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滞りない1日
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その日一日滞りなく授業は全て終えて、本日の夕食はロールキャベツを
圧力鍋でコンソメで煮て、あとは
人参とごぼうできんぴらごぼう、
マカロニサラダ、ほうれん草の味噌汁を作ってみました!!
「ティア~来たよ~」
ぞろぞろ
「出来てるよ、座って」
「「「「はーい」」」」
安定のイツメンである。
「さ、召し上がれ」
「んーー、この巻いてあるお肉美味しいぃ~」
「本当だな、野菜が柔らかくてお肉と一緒に噛み切れる」
「んー、美味しいです」
「さすがティアナだな」
「ふふ、ロールキャベツと言うのよ」
「そうだ、ティアナ」
「ん?なぁに?」
「来週の土日どちらか空いてないか?」
「土曜はダリアと街に行くけど、日曜は予定ないわよ」
「なら、うちの両親に会ってやってほしい、なんか会わせないと行けないような気がするんだよな突然…」
「シュウのご両親?もちろんお会いしたいわ」ニコッ
「ああ、ありがとうなら日曜俺と一緒に宜しく」
「ええ、分かったわ」
エヴァンジェルは、シュウに直接話しかけはせず、頭に天使の術で
両親にティアナを紹介するように
思念を送ったのだった。
食事が終わり、片付けをしてから皆は戻っていった。
さ、お風呂に行きましょ。
今日はカモミールのお風呂。
カモミールの香りでほっとする。
お風呂に入って、その日はそのまま
早々とベットに入り寝た。
毎日平和に過ぎ、あっという間に金曜日になり、金曜日の授業も終わり
屋敷に戻る前に自分の商店に立ち寄った。
「オーナー!!」
ティアナは店長でもあるけど、オーナーでもある。
「副店長、今日は商品登録した新しい魔導具とハーブの入浴剤を何種類か持って来たの」
「!?新しい魔導具ですか!!楽しみです!!」
店のお客様がチラチラとティアナを
見ている。中には同じクラスのクラスメートもいる。
「ええ、事務室にいくわ」
「はい!!」
二人で事務室に行き、新しいマッサージ機と足用マッサージ機、ハーブの入浴剤を三種類だした。
ラベンダー、ローズマリー、カモミールの入浴剤だ。
効能も紙に書いて添えた。
「このマッサージ機は肩にのせて電源をいれてみて」
「はい!!」
副店長は肩にのせて電源をいれてみた。
「ぬおおお、こっこれはとても気持ちがいいですね…ほしい…」
「足用もやってみて、靴をぬいで
ここに、両足を入れて電源をいれるの」
「はい!!」
ささっと靴をぬいで試した。
「うわぁぁぁ、気持ちいい……快適…」
「ふふ、これ冬は温かくなるように作ったのよ」
「絶対買います!!!!」
「ふふ、良いわよ。副店長にはそのセットをあげる、いつも頑張ってくれているし」
「!!!!!!」
「いつもありがとう」ニコッ
「ううっ…オーナー……ありがとうございます」
「そんな…泣かなくても…、あっ、そうだわ両陛下にはもう献上したから大丈夫よ」
「承知致しました」
「マッサージ機と足用は、うちでもすごい人気なのよ…既に」
「そうでしょうね…これは魔導具業界に嵐がきますよ」苦笑
「そ、そうかしら…」
「はい、オーナーの開発したものは全て流行の最先端ですし、全て必要な物となっています」
「そんなに…褒めても…」
「事実です!!!」
「そ、そう?ふふっ、とりあえず価格はこれくらいで、セット購入はこのくらいで。」
