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いつも通りの日常-叔父上と叔母上
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さて、今日は学園に戻るからバタつくわね。
バタバタ バタバタ バタバタ
バン
「ティアナ!!!」
「お母様……また…ノックもせずになんですか?」
昨夜のお父様の次はお母様ですか…
「あのマッサージ機というもの最高よ!!!肩も腰も足も!!ありがとう!!!うちの娘は天才ね!」
ぎゅぅぅっ
「お母様、くるじぃです…」
パッ
「あっ、ごめんね、ふふ」
かなり喜んで貰えたようね
「喜んで頂けて嬉しいですわ」ふふ
「あれも売り出すのでしょ?」
「ええ、今日の放課後にでも私の店の副店長に話を通しに行く予定です」
「そう、貴女の商店は流行の目だものね」
「ふふ、有り難い事ですわ」
「副店長は、魔法誓約しているのよね??」
「ええ、国王陛下の叔父様直々の部下で暗部出身の方ですので…国王陛下が魔法誓約をおこなっておりますね。」
「あら…なら裏切ると死ぬわね…。なら安心して任せられるわね」
「ええ、そうなのです」
「しかし、陛下も姪に過保護で甘いわよね」クスクス
「ふふ、可愛がって貰えて感謝しておりますわ」
「リリも貴女を娘のように可愛がっているものね」クスクス
「はい」
「いずれレオルとの子を授かったら増々色々過保護になりそうよね…あの二人…孫だものね……」
「そうですね……でも…その……」
「ん???」
「実は……その……ミオル殿下にも…口説かれておりまして……」
「まぁ、ミオルにも???」
「はい………挽回のチャンスをくれと…」
「どうするの???」
「チャンスは承知したのです…その…とても真剣な眼差しで今までの非礼を謝罪してくださったので…」
「あの子は不器用なのよね…本当は優秀でいい子なのに…そう…なら、もしかしたらミオルも夫になるかもしれないのね…」
「ええ……」
「なら、なおさらあの二人の過保護が増すわね」苦笑
「ミオル殿下は王太子様ですので…
いずれ子を授かれば…その子は王太子になるのですよね??」
「ええ、そうなるわね、ミオルとの間に生まれなかったり、女児だと、レオルとの間に生まれた子が立太子することになるわよね」
「なるほど……」
「でも、それって竜王国もそうよ??セドナとスオウ二人とも夫になるのだし」
「!?確かに……」
「だから、そんなに深く考える必要ないのよなんとかなるし。それにあと4年もあるのよ」苦笑
「はい、そうですね」クスクス
「さ、学園に戻る用意をしないとね」
「はい!!」
「あ、陛下とリリのマッサージ機もある?今日城に行くから渡したいのよ」
「あ、はい用意してあります」
マリーナに二人分のマッサージ機を渡した。
「ありがとう、喜ぶわね」
「だと嬉しいですね」クスクス
「じゃ、私は用意をして城に行くわ、貴女も学園楽しみなさい」
「はい!!」
バタバタと用意をして、シュウ、
カリン、イオ、パンと今日は転移で戻る事にした。
「皆、また週末ね!!」
婚約者全員が見送りしてくれている。
「ティアナ、買い物楽しみにしてますね」
「うん、ダリア私も楽しみにしてる!」
「ティアナ、テドナの事は任せて下さい」ニコッ
「うん、セド宜しくね」
それぞれに一言挨拶をしてから
転移で学園に戻ってきた。
「ふう~なんだか毎週末色々あるから疲れがとれないよね」
「ティアナ、まだ若いのにその発言は…厳しいぞ」
「若くても疲れるわよね?ティア」
「そうそう」
「色々ありすぎるからな~ティアは」
「ですよね~」
「ねぇ、シュウそのブレスレット何?そんなの付けてたっけ?」
「ああ、これか?昨日エヴァンが突然来てさ、これを必ず身に着けろって渡して来たんだよな。理由も言わずに、ティアナの身に何かおきてどうにもならないピンチの時はこの腕輪に魔力を流して封印を溶けとかなんとか……」
「へぇ~守護魔法でもかけてあるのかしらね」
