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パーティ
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翌朝、朝食を終えると、案の定
ビアンカの磨きがスタート……
朝から入浴でマッサージされ…香油をぬられ…ヘアパックされ……ツルツルピカピカに……。
パーティは夕方の4時位から。
お昼を少なめに食べた後に、エヴァンジェルから預かり物があると言われて
一緒にティアナの部屋に行くことに。
エヴァンジェルが空間から
バカでかい箱と小さな箱を取り出し、
「こちらの大きい箱は女神様からの贈り物です、こちらの小さな箱は創世神様からの贈り物です。どちらも、ティアナが授業で作った薬を飲んでから使用するようにとの事です…。薬とはどんな…?」
「あー、見ていらっしゃったのね、なら今飲むわね」
空間から薬を取り出して一応鑑定をする。
ティアナが作った大人に変化する薬
24時間持続。24時間たつと自然と元に戻る。
うん、大丈夫そうね。
その瓶をごくごくと飲み干すと……
ティアナの体がぱあぁぁぁぁぁと
虹色に光り、16から17歳くらいの
少女になった。
この世界では成人だけれど。
「!!!ティアナが大人に!?」
「ふふ、この薬を飲むと24時間大人でいられるのよ」
子供の服をきていたので…きつきつで
はちきれそう…
女神様の箱をあけると、大人用の素敵な
さくら色のドレス、ハート型のピアス
指輪、赤い靴、髪飾りだった。
ん、自分では着れないわね…
ビアンカを呼ぶととても驚いていたけれど、面影があるし、髪の毛と瞳の色で
すぐティアナだと分かった。
女神様からの贈り物のドレスを着ると
まるで、お花の妖精のようなドレスに
ビアンカもエヴァンジェルも見惚れていた。
髪の毛は、今日は少し毛先を巻いて、
左右から少しくるくると巻きながら
後ろの真ん中で合わせて花の髪飾りを付けた。もちろんこれも女神様の贈り物
「ネックレスがないですね…」
「この小さな箱を開けてみてください、創世神様からの贈り物の」
「ええ」
創世神様からの贈り物をあけると、
羽の美しいネックレスだった。
「なるほど、このネックレスでしたか。だから女神様もすんなり許可したのですね…」
「??」
「これに魔力を流してみてください」
魔力??
ネックレスに魔力を流すと、
ぱあぁぁぁぁぁと背中にエヴァンジェルのような美しい白い羽が生えた…。
「!!!!!お嬢様が天使に!!!!」
「ふふ、私とお揃いですね、今日はエスコート致します」
「え!?鏡、鏡!!」
パタパタと走って鏡台に行くと背中に美しい羽が生えていた…。
大人の美しい姿の自分に、背中には美しい羽が……。
胸も大人のような膨らみ、凹凸のある
体を見てほっとした。
もう既に皆は会場にティアナを待っているみたい。
エヴァンジェルにエスコートされ、
わざわざ2階にあがり、皆さんが集まってくれているパーティー会場の中央に降りれる螺旋階段からゆっくりエヴァンジェルにエスコートされて降りていくと…
会場中がざわめいた。
「え!?あの美しい羽を持った人は誰だ?」
「え!?ティア???」
「大人になってる!!!」
「ああ…理解できた。薬師学で作っていたのは大人になる薬か…」
その瞬間シュウースはあのときの薬がこのためだと一瞬で理解できた。
しかし…あの羽はなんだ??
