132 / 697
婚約者達
しおりを挟む
ガバッ
「私のパンダちゃん!!!!」
「お嬢様……寝起きの第一声がそれですか…」
「ビアンカ!!!新しい婚約者のダリアがパンダだったの!!!人の時はめちゃくちゃ美形なのに!パンダになるとめちゃくちゃ可愛いの!!!」
「お嬢様……大興奮ですね…」
若干ビアンカは引いている…
「だって!!パンダよ、パンダ!!もっふもふでつぶらな目に可愛い顔に丸い尻尾~全てが可愛いの~」
「私も見てみたいですね」
「あ~最高だわぁ、女神様ありがとうございます!!」
⟨⟨ふふ、喜んで貰えて良かったわ、
あの子と貴女との間に子供が出来たらパンダの赤ちゃんでさらに可愛いでしょうね、ふふふっ⟩⟩
「パンダの赤ちゃん!!!!!」
ティアナの目はキラキラである。
⟨⟨ふふ、じゃ楽しんでね~⟩⟩
女神様の声が途切れた。
「うわぁ…パンダの赤ちゃんみたい~」
「お嬢様が成人してご結婚されたらでございますね」
「ダリアの赤ちゃんから考えようかしら…」
「まぁ…お嬢様ったら…他の婚約者の方達が拗ねますよ…」
「でもどっちみち順番でしょ??」
「ええ、第一夫からでございますが、まだ旦那様は第一夫を定めてはおりませんね」
「そうね~どういう基準で決めるのかしらね」
「お嬢様のお気持ちに寄り添ってお決めになられるかと」
「そうよね」
トントン
「ティアナ起きたのか?」
「あ、シュウ」
「興奮して暴走していたから、眠りの魔法をかけたんだ」クスクス
「恥ずかしい…でもパンダが可愛いくて!!」
「まぁ、あの可愛さは反則だよな」
「シュウも分かる!?」
「ああ、あの人型とのギャップがさらにだろ?」
コクコクと頷く
「パンダの子供から欲しいとかどうせ思っているんだろ?」
隠すことなく…コクコクと頷く
「んー、妬けるなぁ…」
「シュウ?」
「パンダに勝てるように頑張るよ」
チュッと唇にキスをして部屋から出ていった。
シュウ……妬けるなって、焼き餅っていうこと??シュウが??
かあぁぁと顔が赤くなる。
第一夫が誰になるか分からないけれど、全員大切だし、大好きな人たちだから、みんなで幸せになりたいなと思う。
パンダの赤ちゃんも可愛いだろうけど、イオの子ライオンの赤ちゃんも
セドの子竜の赤ちゃんもエヴァの天使の赤ちゃんも絶対可愛いよね。
もちろん、レオルやシオン、アラン
シュウ、マサーロ、ラサムの赤ちゃんも可愛いだろうなって…私何人生むの???