「かもな~天使が言うことだから守らないとと思って身につけてる」
「そうね、意味のない事はしないでしょうからね」
「ああ」
「おい、早く部屋に戻って用意しないと時間がやばいぞ」
「わっ、本当!!イオありがとう」
バタバタとそれぞれ部屋に戻り授業の用意をする。
今日のお昼は食堂だ。
その頃エヴァンジェルは…
パッ
ここがシュウの実家か。
確か母親が候爵令嬢でそこに婿入りしたんだったか…。
屋敷の門の前でウロウロしていると
人影が…。
「うちに何か用ですか??どちら様ですか?」
シュウと同じ薄紫色のラベンダーと様な髪の毛…。どうして気が付かなかったのだろう…。シュウはルシファーに瓜二つなのに。
「私は、シュウースと同じ人の婚約者で名をエヴァンジェルと申します」
「は??エヴァンジェルって……」
ルシファーがまじまじとエヴァンジェルの顔を見る………。
ぱあぁぁとエヴァンジェルがしまっていた羽を表に出した。
「エヴァンジェル……大きくなったな……」
気が付いたようだな。
「はい、ルシファー叔父上、とりあえず羽をしまいますので、屋敷に入れて貰えないでしょうか?婦人も共に話したい事があるのです」
「ああ……分かった」
その瞬間、遂に自分の真実を最愛の妻に話すときが来たのだなとルシファーは悟った。
「まずは奥様が来られる前に軽く叔父上にお話致しますが、これはローゼリア家のみの生涯子孫がいる限り他言出来ない神界との誓約になっておりますゆえ、叔父上とも神界との誓約になります。ちなみにシュウは知っていますが、自身が天使だとはまだ知らせておりません」
「ああ、神界と誓約をする」
これを破ると存在ごと消される
誓約を結んでからエヴァンジェルが
話しだす。
「それでは、まず私とシュウの婚約者ですが」
「ローゼリア家の姫君だろ?」
「ええそうですが、あの方は女神様と創世神様のお子で、次代の創世神様になります。そして、私は神配になります」
「なっ!?」
「そして、シュウは次代の創世神様の夫になると同時に守護者として選ばれました」
「シュウがか……」
「はい、女神様の采配による物です」
「なんと………」
守護者とは、常に妻に寄り添い、守り慈しみ神配の次の位の夫にあたる。
「そして、ローゼリア家は神の子を育ててくれた恩恵を与えられ、夫達や子、子孫は死ぬ前に天界に連れてこられ、天使の姿にかわり天界の
ティアナパレスにて一番いい時の姿に戻り、老化することなくそこで
暮らす事となります。がそれも既で
先の婚約者達には話しており、ティアナの両親も知っております。もちろん神界誓約済みですが、今後は
子孫など死ぬ前にのみ天使が話すこととなります。」
「シュウも…か」
「ええ、もちろん夫で守護者ですからそうなります。そして、ルシファー叔父上貴方がた夫婦も女神様の恩恵により死ぬ前に天界に戻る事になりました」
「はあぁぁ?!なぜ?!」
「貴方がラファエロ父上の弟で私の叔父で、守護者の父親だからですね」
「でも…私は堕天使で……もう羽が…」
「ああ、それでしたらこの前ティアナが堕天使40名を魔法で天使に戻して天界にかえしましたよ」
「堕天使を天使に戻せるだと??そんな事創世神様でも出来ないだろ?」
「ええ、女神様でも無理ですが、あの二人の力を両方受け継いだからこそのようですね」
「なんと………私はまた天使に戻れるのか……」
ルシファーの瞳からポロポロと涙が
溢れる。
「ええ、そして最愛の妻と共にね」
「女神様に感謝を致します、あと次代の創世神様に」
「ええ、そうしてください。貴方の母上もお待ちしておりますので」
「そうか…母上はお元気か?」
「お祖母様は相変わらずですよ」クスクス
「なるほどな…」
あの破天荒ぶりは相変わらずなのか…
天界は年をとらないからな…
「もちろん奥様も叔父上も一番いい時の姿に戻りますよ」
「そうか、ありがたいな」
そして、ルシファーの妻も呼び、
神界誓約をした後同じ話をした。
妻はなんとなくルシファーが何か隠していると気が付いていたし、生まれた子の背に小さな白い羽があったことも覚えていた。生まれたその日のうちにその羽は神によって封印され消えたけれど。