「本日はわたくしのお誕生日パーティにおこしになって頂いてありがとうございます、本日は余興として、わたくしが先日薬師学の授業で作りました、大人になる薬を飲んでみました、一時的な薬なので明日には子供に戻りますが、あとこの羽は作り物なのでご心配なく、本日はお楽しみくださいませ」クス
会場中から歓声と拍手が溢れた
「ティアナ!!!」
「ティアナ!!!!」
お父様とお母様が駆け寄る
「ふふ、驚かれましたか?」
「とても…しかし驚いた、とても美しいなまるで女神様のようだ」
「ええ、プラチナシルバーの髪の毛は美しく輝いていて、体も凹凸がくっきりしていて、とても我が娘ながら…おそろしいくらい美しいわ…」
「ふふ、ありがとうございます、このドレスは女神様の贈り物で、この羽は創世神様からの贈り物なのです」
「まあ………」
「それはすごいね、大切にしないとな」
「ええ」
「エヴァンジェルと並ぶととても絵になる、まるで天使の夫婦のようだ」
「いずれは、夫婦ですものね、エヴァン」
「そうですね」ニコッ
エヴァンジェルは、大人になるとさらに
美しくなるティアナに見惚れてぽーっと上の空である。
バタバタバタバタと婚約者一同も来た
それをみて、お父様とお母様は来客の対応に行った。
「ティアナ、この薬だったんだな」
「そうよ、シュウ驚いた?」
「ああ、まだ4本あるだろ?」
「あら、よく覚えているのね」クスクス
「二人でデートの時にでも使ってくれ」
耳元で囁やく。
「ええ、わかったわ」クスクス
「とても美しいよ、ティアナ」
チュッと手の甲にキスを落とす。
「ティア!!すごい美しいよ、まさかこんなに美しくなるなんて……」
「イオ?泣いているの?」
「ティア、イオは感動しているのですよ」クスクス
「あら、まぁ…」
「ティア、すごく綺麗だわ、私もその薬を飲んでみたい!!」
「ええ、こっそり後であげるわね」
「ありがとう!!!」
セドもシオンもレオルもアランもサイフォン、マサーロ、ラサム、響介、
もティアナの女神のような美しさに見惚れていた。
「サプライズ大成功だったわね~」
「ああ、そうだな」
「今からティアが大人になるのが楽しみだな」
「もうイオったら子供の私だって可愛いでしょ?」
「可愛いよ、目が離せなくて」クスクス
カリンは食べ物に夢中、
少し暑くて、中庭に涼みに来たら、
シュウとイオ、セド、シオン、レオル
も一緒に来た。
「なんか、美形な婚約者達をはべらせている悪い女みたいね」クスクス
「こんなに美しく悪い女なら喜んでその手にかかりましょう」
セドがティアナの手を取り手の甲にキスを落とす。
「まぁ、セドったら」クスクス
「この羽は作り物なのか?」
シュウ鋭いわね…
「いいえ、本当は本物の天使の羽よ、創世神様からのプレゼントのネックレスてで魔力を通すと背中に羽が生えるの」
東屋から出て、パタパタと空を飛ぶティアナ
「わぁ~気持ちはいい~創世神様、女神様ありがとうございます!!」
おや、誰か来る。
セドが背中に羽だけ竜化させて飛んできた。
あと、シュウも風魔法で。さすが先生
「ふふ、二人共飛べるのね」
「竜人ですからね」
「魔法学の教師だからな」
ん~風が心地良い
「月が綺麗ね」
「貴女の美しさには負ける」
「貴女のその輝きには月も勝てませんよ」
「なっ…二人共…もう……」
みるみるうちに、ティアナの顔は赤く染まる。
その姿さえ、美しく愛らしい…。
本物の天使のようだな……。
導いて下さって本当に創世神様に感謝致します。
と二人共心のなかで創世神様にお礼を述べたのだった。
「さ、戻るぞ、さすがに体が冷えて風邪をひく」
「そうですよ、戻りましょう」
「そうね、分かったわ」
月の光に見送られながら、3人は地上に戻っていった。
「ティアナ体が冷えているぞ」
イオがストールを持ってきてくれていて
肩に掛けてくれた。
「ありがとうイオ」
「さ、パーティ会場に戻ろう」
レオルがティアナを手を取る
婚約者達と共にパーティ会場に戻ると
中央にとてもおおきなケーキが置かれていた。
「これはわしからの贈り物だよ」
「お祖父様!!!ありがとうございます」
前国王のお祖父様からの贈り物だった。
ぎゆっとお祖父様に抱きつき、
会場から歌が流れ、ローソクの火をふぅ~と吹くと会場中からおめでとうございますと拍手が溢れる。
私…とても幸せだわ。
女神様、創世神様ありがとうございます。
パーティが終わると婚約者達からそれぞれプレゼントを貰った。
アクアからも!
アクアからは、珍しい虹色の雫と呼ばれている精霊界の宝石のネックレスだった。
7色にひかるネックレスはとても美しかった。
「ティアナ、美しいな」
チュッ
「アクア」
「今日はおめでとう、ゆっくり大人におなり、我の美しい花嫁さん」
おでこにキスを落としどこかへ消えた
アクアも精霊王だから毎日忙しそうね
もうすぐ夏だものね。
綺麗なネックレスね。
婚約者ーズは、それぞれネックレスや
指輪、ブレスレット、ピアス、髪飾り
やアクセサリーだった。
もちろん全て大切にジュエリーボックスにしまった。
カリンからはおっきなおっきな、
ライオンのぬいぐるみ!!!!