「はい、承知致しました」
「あと、はいこれ副店長の分ね」
「ありがとうございます!!!」
「さっきの見本品は魔導具部署にお願いね」
「はい!!!!」
「じゃ、また何か作ったら持ってくるわ」
「はい!お待ちしております!!」
パッ
「ふう~ただいま」
「ティアナお帰り」
「お父様!!この時間にいらっしゃるのは珍しいですね」
「ああ、陛下がティアナのマッサージ機を偉くお気に入りでね、褒美に早く家に帰してくれたんだ」苦笑
「まぁ、そんなに気に入って頂けて嬉しいですわ」
「いや~あの魔導具は革命的だよ」
「そうでしょうか」クスクス
「そうだよ、王宮では今話題の一番はあの魔導具だ、いつ買えるのかって…私のところに来るやつもいるくらいだよ…」
「それは……お手数おかけしてしまいすみません」
「いや、大丈夫だ」苦笑
「では、ちょっと失礼して着替えて参りますね」
「ああ、ではまた食事でな」
「はい!」
ティアナは自室に戻ると、とりあえず制服を脱ぎ、ラフなワンピースに着替えた。
ん~疲れたわぁ……。
今週はダリアと街に行くのと、
次の日はシュウとシュウの実家。
来週は…ちょっと学園でのんびりしようかしら……。
たまには一人での時間も過ごしたいのよね。
少し食事まで時間あるし、何か作ろうかしら。
この世界って、サンダルっていう物がそう言えばないのよね……。
これから夏が来るし……サンダルが欲しい。
皮で作ってみようかしら。
ビーチサンダルタイプで足首に留め具がついているやつと、つま先があみあみになっていて、かかとがあるタイプのサンダルにしよう。
白の皮とキャメルの皮を取り出して
想像魔法で練り上げて行く。
頭の中に作りたいサンダルを思い描いていく。
よし!できた!!とりあえずビーチサンダルタイプ!の白とキャメル!
次はあみあみでかかとあるタイプ
よし!出来た!!
これも白とキャメル!
履いてみよう。んーめちゃくちゃいい感じ!!シンプルだけど可愛い~
あみあみのも可愛い!!夏に活躍しそうね!!
皆に見せたいし食事に履いていこう。このワンピースでも違和感ないし。
食事に履いて行くと…皆に話す前にサンダルに注目がいき…夏に履きたくて
作ったと話すと……全員ほしいと……
いう…注文をうけた。
えーーー、全員か。
それぞれに足のサイズを聞いてメモをしていった。とりあえず、ブラウンと黒の二択にしてどちらの色がいいか挙手を取った。
まさか…お父様も欲しいなんて…
夏は靴が蒸れるから、ティアナのその靴があったら最高だ!!ととても喜んでいた。もしかして…また両陛下も????
えー、これも売り出す感じかしら…
この際サイズをS M L LLにして
サイズを定めて売り出そう。
メンズ物はブラウンと黒
レディース物は白とキャメルと赤かな。
よし!!こうなったら明日街に行くしその時にまた商会に寄って置いていきたいから…もう少し頑張って作ろうかしら。
部屋に戻り…両親、婚約者達のサンダルをサクサク作り上げて、その後
売り出す、サイズ別のサンダルを
それぞれの色で用意をした。
価格はこれくらいね。
サンダルは、明日の朝お父様達と、
婚約者達に渡しましょう。
んーー、頑張った!!!お風呂に入って寝よう。
りんごの入浴剤にして温まり
ぐっすり眠り、次の日全員にサンダルを渡すとみんな大喜びだった。
ビアンカも欲しそうだったので足のサイズを聞いて白いサンダルを渡すととても喜んでいた。
さ、今日はダリアと街にデート!