さすがに151人全員の子は…
でも寿命が1500から3000年なら…。
うーん、今考えてもしょうがないっか。
トントン
「ティア~どうだ」
「ん?イオ」
「なんだ…ニヤニヤして…」
「あ~、イオとの赤ちゃんは子ライオンで可愛いだろうなと思って」
「!?赤ちゃん!?お前…」
かあぁぁと顔が赤くなるイオ
「だってライオンの赤ちゃんって可愛いじゃない?でも私とのハーフだから獣人の血が薄まるのかしら?」
「ティア似のライオンなんて…神々しすぎて…めちゃくちゃ可愛いだろうな…ティアの頭にライオンの耳が…」
「そう?」
「ああ…俺は溺愛する自信がある」
「ぷぷ…娘なら嫌われるわよ」
「それは困る……」
「「アハハハ」」
「とりあえずまだ4年も先だな」
「そうね、まだ11歳のぴちぴちだから!」
「お転婆無鉄砲のお姫様な、子供が出来たら話してやらないと」
「え!?」
「お母様の家出や色々な」クスクス
「なっ!?やめてよ!!」
「なら、今後はあまり暴走するなよな」
ぽんと頭に手をおかれる。
「う、なるべく…気をつけます、ね?」
「なんだそれ」クスクス
「ふふっ」
「明日は朝イチで学校戻るんだから今日は早くねなよ?」
「うん、そうする」
「じゃ、俺はちょっとふらふらしてくるわ」
「はーい、またね」
パタン
んーーー、暇だ……暇すぎる…。
カリンは課題をしわすれたって
学園に戻っちゃったし……。
ちょっと、中庭でも散歩しようかな…
ぶらぶらと中庭に行くと、シオンと
レオルが中庭で魔法の練習を的を使っておこなっていた。
「レオル~シオン」
「ティア」
「もう大丈夫なのか?」
「うん!完全復活!」
椅子に座り二人の練習を見学する。
「ねぇ、レオルとシオン今度どこか出掛けない?」
「ん?どうした突然」
「いいぞ、今度出掛けようか」
「ん~、ほらイオとシュウとは学園でずっといられるけど、レオルとシオン達とはなかなかデートとか出来ないしなぁと思って」
レオルとシオンは顔を見合わせる
「そんな事気にしてたのか?ま、ティアと出かけられるなら嬉しいけどら、セドも行きたいだろうな」
「そうだな~」
「なら、四人でどこか出かける?」
「それもありだな、何がしたいんだ??」
「んーーー、せっかくドームテントがあって、四人用だからドームテントで旅行でもいく?」
「キャンプか~それも楽しそうだな」
「いくか!!でどの辺に行く?」
「んーーー、セドも行くなら竜王国はどう?まだ観光したことないし、そもそも行ったことないし!」
「「行きたい!!!」」
「じゃ、決まりね、次の連休で行きましょ、セドにも話しておいてくれる?」
「「了解~」」
アランとダリアと響介たちは、
まだ婚約者になって日も浅いしまた次回ね。
楽しみが増えたわ~ふふ
もちろんサイフォンも護衛だからって…ベッドが足りない!!!
もう一部屋増設して…ベッドも増やそう。
そしたら、セド、サイフォンの二人とレオル、シオンの二人でそれぞれ
ツインでいいものね。
部屋に戻ったら早速改造しましょ。
ドームテントは、カリンがティアに所有を全権渡した、好きに改造でも何でもしちゃって~という事だ。
ま、カリンが必要なら複製魔法で
もう一つつくれるからなんの問題もない。
カリンは次の連休は、カリンのお母様のご実家にいくみたい。
お母様の実家って行ったことないなぁ~お父様の実家はお城だし……。
お母様の実家ってどこなのかしら?
気になるけど、誰も何も触れないと言うことは聞かないほうがいい可能性が高いわよね……。
部屋に戻って、錬金で金平糖を作っていると、セドが訪ねてきた。
「セド?どうしたの??」
「レオルから聞きました!!キャンプすごく楽しみです!!!竜王国にティアと行けるのも待ち遠しいです!」
「ふふ、楽しみよね、私色んな国の宝石屋をまわったりするの最近好きなのよ、竜王国でも一緒にみてくれる?」
「ええ、もちろんです!!」
「ありがとう、セド」
「何を作っているのですか?」
ティアナの手元を見るセド
「ああ、金平糖という砂糖菓子なの、ひとつどうぞ」
セドの手に何個かのせてあげた
「ん、甘くて美味しいですね」
「でしょ~金平糖すきなのよね見た目も可愛いでしょ?」
「ええ、星のようですね」
「ねぇ、セド」
「はい??」
「匂いって少しだせる??」
「出せますよ??出してみましょうか?」
「うん、セドの匂いは嗅いだことないのよね」
「どうです?出してみました」
セドに近づいてクンクンと匂いを嗅ぐ。
わぁ~この匂い、なんだろう…
金木犀のような香り。
いい匂い~落ち着く~!!