イオと喧嘩をしたら殴ってねと言ってた
思わずお腹をかかえて笑ってしまった……。
あと、実は春3月に王宮で夏の王宮パーティーがあるのだけど、お祖父様に許可を取ったから、カリンと大人にこっそり変身して行く予定…ふふ。
ドレスはお祖父様がプレゼントしてくださるんだって。
今から楽しみだわ~。3月までって、
あと一月くらいなのよね、わりとすぐ
苦笑
パンくんからは、ライオンのチャームがついたカバンにつけるキーホルダーだった。なんと手作り!!
パンくん器用すぎる~!!
早速カバンにつけたよ!!
みんなイオのことをほんと大切にしてるよね!クスクス
二人共ライオンなんだもの。
トントン
「ティアナ、起きてますか?」
「エヴァ?」
「これ、プレゼントです、渡すタイミングがなくて…」
「ありがとう!!!開けてみてもいい?」
コクコクと頷くエヴァンジェル。
開けると、一つの種だった。
種????なんの???
「これは、「桜」という地球の植物の種です。貴女と同じ名前なので…いえ、その…過去の貴女と同じ名前で…」
桜??桜をもう一度この目で見れるの?
幾度となく、入学式や卒業式で見たあの笑いピンクの花……
涙がポロポロと溢れた。
「エヴァ…ありがとぉ…うれじぃ…」
ポロポロ ポロポロ
「ふふ、せっかく大人で美しいのに」
ハンカチで涙をぬぐってくれる。
ティアナはぎゅうぅぅぅとエヴァに抱きつくと背中をポンポンと軽く叩いてくれた。
落ち着いたから、顔をあげると、
「落ち着いた?この種は枯れないように私が改良してあるので、この地にいる間は毎年花を咲かせますよ、ティアナは緑の精霊王の愛し子なので、魔法で水をあげれば来月までに間に合いますよ、春の花でしょう?」
「!!?そうね!!ありがとう!明日植えるわ!!」
「ええ、是非、では私は一度天界に戻りますので」ニコッ
「あ、そうだ!?このうさぎのジャンバーを女神様、創世神様、ラファエロ様、エヴァにもあと、エヴァのお母様にも」
5着色違いで渡した。
「ふふ、大量ですね、ありがとうございます、ではまた」
チュッ
と唇にキスをしてパッと消えた。
ふふ、楽しい1日だったわぁ~、
まさか桜をまた見られるなんて。
シオンもラサムも響介も喜ぶでしょうね
お月さまを見ながら、ぽーっと今日一日を振り返ってからベッドで寝たのだった。
ビアンカの磨きがスタート……
朝から入浴でマッサージされ…香油をぬられ…ヘアパックされ……ツルツルピカピカに……。
パーティは夕方の4時位から。
お昼を少なめに食べた後に、エヴァンジェルから預かり物があると言われて
一緒にティアナの部屋に行くことに。
エヴァンジェルが空間から
バカでかい箱と小さな箱を取り出し、
「こちらの大きい箱は女神様からの贈り物です、こちらの小さな箱は創世神様からの贈り物です。どちらも、ティアナが授業で作った薬を飲んでから使用するようにとの事です…。薬とはどんな…?」
「あー、見ていらっしゃったのね、なら今飲むわね」
空間から薬を取り出して一応鑑定をする。
ティアナが作った大人に変化する薬
24時間持続。24時間たつと自然と元に戻る。
うん、大丈夫そうね。
その瓶をごくごくと飲み干すと……
ティアナの体がぱあぁぁぁぁぁと
虹色に光り、16から17歳くらいの
少女になった。
この世界では成人だけれど。
「!!!ティアナが大人に!?」
「ふふ、この薬を飲むと24時間大人でいられるのよ」
子供の服をきていたので…きつきつで
はちきれそう…
女神様の箱をあけると、大人用の素敵な
さくら色のドレス、ハート型のピアス
指輪、赤い靴、髪飾りだった。
ん、自分では着れないわね…
ビアンカを呼ぶととても驚いていたけれど、面影があるし、髪の毛と瞳の色で
すぐティアナだと分かった。
女神様からの贈り物のドレスを着ると
まるで、お花の妖精のようなドレスに
ビアンカもエヴァンジェルも見惚れていた。
髪の毛は、今日は少し毛先を巻いて、
左右から少しくるくると巻きながら
後ろの真ん中で合わせて花の髪飾りを付けた。もちろんこれも女神様の贈り物
「ネックレスがないですね…」
「この小さな箱を開けてみてください、創世神様からの贈り物の」
「ええ」
創世神様からの贈り物をあけると、
羽の美しいネックレスだった。
「なるほど、このネックレスでしたか。だから女神様もすんなり許可したのですね…」
「??」
「これに魔力を流してみてください」
魔力??