「ティアナ、準備できました?」
「出来たよー!!行こう!」
ダリアと手を取って街に転移した。
パッ
「どこから行く?」
「ティアナのオススメで」
「んーーー、私が選ぶと大抵魔導具の店とか…錬金の道具屋とかになるよ…」
「あはは、じゃぁ書店に行ってもいいですか?」
「ええ、私も本がみたいわ」
「ティアナはどんな本を読むのですか?」
「普段?」
「はい」
「魔導書とか…錬金書とか……そんなのばっかり…」
「なるほど、さすがですね。私なら眠くなりそうな本です」クスクス
「ダリアはどんな本を読むの?」
「料理の本とか接客の本とかインテリア関係ですね」
「ふふ、お互い仕事に直結した本なのね」クスクス
「本当ですね」クスクス
「私ダリアのこの黒と白のアッシュの髪の毛好きなんだよね」
「そう…なんですか?」
「うん、かっこいいし似合ってる」
「ありがとうございます、ティアナのプラチナシルバーの髪の毛はとても美しいですよ」
「ありがとう、ふふ本屋はそこよ!とりあえず中では別行動で」
「はい!!」
それぞれ見たい本のジャンルが確実に違うから最初から別行動!
その方がお互いストレスないし。
ん~植物の本が欲しいな~
あ、あそこにある!!
手を伸ばしても取れない……くっ…
魔法で取ろうかしら。
ひょいとティアナがほしい本を他の手が取った。
「これが欲しいのか?」
見たことがない人……
「は、はい!ありがとうございます!!」
「次からはそこに脚立があるから登って取るといいよ」
「!?本当ですね、気が付きませんでした!ありがとうございます」
「どう致しまして、じゃまたな」
手をひらひらと振って店から出ていった。
見たことがない人なんだけど、
見たことがある……。
誰かに似てる………。あの話し方も…
んーーーーー、誰だ。
お父様と同じ年くらいの方だったわよね。
ダリアと一緒に本を購入して、
そのあとカフェに行ってお茶をしてからティアナの店に寄ってもらい、
サンダルの説明とサイズの設定、
価格の設定を全て副店長に説明して
から店を後にした。
サンダルにも副店長は大興奮してたな。
「ティアナ、ちょっと寄りたい店があっていいですか?」
「もちろん」
ダリアに着いていくと、いつも行っているマゼラの店とは違う宝石屋だった。
「いらっしゃいませ、ご自由にお手にとりご覧下さい」
へぇ~珍しい石もあるのね。
でも…なんかこの石って……
鑑定
ブルートパーズモドキ
(偽物)
ブルートパーズに見えるように加工されたただの石。
偽物って……。他のも???
結局ほぼ全て偽物だった。
「ちょっと!!ダリア他の店にいこ!!」
ティアナはダリアをグイグイ引っ張り店から出した。
「どうしたんです?ティアナ」
「あそこの店の石全て偽物よ。鑑定したの…」
「え!?本当に!!!」
「ええ…本当よ。私鑑定スキルあるの…」
「買わなくて良かった……」
「ええ……」
ガックリ肩を落としているダリア
「宝石が見たいのならセドの親友の宝石屋が近くにあるから行く?」
「はい!!!!」
ダリアを連れてマゼラの店に行き、
さっきの店の話をすると、実は今宝石業界であそこの店が監視対象になっているという話をこっそり聞いた。マゼラと話し込んでいる間にダリアは選び終えてお会計を済ませていた。
「ティアナ嬢、また何か分かったら教えてくれ」
「ええ、分かったわセドにも話しておく」
「ああ、宜しく頼む」
マゼラの店を後にして帰るときに、
ダリアは選んだ宝石箱をティアナに
ずっとプレゼントしたかったとくれた。
開けてみると、ダリアの瞳と同じ
赤い宝石の指輪だった。
「綺麗な石ね、付けてくださる?」
「はい!!」
ティアナの指にダリアが指輪をはめていく。婚約指輪だろう。
「素敵、ありがとう」
「喜んで貰えて嬉しいです」
「じゃ、帰りましょう」
「はい!」
二人で手を取って転移をした。
指輪を貰った余韻を味わいつつ
お互い自室に戻った。
鑑定
ルビーSランクの輝き
やっぱりルビーだわ。
綺麗な色、ダリアの瞳のようね。
指輪を見ながら買ってきた本を見て
食事まで過ごす。
こういう時間もとっても好き!