「この叔父上の件と守護者の件、シュウが本来は天使だという事実は折を見て女神様からの指示の元、私が話すこととなるので、お二方は話されない様にお願い致しますね。神界誓約が破られることとなりますので」
「「はい」」
「あと、ティアナがあのお二方のお子であるという事と次代の創世神様という事実も言わないで下さい。多分シュウはこの前の堕天使達が天使に戻り口を少し滑らせたので、賢いシュウは察していると思うのですがまだはっきり知らせる時期ではないのでお願い致します」
「ああ、分かった」
「分かりましたわ」
「ティアナとお会いしたことはありますか?」
「それが…まだ…シュウがなかなか連れてきてくれなくてね」苦笑
「ええ、お会いしたいのに…」
「ふふ、とても美しく愛らしい姫君ですよ。シュウに連れて来るように話しておきます」クスクス
「ありがとうエヴァンジェル」
「ありがとうございます」
「いえ、では叔父上、叔母上これにて私は女神様の補助の業務に戻ります……人使い荒いので…あの方…」
⟨⟨ちょっと!!!聞き捨てならないわね!!エヴァンジェル!! ⟩⟩
「うわぁ……また聞いていたのですか……地獄耳な…」
⟨⟨もう!!エヴァンジェル!!失礼な事を言わないでよね!!ルシファー
久しぶりね、奥方は初めまして、いずれ天界で会えるのを楽しみにしているわ、シュウと愛しい私の娘を宜しくね⟩⟩
「女神様!!!ご無沙汰しております、はい、いずれ天界でお会い出来る事を妻と楽しみにしております。シュウと姫君はお守り致します」
⟨⟨ええ、宜しくね!エヴァンジェルほら!早く帰って来なさいよ!!執務が溜まっているのよ!!⟩⟩
「はい……分かりました…では叔父上、叔母上これにて失礼致します」
「ああ、エヴァンジェルありがとう」
「エヴァンジェルくん、ありがとうね」
パッ
「転移か、そう言えばシュウも転移できたな」クスクス
「だから、あの子は規格外だったのね…」
「そうだな~これも運命か」
二人は寄り添って窓から空を見ているのだった。
バタバタ バタバタ バタバタ
バン
「ティアナ!!!」
「お母様……また…ノックもせずになんですか?」
昨夜のお父様の次はお母様ですか…
「あのマッサージ機というもの最高よ!!!肩も腰も足も!!ありがとう!!!うちの娘は天才ね!」
ぎゅぅぅっ
「お母様、くるじぃです…」
パッ
「あっ、ごめんね、ふふ」
かなり喜んで貰えたようね
「喜んで頂けて嬉しいですわ」ふふ
「あれも売り出すのでしょ?」
「ええ、今日の放課後にでも私の店の副店長に話を通しに行く予定です」
「そう、貴女の商店は流行の目だものね」
「ふふ、有り難い事ですわ」
「副店長は、魔法誓約しているのよね??」
「ええ、国王陛下の叔父様直々の部下で暗部出身の方ですので…国王陛下が魔法誓約をおこなっておりますね。」
「あら…なら裏切ると死ぬわね…。なら安心して任せられるわね」
「ええ、そうなのです」
「しかし、陛下も姪に過保護で甘いわよね」クスクス
「ふふ、可愛がって貰えて感謝しておりますわ」
「リリも貴女を娘のように可愛がっているものね」クスクス
「はい」
「いずれレオルとの子を授かったら増々色々過保護になりそうよね…あの二人…孫だものね……」
「そうですね……でも…その……」
「ん???」
「実は……その……ミオル殿下にも…口説かれておりまして……」
「まぁ、ミオルにも???」
「はい………挽回のチャンスをくれと…」
「どうするの???」
「チャンスは承知したのです…その…とても真剣な眼差しで今までの非礼を謝罪してくださったので…」
「あの子は不器用なのよね…本当は優秀でいい子なのに…そう…なら、もしかしたらミオルも夫になるかもしれないのね…」
「ええ……」
「なら、なおさらあの二人の過保護が増すわね」苦笑
「ミオル殿下は王太子様ですので…
いずれ子を授かれば…その子は王太子になるのですよね??」