セドの匂いに…少しやられて
スリスリと顔をよせる。
「ティア、大丈夫ですか?また
番酔になるので、匂いを止めますね」
「あ、うん」
「ふふ、そんなにいい匂いでした?」
「うん!!私が知ってるお花の匂いだったの。とっても落ち着く匂い」
「番の匂いは特にいい匂いと感じるので、私もティアの甘い匂いが大好きですよ」
「番契約をしたらもう匂い全開でも酔わないのよね?」
「ええ、そうです。そもそも番じゃないと匂いは感じないので」
「番契約ってどうやるの??」
「……………それは…」
「それは?」
「その………」
「その???」
バタン
ツカツカとイオが入ってきた…。
「ティア!!番契約のことは成人しないと教えられない決まりなんだぞ、セドを困らせたら駄目だろ?」
「あら、そんな決まりがあるの??それはごめんなさい…」
「いえ、すみませんそういえば良かったですね」ハハハ
「セド、ダリアが探してたぞ」
「あ、そうなんですか?今行きます!ではティアまた」
イオとセドがパタパタと部屋から出ていってしまった。
「何なの?騒々しいわね、イオは」
ポフンとソファーに座り、金平糖とたべる。
残りの金平糖は、もちろん滅菌瓶10個くらいは出来た。
「女神様~金平糖いりますか??」
天井に向かって話しかける
⟨⟨たべる~~、エヴァンジェルを行かせるから渡して~⟩⟩
「は~い」
一つの金平糖の瓶に可愛い赤色のリボンを結んであげた。
エヴァはパッと来て、受け取ってパッと戻っていった 苦笑
あー暇ね…パンダをもふりたい……
あ!!!!白と黒のファーで!!
パンダのジャンバー作ろう!!!
ふっふっふっふっ。
早速白と黒のファーの生地を取り出して完成させた!!
もちろんフードに耳に付き!!
少し腰のサイズくらいの長めにして、黒い丸い尻尾もつけたの!!
さっそく着てみた!!
プラチナシルバーの髪の毛に生えてすっごく可愛い…。
「やだぁ…すっごく可愛い」
鏡の前でくるんと一回転しても可愛い。
よし、ダリアに見せてこよう!!!
着たままダリアの部屋に向った。
トントン
「はーい」
カチャ
「ダリアみてみて~」
「うわぁ~パンダですか!?」
「そう!!今作ったの!!可愛いでしょ~」
「はい!!!めちゃくちゃティアナに似合いますね」ニコッ
「えへへ、ありがとう」
「このフードにも耳がついているのですね!!」
「そうなの~いいでしょ!!ダリアも欲しい?」
「え!?頂けるのですか?」
「うん、もちろんちょっと待ってね」
空間からもう一着だす。
「はいこれ」
「わぁ~ありがとうございます!!」
二人で鏡の前で並んでみた
美男美女のパンダペアルックである。
「可愛いぃ~」
「可愛いですね!」
キャッキャと二人で大盛りあがり。
ドアも開けっぱなしである……。
そこを通り掛かったパンくん
「!?ティア!?それは新作!!!」
ん?と振り向くとパンくんの瞳がキラキラしてた。
「そう、新作パンダもふもふジャンバー、可愛いでしょ~」
「めちゃくちゃ可愛いぃーくぅ羨ましい」
パンくん…面白すぎるんだけど。
「はい、パンくんのぶん」
空間からほいとパンくんに渡す。
もちろんこうなることは想定済みである。
「えええええ、いいのですか?」
「だってパンくんのぶんだから」
「わあぁぁぁありがとうございます!!!」
すんごい嬉しそうね……。
「ねぇ、パンくん、パンダ好きなの??」
コクコクと頷く
「だって、あのつぶらな瞳に
丸いフォルム、丸い尻尾…最高に可愛いじゃないですか!!!」
「ええ…そうよね…」
ちらっとダリアを見るとお腹を抱えて、声を出さずに笑っている…。
パンくん…ダリアがパンダって知らないんだっけ???
「パンくん、生パンダ見たいの?」
あの時部屋にいなかったっけ??