圧力鍋でコンソメで煮て、あとは
人参とごぼうできんぴらごぼう、
マカロニサラダ、ほうれん草の味噌汁を作ってみました!!
「ティア~来たよ~」
ぞろぞろ
「出来てるよ、座って」
「「「「はーい」」」」
安定のイツメンである。
「さ、召し上がれ」
「んーー、この巻いてあるお肉美味しいぃ~」
「本当だな、野菜が柔らかくてお肉と一緒に噛み切れる」
「んー、美味しいです」
「さすがティアナだな」
「ふふ、ロールキャベツと言うのよ」
「そうだ、ティアナ」
「ん?なぁに?」
「来週の土日どちらか空いてないか?」
「土曜はダリアと街に行くけど、日曜は予定ないわよ」
「なら、うちの両親に会ってやってほしい、なんか会わせないと行けないような気がするんだよな突然…」
「シュウのご両親?もちろんお会いしたいわ」ニコッ
「ああ、ありがとうなら日曜俺と一緒に宜しく」
「ええ、分かったわ」
エヴァンジェルは、シュウに直接話しかけはせず、頭に天使の術で
両親にティアナを紹介するように
思念を送ったのだった。
食事が終わり、片付けをしてから皆は戻っていった。
さ、お風呂に行きましょ。
今日はカモミールのお風呂。
カモミールの香りでほっとする。
お風呂に入って、その日はそのまま
早々とベットに入り寝た。
毎日平和に過ぎ、あっという間に金曜日になり、金曜日の授業も終わり
屋敷に戻る前に自分の商店に立ち寄った。
「オーナー!!」
ティアナは店長でもあるけど、オーナーでもある。
「副店長、今日は商品登録した新しい魔導具とハーブの入浴剤を何種類か持って来たの」
「!?新しい魔導具ですか!!楽しみです!!」
店のお客様がチラチラとティアナを
見ている。中には同じクラスのクラスメートもいる。
「ええ、事務室にいくわ」
「はい!!」
二人で事務室に行き、新しいマッサージ機と足用マッサージ機、ハーブの入浴剤を三種類だした。
ラベンダー、ローズマリー、カモミールの入浴剤だ。
効能も紙に書いて添えた。
「このマッサージ機は肩にのせて電源をいれてみて」
「はい!!」
副店長は肩にのせて電源をいれてみた。
「ぬおおお、こっこれはとても気持ちがいいですね…ほしい…」
「足用もやってみて、靴をぬいで
ここに、両足を入れて電源をいれるの」
「はい!!」
ささっと靴をぬいで試した。
「うわぁぁぁ、気持ちいい……快適…」
「ふふ、これ冬は温かくなるように作ったのよ」
「絶対買います!!!!」
「ふふ、良いわよ。副店長にはそのセットをあげる、いつも頑張ってくれているし」
「!!!!!!」
「いつもありがとう」ニコッ
「ううっ…オーナー……ありがとうございます」
「そんな…泣かなくても…、あっ、そうだわ両陛下にはもう献上したから大丈夫よ」
「承知致しました」
「マッサージ機と足用は、うちでもすごい人気なのよ…既に」
「そうでしょうね…これは魔導具業界に嵐がきますよ」苦笑
「そ、そうかしら…」
「はい、オーナーの開発したものは全て流行の最先端ですし、全て必要な物となっています」
「そんなに…褒めても…」
「事実です!!!」
「そ、そう?ふふっ、とりあえず価格はこれくらいで、セット購入はこのくらいで。」
「はい、承知致しました」
「あと、はいこれ副店長の分ね」
「ありがとうございます!!!」
「さっきの見本品は魔導具部署にお願いね」