「ええ、そうなるわね、ミオルとの間に生まれなかったり、女児だと、レオルとの間に生まれた子が立太子することになるわよね」
「なるほど……」
「でも、それって竜王国もそうよ??セドナとスオウ二人とも夫になるのだし」
「!?確かに……」
「だから、そんなに深く考える必要ないのよなんとかなるし。それにあと4年もあるのよ」苦笑
「はい、そうですね」クスクス
「さ、学園に戻る用意をしないとね」
「はい!!」
「あ、陛下とリリのマッサージ機もある?今日城に行くから渡したいのよ」
「あ、はい用意してあります」
マリーナに二人分のマッサージ機を渡した。
「ありがとう、喜ぶわね」
「だと嬉しいですね」クスクス
「じゃ、私は用意をして城に行くわ、貴女も学園楽しみなさい」
「はい!!」
バタバタと用意をして、シュウ、
カリン、イオ、パンと今日は転移で戻る事にした。
「皆、また週末ね!!」
婚約者全員が見送りしてくれている。
「ティアナ、買い物楽しみにしてますね」
「うん、ダリア私も楽しみにしてる!」
「ティアナ、テドナの事は任せて下さい」ニコッ
「うん、セド宜しくね」
それぞれに一言挨拶をしてから
転移で学園に戻ってきた。
「ふう~なんだか毎週末色々あるから疲れがとれないよね」
「ティアナ、まだ若いのにその発言は…厳しいぞ」
「若くても疲れるわよね?ティア」
「そうそう」
「色々ありすぎるからな~ティアは」
「ですよね~」
「ねぇ、シュウそのブレスレット何?そんなの付けてたっけ?」
「ああ、これか?昨日エヴァンが突然来てさ、これを必ず身に着けろって渡して来たんだよな。理由も言わずに、ティアナの身に何かおきてどうにもならないピンチの時はこの腕輪に魔力を流して封印を溶けとかなんとか……」
「へぇ~守護魔法でもかけてあるのかしらね」
「かもな~天使が言うことだから守らないとと思って身につけてる」
「そうね、意味のない事はしないでしょうからね」
「ああ」
「おい、早く部屋に戻って用意しないと時間がやばいぞ」
「わっ、本当!!イオありがとう」
バタバタとそれぞれ部屋に戻り授業の用意をする。
今日のお昼は食堂だ。
その頃エヴァンジェルは…
パッ
ここがシュウの実家か。
確か母親が候爵令嬢でそこに婿入りしたんだったか…。
屋敷の門の前でウロウロしていると
人影が…。
「うちに何か用ですか??どちら様ですか?」
シュウと同じ薄紫色のラベンダーと様な髪の毛…。どうして気が付かなかったのだろう…。シュウはルシファーに瓜二つなのに。
「私は、シュウースと同じ人の婚約者で名をエヴァンジェルと申します」
「は??エヴァンジェルって……」
ルシファーがまじまじとエヴァンジェルの顔を見る………。
ぱあぁぁとエヴァンジェルがしまっていた羽を表に出した。
「エヴァンジェル……大きくなったな……」
気が付いたようだな。
「はい、ルシファー叔父上、とりあえず羽をしまいますので、屋敷に入れて貰えないでしょうか?婦人も共に話したい事があるのです」
「ああ……分かった」
その瞬間、遂に自分の真実を最愛の妻に話すときが来たのだなとルシファーは悟った。
「まずは奥様が来られる前に軽く叔父上にお話致しますが、これはローゼリア家のみの生涯子孫がいる限り他言出来ない神界との誓約になっておりますゆえ、叔父上とも神界との誓約になります。ちなみにシュウは知っていますが、自身が天使だとはまだ知らせておりません」
「ああ、神界と誓約をする」
これを破ると存在ごと消される
誓約を結んでからエヴァンジェルが
話しだす。
「それでは、まず私とシュウの婚約者ですが」
「ローゼリア家の姫君だろ?」
「ええそうですが、あの方は女神様と創世神様のお子で、次代の創世神様になります。そして、私は神配になります」
「なっ!?」
「そして、シュウは次代の創世神様の夫になると同時に守護者として選ばれました」
「シュウがか……」
「はい、女神様の采配による物です」
「なんと………」
守護者とは、常に妻に寄り添い、守り慈しみ神配の次の位の夫にあたる。