んー、記憶が曖昧……
「見たいです!!!!もちろん!」
「ダリア見せてあげられる?」
「クックッ、いいですよ」ニコッ
光と共にダリアがパンダになった。
「なっ!?ダリアはパンダの獣人!?」
「ええ…そうよ。一度パンダにこの、屋敷でなったときにいなかったの??」
「ええ、なんか突然呼ばれて、ダリアが獣化するタイミングででてしまったのです…」
「あら……」
「うわぁぁ、可愛いぃ………生のパンダ………触ってもいいですか?」
ダリアはコクコクと頷く。
パンくんは控えめに頭と背中を撫で撫でと触りとても満足していた。
パンくんがお礼をいうとダリアは人に戻った。
「生パンダ最高でした。一生の宝物ですっ!!」
「そこまで!?」
「あははは、もうだめ……堪えられない…あはははは」
ダリアは笑い出す。
「もう…しょうがないなぁ、これもあげるよ」
ぽふんとパンくんにあげたのは、
さっき作ったパンダのぬいぐるみ!
もちろんもふもふ仕様である。
「うわぁぁぁ、もふもふのパンダぬいぐるみ~!!!!」
「可愛いでしょ~、4個作ったから一つあげる」
「ううっ、ティアありがとう」
なんか…涙ぐんでない?
「ちょ…泣かないでよ…」
「うれじくて……」
パンくん…愉快すぎる…
「ダリアもいる?ぬいぐるみ」
「いいのですか?」
「うん、欲しいならあげるよ」
「欲しいです!!」
ぽふんと渡すとダリアも大喜びである。
美形とぬいぐるみ……うんいい!!
今日は2回も生パンダが見れてしあわせだったな~とルンルンで部屋に戻ったティアナだった。
その頃……
「セド、危なかったな!!」
「ええ…」
「説明しようがないもんな…」
「ですよね……」
「自然と知るのがいいよな…結婚前に…カリンが話してくれるのが一番なんだけど…」
「ですよね……」
という…男同士の相談会は続くのだった。
「私のパンダちゃん!!!!」
「お嬢様……寝起きの第一声がそれですか…」
「ビアンカ!!!新しい婚約者のダリアがパンダだったの!!!人の時はめちゃくちゃ美形なのに!パンダになるとめちゃくちゃ可愛いの!!!」
「お嬢様……大興奮ですね…」
若干ビアンカは引いている…
「だって!!パンダよ、パンダ!!もっふもふでつぶらな目に可愛い顔に丸い尻尾~全てが可愛いの~」
「私も見てみたいですね」
「あ~最高だわぁ、女神様ありがとうございます!!」
⟨⟨ふふ、喜んで貰えて良かったわ、
あの子と貴女との間に子供が出来たらパンダの赤ちゃんでさらに可愛いでしょうね、ふふふっ⟩⟩
「パンダの赤ちゃん!!!!!」
ティアナの目はキラキラである。
⟨⟨ふふ、じゃ楽しんでね~⟩⟩
女神様の声が途切れた。
「うわぁ…パンダの赤ちゃんみたい~」
「お嬢様が成人してご結婚されたらでございますね」
「ダリアの赤ちゃんから考えようかしら…」
「まぁ…お嬢様ったら…他の婚約者の方達が拗ねますよ…」
「でもどっちみち順番でしょ??」
「ええ、第一夫からでございますが、まだ旦那様は第一夫を定めてはおりませんね」
「そうね~どういう基準で決めるのかしらね」
「お嬢様のお気持ちに寄り添ってお決めになられるかと」
「そうよね」
トントン
「ティアナ起きたのか?」
「あ、シュウ」
「興奮して暴走していたから、眠りの魔法をかけたんだ」クスクス
「恥ずかしい…でもパンダが可愛いくて!!」
「まぁ、あの可愛さは反則だよな」
「シュウも分かる!?」
「ああ、あの人型とのギャップがさらにだろ?」
コクコクと頷く
「パンダの子供から欲しいとかどうせ思っているんだろ?」
隠すことなく…コクコクと頷く
「んー、妬けるなぁ…」
「シュウ?」
「パンダに勝てるように頑張るよ」
チュッと唇にキスをして部屋から出ていった。
シュウ……妬けるなって、焼き餅っていうこと??シュウが??