「はい!!!!」
「じゃ、また何か作ったら持ってくるわ」
「はい!お待ちしております!!」
パッ
「ふう~ただいま」
「ティアナお帰り」
「お父様!!この時間にいらっしゃるのは珍しいですね」
「ああ、陛下がティアナのマッサージ機を偉くお気に入りでね、褒美に早く家に帰してくれたんだ」苦笑
「まぁ、そんなに気に入って頂けて嬉しいですわ」
「いや~あの魔導具は革命的だよ」
「そうでしょうか」クスクス
「そうだよ、王宮では今話題の一番はあの魔導具だ、いつ買えるのかって…私のところに来るやつもいるくらいだよ…」
「それは……お手数おかけしてしまいすみません」
「いや、大丈夫だ」苦笑
「では、ちょっと失礼して着替えて参りますね」
「ああ、ではまた食事でな」
「はい!」
ティアナは自室に戻ると、とりあえず制服を脱ぎ、ラフなワンピースに着替えた。
ん~疲れたわぁ……。
今週はダリアと街に行くのと、
次の日はシュウとシュウの実家。
来週は…ちょっと学園でのんびりしようかしら……。
たまには一人での時間も過ごしたいのよね。
少し食事まで時間あるし、何か作ろうかしら。
この世界って、サンダルっていう物がそう言えばないのよね……。
これから夏が来るし……サンダルが欲しい。
皮で作ってみようかしら。
ビーチサンダルタイプで足首に留め具がついているやつと、つま先があみあみになっていて、かかとがあるタイプのサンダルにしよう。
白の皮とキャメルの皮を取り出して
想像魔法で練り上げて行く。
頭の中に作りたいサンダルを思い描いていく。
よし!できた!!とりあえずビーチサンダルタイプ!の白とキャメル!
次はあみあみでかかとあるタイプ
よし!出来た!!
これも白とキャメル!
履いてみよう。んーめちゃくちゃいい感じ!!シンプルだけど可愛い~
あみあみのも可愛い!!夏に活躍しそうね!!
皆に見せたいし食事に履いていこう。このワンピースでも違和感ないし。
食事に履いて行くと…皆に話す前にサンダルに注目がいき…夏に履きたくて
作ったと話すと……全員ほしいと……
いう…注文をうけた。
えーーー、全員か。
それぞれに足のサイズを聞いてメモをしていった。とりあえず、ブラウンと黒の二択にしてどちらの色がいいか挙手を取った。
まさか…お父様も欲しいなんて…
夏は靴が蒸れるから、ティアナのその靴があったら最高だ!!ととても喜んでいた。もしかして…また両陛下も????
えー、これも売り出す感じかしら…
この際サイズをS M L LLにして
サイズを定めて売り出そう。
メンズ物はブラウンと黒
レディース物は白とキャメルと赤かな。
よし!!こうなったら明日街に行くしその時にまた商会に寄って置いていきたいから…もう少し頑張って作ろうかしら。
部屋に戻り…両親、婚約者達のサンダルをサクサク作り上げて、その後
売り出す、サイズ別のサンダルを
それぞれの色で用意をした。
価格はこれくらいね。
サンダルは、明日の朝お父様達と、
婚約者達に渡しましょう。
んーー、頑張った!!!お風呂に入って寝よう。
りんごの入浴剤にして温まり
ぐっすり眠り、次の日全員にサンダルを渡すとみんな大喜びだった。
ビアンカも欲しそうだったので足のサイズを聞いて白いサンダルを渡すととても喜んでいた。
さ、今日はダリアと街にデート!
