面白い!!最高だな!!」

「ええ!!こんなに楽しいのは初めてだわ!!」

二人とも…子供の様に喜んで興奮しながらピコピコしている。。
そうよね…ゲームは大人にも人気だもの。もしかして…作ったのまずかったかしら……。

⟨⟨ティアナ、私も1つ欲しいわ!その世界別に貴女が何を作っても大丈夫よ!!!気にしないで楽しみなさい!!ふふエヴァンジェルを送るから渡してね!!⟩⟩

「はい、女神様…」

女神様まで……。それにしても何を作ってもいいのか……。

「デュプリケーション」

この際…めんどくさいので…
一変に30個作り…とりあえずラサムとティアナが一台ずつ…再び。
エヴァンにエヴァンの分と女神様の分をあげた。

そして…また追加効果で…何台とでも
対戦出来るようにした。


「お父様、お母様…そちらは差し上げますので…他言無用…貸し借り禁止…持ち出し厳禁でお願い致します」

「くれるのか!?」

「いいの!?」

「はい…お持ち下さい」

「ありがとう!!!でも…その…王城の執務室に持ち込みたい……休憩時間にしたいのだが……」

「…………許可します……が…くれぐれも両陛下には…」

「言わない!!!貸さない!!」

「なら…いいです」

「ふふ、私はお部屋でゆっくりするわ~」

二人ともルンルンで戻っていった。

病気療養中のティアナの部屋にはいつの間にか婚約者全員……いて…
それぞれにも先程の約束を条件に…一台ずつ渡すと…みんな目をキラキラさせて…全員で対戦している。

ちょっと……私の部屋溜まり場じゃないのよ!!!

春にもあげたいのは、山々だけど
他国にまで…広まると厳しいのよね。

とりあえず……売出しはしないけど
商品登録はしておいた。
これで、第三者の発案になることはない。

しかし…お父様執務室にって……
絶対その先読めるのだけど……。

ティアナはその先の展開が読めながらも…とりあえずベットに腰を掛けて…みんなとピコピコするのだった。




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