かあぁぁと顔が赤くなる。
第一夫が誰になるか分からないけれど、全員大切だし、大好きな人たちだから、みんなで幸せになりたいなと思う。
パンダの赤ちゃんも可愛いだろうけど、イオの子ライオンの赤ちゃんも
セドの子竜の赤ちゃんもエヴァの天使の赤ちゃんも絶対可愛いよね。
もちろん、レオルやシオン、アラン
シュウ、マサーロ、ラサムの赤ちゃんも可愛いだろうなって…私何人生むの???
さすがに151人全員の子は…
でも寿命が1500から3000年なら…。
うーん、今考えてもしょうがないっか。
トントン
「ティア~どうだ」
「ん?イオ」
「なんだ…ニヤニヤして…」
「あ~、イオとの赤ちゃんは子ライオンで可愛いだろうなと思って」
「!?赤ちゃん!?お前…」
かあぁぁと顔が赤くなるイオ
「だってライオンの赤ちゃんって可愛いじゃない?でも私とのハーフだから獣人の血が薄まるのかしら?」
「ティア似のライオンなんて…神々しすぎて…めちゃくちゃ可愛いだろうな…ティアの頭にライオンの耳が…」
「そう?」
「ああ…俺は溺愛する自信がある」
「ぷぷ…娘なら嫌われるわよ」
「それは困る……」
「「アハハハ」」
「とりあえずまだ4年も先だな」
「そうね、まだ11歳のぴちぴちだから!」
「お転婆無鉄砲のお姫様な、子供が出来たら話してやらないと」
「え!?」
「お母様の家出や色々な」クスクス
「なっ!?やめてよ!!」
「なら、今後はあまり暴走するなよな」
ぽんと頭に手をおかれる。
「う、なるべく…気をつけます、ね?」
「なんだそれ」クスクス
「ふふっ」
「明日は朝イチで学校戻るんだから今日は早くねなよ?」
「うん、そうする」
「じゃ、俺はちょっとふらふらしてくるわ」
「はーい、またね」
パタン
んーーー、暇だ……暇すぎる…。
カリンは課題をしわすれたって
学園に戻っちゃったし……。
ちょっと、中庭でも散歩しようかな…
ぶらぶらと中庭に行くと、シオンと
レオルが中庭で魔法の練習を的を使っておこなっていた。
「レオル~シオン」
「ティア」
「もう大丈夫なのか?」
「うん!完全復活!」
椅子に座り二人の練習を見学する。
「ねぇ、レオルとシオン今度どこか出掛けない?」
「ん?どうした突然」
「いいぞ、今度出掛けようか」
「ん~、ほらイオとシュウとは学園でずっといられるけど、レオルとシオン達とはなかなかデートとか出来ないしなぁと思って」
レオルとシオンは顔を見合わせる
「そんな事気にしてたのか?ま、ティアと出かけられるなら嬉しいけどら、セドも行きたいだろうな」
「そうだな~」
「なら、四人でどこか出かける?」
「それもありだな、何がしたいんだ??」
「んーーー、せっかくドームテントがあって、四人用だからドームテントで旅行でもいく?」
「キャンプか~それも楽しそうだな」
「いくか!!でどの辺に行く?」
「んーーー、セドも行くなら竜王国はどう?まだ観光したことないし、そもそも行ったことないし!」
「「行きたい!!!」」
「じゃ、決まりね、次の連休で行きましょ、セドにも話しておいてくれる?」
「「了解~」」
アランとダリアと響介たちは、
まだ婚約者になって日も浅いしまた次回ね。
楽しみが増えたわ~ふふ
もちろんサイフォンも護衛だからって…ベッドが足りない!!!
もう一部屋増設して…ベッドも増やそう。
そしたら、セド、サイフォンの二人とレオル、シオンの二人でそれぞれ
ツインでいいものね。
部屋に戻ったら早速改造しましょ。
ドームテントは、カリンがティアに所有を全権渡した、好きに改造でも何でもしちゃって~という事だ。
ま、カリンが必要なら複製魔法で
もう一つつくれるからなんの問題もない。
カリンは次の連休は、カリンのお母様のご実家にいくみたい。
お母様の実家って行ったことないなぁ~お父様の実家はお城だし……。
お母様の実家ってどこなのかしら?