「ティアナ、準備できました?」
「出来たよー!!行こう!」
ダリアと手を取って街に転移した。
パッ
「どこから行く?」
「ティアナのオススメで」
「んーーー、私が選ぶと大抵魔導具の店とか…錬金の道具屋とかになるよ…」
「あはは、じゃぁ書店に行ってもいいですか?」
「ええ、私も本がみたいわ」
「ティアナはどんな本を読むのですか?」
「普段?」
「はい」
「魔導書とか…錬金書とか……そんなのばっかり…」
「なるほど、さすがですね。私なら眠くなりそうな本です」クスクス
「ダリアはどんな本を読むの?」
「料理の本とか接客の本とかインテリア関係ですね」
「ふふ、お互い仕事に直結した本なのね」クスクス
「本当ですね」クスクス
「私ダリアのこの黒と白のアッシュの髪の毛好きなんだよね」
「そう…なんですか?」
「うん、かっこいいし似合ってる」
「ありがとうございます、ティアナのプラチナシルバーの髪の毛はとても美しいですよ」
「ありがとう、ふふ本屋はそこよ!とりあえず中では別行動で」
「はい!!」
それぞれ見たい本のジャンルが確実に違うから最初から別行動!
その方がお互いストレスないし。
ん~植物の本が欲しいな~
あ、あそこにある!!
手を伸ばしても取れない……くっ…
魔法で取ろうかしら。
ひょいとティアナがほしい本を他の手が取った。
「これが欲しいのか?」
見たことがない人……
「は、はい!ありがとうございます!!」
「次からはそこに脚立があるから登って取るといいよ」
「!?本当ですね、気が付きませんでした!ありがとうございます」
「どう致しまして、じゃまたな」
手をひらひらと振って店から出ていった。
見たことがない人なんだけど、
見たことがある……。
誰かに似てる………。あの話し方も…
んーーーーー、誰だ。
お父様と同じ年くらいの方だったわよね。
ダリアと一緒に本を購入して、
そのあとカフェに行ってお茶をしてからティアナの店に寄ってもらい、
サンダルの説明とサイズの設定、
価格の設定を全て副店長に説明して
から店を後にした。
サンダルにも副店長は大興奮してたな。
「ティアナ、ちょっと寄りたい店があっていいですか?」
「もちろん」
ダリアに着いていくと、いつも行っているマゼラの店とは違う宝石屋だった。
「いらっしゃいませ、ご自由にお手にとりご覧下さい」
へぇ~珍しい石もあるのね。
でも…なんかこの石って……
鑑定
ブルートパーズモドキ
(偽物)
ブルートパーズに見えるように加工されたただの石。
偽物って……。他のも???
結局ほぼ全て偽物だった。
「ちょっと!!ダリア他の店にいこ!!」
ティアナはダリアをグイグイ引っ張り店から出した。
「どうしたんです?ティアナ」
「あそこの店の石全て偽物よ。鑑定したの…」
「え!?本当に!!!」
「ええ…本当よ。私鑑定スキルあるの…」
「買わなくて良かった……」
「ええ……」
ガックリ肩を落としているダリア
「宝石が見たいのならセドの親友の宝石屋が近くにあるから行く?」
「はい!!!!」
ダリアを連れてマゼラの店に行き、
さっきの店の話をすると、実は今宝石業界であそこの店が監視対象になっているという話をこっそり聞いた。マゼラと話し込んでいる間にダリアは選び終えてお会計を済ませていた。
「ティアナ嬢、また何か分かったら教えてくれ」
「ええ、分かったわセドにも話しておく」
「ああ、宜しく頼む」
マゼラの店を後にして帰るときに、
ダリアは選んだ宝石箱をティアナに
ずっとプレゼントしたかったとくれた。
開けてみると、ダリアの瞳と同じ
赤い宝石の指輪だった。
「綺麗な石ね、付けてくださる?」
「はい!!」
ティアナの指にダリアが指輪をはめていく。婚約指輪だろう。
「素敵、ありがとう」
「喜んで貰えて嬉しいです」
「じゃ、帰りましょう」
「はい!」
二人で手を取って転移をした。
指輪を貰った余韻を味わいつつ
お互い自室に戻った。
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ルビーSランクの輝き
やっぱりルビーだわ。
綺麗な色、ダリアの瞳のようね。
指輪を見ながら買ってきた本を見て
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こういう時間もとっても好き!
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