ネックレスに魔力を流すと、
ぱあぁぁぁぁぁと背中にエヴァンジェルのような美しい白い羽が生えた…。
「!!!!!お嬢様が天使に!!!!」
「ふふ、私とお揃いですね、今日はエスコート致します」
「え!?鏡、鏡!!」
パタパタと走って鏡台に行くと背中に美しい羽が生えていた…。
大人の美しい姿の自分に、背中には美しい羽が……。
胸も大人のような膨らみ、凹凸のある
体を見てほっとした。
もう既に皆は会場にティアナを待っているみたい。
エヴァンジェルにエスコートされ、
わざわざ2階にあがり、皆さんが集まってくれているパーティー会場の中央に降りれる螺旋階段からゆっくりエヴァンジェルにエスコートされて降りていくと…
会場中がざわめいた。
「え!?あの美しい羽を持った人は誰だ?」
「え!?ティア???」
「大人になってる!!!」
「ああ…理解できた。薬師学で作っていたのは大人になる薬か…」
その瞬間シュウースはあのときの薬がこのためだと一瞬で理解できた。
しかし…あの羽はなんだ??
「本日はわたくしのお誕生日パーティにおこしになって頂いてありがとうございます、本日は余興として、わたくしが先日薬師学の授業で作りました、大人になる薬を飲んでみました、一時的な薬なので明日には子供に戻りますが、あとこの羽は作り物なのでご心配なく、本日はお楽しみくださいませ」クス
会場中から歓声と拍手が溢れた
「ティアナ!!!」
「ティアナ!!!!」
お父様とお母様が駆け寄る
「ふふ、驚かれましたか?」
「とても…しかし驚いた、とても美しいなまるで女神様のようだ」
「ええ、プラチナシルバーの髪の毛は美しく輝いていて、体も凹凸がくっきりしていて、とても我が娘ながら…おそろしいくらい美しいわ…」
「ふふ、ありがとうございます、このドレスは女神様の贈り物で、この羽は創世神様からの贈り物なのです」
「まあ………」
「それはすごいね、大切にしないとな」
「ええ」
「エヴァンジェルと並ぶととても絵になる、まるで天使の夫婦のようだ」
「いずれは、夫婦ですものね、エヴァン」
「そうですね」ニコッ
エヴァンジェルは、大人になるとさらに
美しくなるティアナに見惚れてぽーっと上の空である。
バタバタバタバタと婚約者一同も来た
それをみて、お父様とお母様は来客の対応に行った。
「ティアナ、この薬だったんだな」
「そうよ、シュウ驚いた?」
「ああ、まだ4本あるだろ?」
「あら、よく覚えているのね」クスクス
「二人でデートの時にでも使ってくれ」
耳元で囁やく。
「ええ、わかったわ」クスクス
「とても美しいよ、ティアナ」
チュッと手の甲にキスを落とす。
「ティア!!すごい美しいよ、まさかこんなに美しくなるなんて……」
「イオ?泣いているの?」
「ティア、イオは感動しているのですよ」クスクス
「あら、まぁ…」
「ティア、すごく綺麗だわ、私もその薬を飲んでみたい!!」
「ええ、こっそり後であげるわね」
「ありがとう!!!」
セドもシオンもレオルもアランもサイフォン、マサーロ、ラサム、響介、
もティアナの女神のような美しさに見惚れていた。
「サプライズ大成功だったわね~」
「ああ、そうだな」
「今からティアが大人になるのが楽しみだな」
「もうイオったら子供の私だって可愛いでしょ?」
「可愛いよ、目が離せなくて」クスクス
カリンは食べ物に夢中、
少し暑くて、中庭に涼みに来たら、
シュウとイオ、セド、シオン、レオル
も一緒に来た。
「なんか、美形な婚約者達をはべらせている悪い女みたいね」クスクス
「こんなに美しく悪い女なら喜んでその手にかかりましょう」
セドがティアナの手を取り手の甲にキスを落とす。
「まぁ、セドったら」クスクス
「この羽は作り物なのか?」
シュウ鋭いわね…
「いいえ、本当は本物の天使の羽よ、創世神様からのプレゼントのネックレスてで魔力を通すと背中に羽が生えるの」
東屋から出て、パタパタと空を飛ぶティアナ
「わぁ~気持ちはいい~創世神様、女神様ありがとうございます!!」
おや、誰か来る。
セドが背中に羽だけ竜化させて飛んできた。
あと、シュウも風魔法で。さすが先生
「ふふ、二人共飛べるのね」
「竜人ですからね」
「魔法学の教師だからな」
ん~風が心地良い
「月が綺麗ね」
「貴女の美しさには負ける」
「貴女のその輝きには月も勝てませんよ」
「なっ…二人共…もう……」
みるみるうちに、ティアナの顔は赤く染まる。
その姿さえ、美しく愛らしい…。
本物の天使のようだな……。
導いて下さって本当に創世神様に感謝致します。
と二人共心のなかで創世神様にお礼を述べたのだった。
「さ、戻るぞ、さすがに体が冷えて風邪をひく」
「そうですよ、戻りましょう」
「そうね、分かったわ」
月の光に見送られながら、3人は地上に戻っていった。
「ティアナ体が冷えているぞ」
イオがストールを持ってきてくれていて
肩に掛けてくれた。
「ありがとうイオ」
「さ、パーティ会場に戻ろう」
レオルがティアナを手を取る
婚約者達と共にパーティ会場に戻ると
中央にとてもおおきなケーキが置かれていた。
「これはわしからの贈り物だよ」
「お祖父様!!!ありがとうございます」
前国王のお祖父様からの贈り物だった。
ぎゆっとお祖父様に抱きつき、
会場から歌が流れ、ローソクの火をふぅ~と吹くと会場中からおめでとうございますと拍手が溢れる。
私…とても幸せだわ。
女神様、創世神様ありがとうございます。
パーティが終わると婚約者達からそれぞれプレゼントを貰った。
アクアからも!