気になるけど、誰も何も触れないと言うことは聞かないほうがいい可能性が高いわよね……。
部屋に戻って、錬金で金平糖を作っていると、セドが訪ねてきた。
「セド?どうしたの??」
「レオルから聞きました!!キャンプすごく楽しみです!!!竜王国にティアと行けるのも待ち遠しいです!」
「ふふ、楽しみよね、私色んな国の宝石屋をまわったりするの最近好きなのよ、竜王国でも一緒にみてくれる?」
「ええ、もちろんです!!」
「ありがとう、セド」
「何を作っているのですか?」
ティアナの手元を見るセド
「ああ、金平糖という砂糖菓子なの、ひとつどうぞ」
セドの手に何個かのせてあげた
「ん、甘くて美味しいですね」
「でしょ~金平糖すきなのよね見た目も可愛いでしょ?」
「ええ、星のようですね」
「ねぇ、セド」
「はい??」
「匂いって少しだせる??」
「出せますよ??出してみましょうか?」
「うん、セドの匂いは嗅いだことないのよね」
「どうです?出してみました」
セドに近づいてクンクンと匂いを嗅ぐ。
わぁ~この匂い、なんだろう…
金木犀のような香り。
いい匂い~落ち着く~!!
セドの匂いに…少しやられて
スリスリと顔をよせる。
「ティア、大丈夫ですか?また
番酔になるので、匂いを止めますね」
「あ、うん」
「ふふ、そんなにいい匂いでした?」
「うん!!私が知ってるお花の匂いだったの。とっても落ち着く匂い」
「番の匂いは特にいい匂いと感じるので、私もティアの甘い匂いが大好きですよ」
「番契約をしたらもう匂い全開でも酔わないのよね?」
「ええ、そうです。そもそも番じゃないと匂いは感じないので」
「番契約ってどうやるの??」
「……………それは…」
「それは?」
「その………」
「その???」
バタン
ツカツカとイオが入ってきた…。
「ティア!!番契約のことは成人しないと教えられない決まりなんだぞ、セドを困らせたら駄目だろ?」
「あら、そんな決まりがあるの??それはごめんなさい…」
「いえ、すみませんそういえば良かったですね」ハハハ
「セド、ダリアが探してたぞ」
「あ、そうなんですか?今行きます!ではティアまた」
イオとセドがパタパタと部屋から出ていってしまった。
「何なの?騒々しいわね、イオは」
ポフンとソファーに座り、金平糖とたべる。
残りの金平糖は、もちろん滅菌瓶10個くらいは出来た。
「女神様~金平糖いりますか??」
天井に向かって話しかける
⟨⟨たべる~~、エヴァンジェルを行かせるから渡して~⟩⟩
「は~い」
一つの金平糖の瓶に可愛い赤色のリボンを結んであげた。
エヴァはパッと来て、受け取ってパッと戻っていった 苦笑
あー暇ね…パンダをもふりたい……
あ!!!!白と黒のファーで!!
パンダのジャンバー作ろう!!!
ふっふっふっふっ。
早速白と黒のファーの生地を取り出して完成させた!!
もちろんフードに耳に付き!!
少し腰のサイズくらいの長めにして、黒い丸い尻尾もつけたの!!
さっそく着てみた!!
プラチナシルバーの髪の毛に生えてすっごく可愛い…。
「やだぁ…すっごく可愛い」
鏡の前でくるんと一回転しても可愛い。
よし、ダリアに見せてこよう!!!