「そして、ローゼリア家は神の子を育ててくれた恩恵を与えられ、夫達や子、子孫は死ぬ前に天界に連れてこられ、天使の姿にかわり天界の
ティアナパレスにて一番いい時の姿に戻り、老化することなくそこで
暮らす事となります。がそれも既で
先の婚約者達には話しており、ティアナの両親も知っております。もちろん神界誓約済みですが、今後は
子孫など死ぬ前にのみ天使が話すこととなります。」
「シュウも…か」
「ええ、もちろん夫で守護者ですからそうなります。そして、ルシファー叔父上貴方がた夫婦も女神様の恩恵により死ぬ前に天界に戻る事になりました」
「はあぁぁ?!なぜ?!」
「貴方がラファエロ父上の弟で私の叔父で、守護者の父親だからですね」
「でも…私は堕天使で……もう羽が…」
「ああ、それでしたらこの前ティアナが堕天使40名を魔法で天使に戻して天界にかえしましたよ」
「堕天使を天使に戻せるだと??そんな事創世神様でも出来ないだろ?」
「ええ、女神様でも無理ですが、あの二人の力を両方受け継いだからこそのようですね」
「なんと………私はまた天使に戻れるのか……」
ルシファーの瞳からポロポロと涙が
溢れる。
「ええ、そして最愛の妻と共にね」
「女神様に感謝を致します、あと次代の創世神様に」
「ええ、そうしてください。貴方の母上もお待ちしておりますので」
「そうか…母上はお元気か?」
「お祖母様は相変わらずですよ」クスクス
「なるほどな…」
あの破天荒ぶりは相変わらずなのか…
天界は年をとらないからな…
「もちろん奥様も叔父上も一番いい時の姿に戻りますよ」
「そうか、ありがたいな」
そして、ルシファーの妻も呼び、
神界誓約をした後同じ話をした。
妻はなんとなくルシファーが何か隠していると気が付いていたし、生まれた子の背に小さな白い羽があったことも覚えていた。生まれたその日のうちにその羽は神によって封印され消えたけれど。
「この叔父上の件と守護者の件、シュウが本来は天使だという事実は折を見て女神様からの指示の元、私が話すこととなるので、お二方は話されない様にお願い致しますね。神界誓約が破られることとなりますので」
「「はい」」
「あと、ティアナがあのお二方のお子であるという事と次代の創世神様という事実も言わないで下さい。多分シュウはこの前の堕天使達が天使に戻り口を少し滑らせたので、賢いシュウは察していると思うのですがまだはっきり知らせる時期ではないのでお願い致します」
「ああ、分かった」
「分かりましたわ」
「ティアナとお会いしたことはありますか?」
「それが…まだ…シュウがなかなか連れてきてくれなくてね」苦笑
「ええ、お会いしたいのに…」
「ふふ、とても美しく愛らしい姫君ですよ。シュウに連れて来るように話しておきます」クスクス
「ありがとうエヴァンジェル」
「ありがとうございます」
「いえ、では叔父上、叔母上これにて私は女神様の補助の業務に戻ります……人使い荒いので…あの方…」
⟨⟨ちょっと!!!聞き捨てならないわね!!エヴァンジェル!! ⟩⟩
「うわぁ……また聞いていたのですか……地獄耳な…」
⟨⟨もう!!エヴァンジェル!!失礼な事を言わないでよね!!ルシファー
久しぶりね、奥方は初めまして、いずれ天界で会えるのを楽しみにしているわ、シュウと愛しい私の娘を宜しくね⟩⟩
「女神様!!!ご無沙汰しております、はい、いずれ天界でお会い出来る事を妻と楽しみにしております。シュウと姫君はお守り致します」
⟨⟨ええ、宜しくね!エヴァンジェルほら!早く帰って来なさいよ!!執務が溜まっているのよ!!⟩⟩
「はい……分かりました…では叔父上、叔母上これにて失礼致します」
「ああ、エヴァンジェルありがとう」
「エヴァンジェルくん、ありがとうね」
パッ
「転移か、そう言えばシュウも転移できたな」クスクス
「だから、あの子は規格外だったのね…」
「そうだな~これも運命か」
二人は寄り添って窓から空を見ているのだった。
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