アクアからは、珍しい虹色の雫と呼ばれている精霊界の宝石のネックレスだった。
7色にひかるネックレスはとても美しかった。
「ティアナ、美しいな」
チュッ
「アクア」
「今日はおめでとう、ゆっくり大人におなり、我の美しい花嫁さん」
おでこにキスを落としどこかへ消えた
アクアも精霊王だから毎日忙しそうね
もうすぐ夏だものね。
綺麗なネックレスね。
婚約者ーズは、それぞれネックレスや
指輪、ブレスレット、ピアス、髪飾り
やアクセサリーだった。
もちろん全て大切にジュエリーボックスにしまった。
カリンからはおっきなおっきな、
ライオンのぬいぐるみ!!!!
イオと喧嘩をしたら殴ってねと言ってた
思わずお腹をかかえて笑ってしまった……。
あと、実は春3月に王宮で夏の王宮パーティーがあるのだけど、お祖父様に許可を取ったから、カリンと大人にこっそり変身して行く予定…ふふ。
ドレスはお祖父様がプレゼントしてくださるんだって。
今から楽しみだわ~。3月までって、
あと一月くらいなのよね、わりとすぐ
苦笑
パンくんからは、ライオンのチャームがついたカバンにつけるキーホルダーだった。なんと手作り!!
パンくん器用すぎる~!!
早速カバンにつけたよ!!
みんなイオのことをほんと大切にしてるよね!クスクス
二人共ライオンなんだもの。
トントン
「ティアナ、起きてますか?」
「エヴァ?」
「これ、プレゼントです、渡すタイミングがなくて…」
「ありがとう!!!開けてみてもいい?」
コクコクと頷くエヴァンジェル。
開けると、一つの種だった。
種????なんの???
「これは、「桜」という地球の植物の種です。貴女と同じ名前なので…いえ、その…過去の貴女と同じ名前で…」
桜??桜をもう一度この目で見れるの?
幾度となく、入学式や卒業式で見たあの笑いピンクの花……
涙がポロポロと溢れた。
「エヴァ…ありがとぉ…うれじぃ…」
ポロポロ ポロポロ
「ふふ、せっかく大人で美しいのに」
ハンカチで涙をぬぐってくれる。
ティアナはぎゅうぅぅぅとエヴァに抱きつくと背中をポンポンと軽く叩いてくれた。
落ち着いたから、顔をあげると、
「落ち着いた?この種は枯れないように私が改良してあるので、この地にいる間は毎年花を咲かせますよ、ティアナは緑の精霊王の愛し子なので、魔法で水をあげれば来月までに間に合いますよ、春の花でしょう?」
「!!?そうね!!ありがとう!明日植えるわ!!」
「ええ、是非、では私は一度天界に戻りますので」ニコッ
「あ、そうだ!?このうさぎのジャンバーを女神様、創世神様、ラファエロ様、エヴァにもあと、エヴァのお母様にも」
5着色違いで渡した。
「ふふ、大量ですね、ありがとうございます、ではまた」
チュッ
と唇にキスをしてパッと消えた。
ふふ、楽しい1日だったわぁ~、
まさか桜をまた見られるなんて。
シオンもラサムも響介も喜ぶでしょうね
お月さまを見ながら、ぽーっと今日一日を振り返ってからベッドで寝たのだった。
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