着たままダリアの部屋に向った。
トントン
「はーい」
カチャ
「ダリアみてみて~」
「うわぁ~パンダですか!?」
「そう!!今作ったの!!可愛いでしょ~」
「はい!!!めちゃくちゃティアナに似合いますね」ニコッ
「えへへ、ありがとう」
「このフードにも耳がついているのですね!!」
「そうなの~いいでしょ!!ダリアも欲しい?」
「え!?頂けるのですか?」
「うん、もちろんちょっと待ってね」
空間からもう一着だす。
「はいこれ」
「わぁ~ありがとうございます!!」
二人で鏡の前で並んでみた
美男美女のパンダペアルックである。
「可愛いぃ~」
「可愛いですね!」
キャッキャと二人で大盛りあがり。
ドアも開けっぱなしである……。
そこを通り掛かったパンくん
「!?ティア!?それは新作!!!」
ん?と振り向くとパンくんの瞳がキラキラしてた。
「そう、新作パンダもふもふジャンバー、可愛いでしょ~」
「めちゃくちゃ可愛いぃーくぅ羨ましい」
パンくん…面白すぎるんだけど。
「はい、パンくんのぶん」
空間からほいとパンくんに渡す。
もちろんこうなることは想定済みである。
「えええええ、いいのですか?」
「だってパンくんのぶんだから」
「わあぁぁぁありがとうございます!!!」
すんごい嬉しそうね……。
「ねぇ、パンくん、パンダ好きなの??」
コクコクと頷く
「だって、あのつぶらな瞳に
丸いフォルム、丸い尻尾…最高に可愛いじゃないですか!!!」
「ええ…そうよね…」
ちらっとダリアを見るとお腹を抱えて、声を出さずに笑っている…。
パンくん…ダリアがパンダって知らないんだっけ???
「パンくん、生パンダ見たいの?」
あの時部屋にいなかったっけ??
んー、記憶が曖昧……
「見たいです!!!!もちろん!」
「ダリア見せてあげられる?」
「クックッ、いいですよ」ニコッ
光と共にダリアがパンダになった。
「なっ!?ダリアはパンダの獣人!?」
「ええ…そうよ。一度パンダにこの、屋敷でなったときにいなかったの??」
「ええ、なんか突然呼ばれて、ダリアが獣化するタイミングででてしまったのです…」
「あら……」
「うわぁぁ、可愛いぃ………生のパンダ………触ってもいいですか?」
ダリアはコクコクと頷く。
パンくんは控えめに頭と背中を撫で撫でと触りとても満足していた。
パンくんがお礼をいうとダリアは人に戻った。
「生パンダ最高でした。一生の宝物ですっ!!」
「そこまで!?」
「あははは、もうだめ……堪えられない…あはははは」
ダリアは笑い出す。
「もう…しょうがないなぁ、これもあげるよ」
ぽふんとパンくんにあげたのは、
さっき作ったパンダのぬいぐるみ!
もちろんもふもふ仕様である。
「うわぁぁぁ、もふもふのパンダぬいぐるみ~!!!!」
「可愛いでしょ~、4個作ったから一つあげる」
「ううっ、ティアありがとう」
なんか…涙ぐんでない?
「ちょ…泣かないでよ…」
「うれじくて……」
パンくん…愉快すぎる…
「ダリアもいる?ぬいぐるみ」
「いいのですか?」
「うん、欲しいならあげるよ」
「欲しいです!!」
ぽふんと渡すとダリアも大喜びである。
美形とぬいぐるみ……うんいい!!
今日は2回も生パンダが見れてしあわせだったな~とルンルンで部屋に戻ったティアナだった。
その頃……
「セド、危なかったな!!」
「ええ…」
「説明しようがないもんな…」
「ですよね……」
「自然と知るのがいいよな…結婚前に…カリンが話してくれるのが一番なんだけど…」
「ですよね……」
という…男同士の相談会は続くのだった。
68
お気に入りに追加
2,618
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

悪役令嬢が美形すぎるせいで話が進まない
陽炎氷柱
恋愛
「傾国の美女になってしまったんだが」
デブス系悪役令嬢に生まれた私は、とにかく美しい悪の華になろうとがんばった。賢くて美しい令嬢なら、だとえ断罪されてもまだ未来がある。
そう思って、前世の知識を活用してダイエットに励んだのだが。
いつの間にかパトロンが大量発生していた。
ところでヒロインさん、そんなにハンカチを強く嚙んだら歯並びが悪くなりますよ?
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる