転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

文字の大きさ
上 下
123 / 697

翌朝

しおりを挟む
んー、よく寝た。

「この涙どうしようかしら…でも、天界で天使がと言っていたし、エヴァンジェルに相談しようかしら…呼んだら来るかしら…」

ティアナはさっさとビアンカに支度をしてもらい、エヴァンジェルを呼んだ…。

「エヴァンジェル~!!!!相談したいことがあるんだけど!!」

パッ

「ティアナ、今度はなんです?」

「エヴァ~」ぎゅうぅぅ

「なっ、なっ」かあぁぁぁぁと赤くなる

「あのね、聞いてくれる?」

コクコクと頷く


「昨日竜化したセドの涙を瓶に入れて鑑定してみたの」

「貴女…何をしているのです?…」
エヴァンジェルは若干ひいている…

「いやぁ、アクアの涙を前に瓶に入れて鑑定したら一度なら元の姿のまま生き返られるってでたからさ」

「なっ!?その瓶はどうしたのです?」

「え、空間にあるけど…」

「そうですか…で?」

「でね、セドの涙を鑑定したら…」

「ら………?」

「一口飲むだけで、老化しないで竜人と同じ長命になるらしいの…」

「なっ!?なんですかそれ!!」

「ね、驚くでしょ~、だからエヴァに相談したの、婚約者達やカリン達にも飲ませてもいいのか聞きたくて。先に天界に行って天使になってどーとか言ってたでしょ?」

「ええ……そう言えばエヴァも不死だから、私とセドとアレクと一緒で長命なんだね」

「ええ…とりあえず天界に持ち帰って聞いてきますから、その涙は預かってもいいですか?」

「いいよ、10本くらいあるから使ってないマジックバッグあげるよ」

空間からリュックタイプのマジックバッグ
を取り出して瓶をしまいエヴァンジェルに渡す。

「この鞄いいですね…」

「気に入ったならあげるよ」ニコッ

「ありがとうございます!!!」

「ふふ、じゃ、宜しくね」

「はい、聞いてきます」

パッ

「ふう~なんとなくだけどNGな感じがするのよね」

トントン

「ティア~おはよ」

「カリンおはよ!!」

「お嬢様、お食事の用意ができております」

「はい、行きます」

「カリン、今日一日どうする?」

「んーー、どうしようか」

「あ!そうだ、許可を取ってさ、シオンの国に行かない?街中ぶらぶらしたことないからさ~」

「!?いいね!!いきた~い!!」

「一泊して朝、転移で学校行けば良くない?」

「なにそれ!!最高!!」

二人はいそいそとルイの元に行き、
許可を得たが、シオンとシュウ、イオ、パンセド、レオル、アランも行くことになった…。サイフォンは護衛兼なので当然行く。
え~まさかのこの人数……。

エヴァンジェルは今天界である。
今朝の件を話にいったのであろう…。

「なんだか…すごい人数になったよね…」

「そうだね…なぜかこんなおおごとに…」

ぞろぞろと…街中歩くの嫌だなぁ……

「ね、街中は別行動してもらってさ、せめて5人くらいで動こうよ…」

「うん、それがいいよね…」

その話を行くメンバー全員に話すと快くオッケーが出た。

一緒に行動するのは、いつものティア、
カリン、イオ、パン、シュウの5人!

もちろん夕食とかは一緒に食べるけど。



「さ、みんな準備いい??」

「「「「「「はーい」」」」」」

全員にで…多いけど…手を繋いで…

「フルール」

パッ


「おおおおーオーシャンだ!!」

そう言えばアクアはどうしたのかしら?


「アクア~おーいアクア」


パッ

⟨⟨ティアナ!!!久しぶりだな!俺の婚約者!⟩⟩

「うん、最近見ないなーと思って、マウンテーンも元通りになっていたしお疲れ様」

⟨⟨ありがとう、もう怒ってないか?⟩⟩

「うん、怒ってないよ、あ!そうだこれあげる、冬に着てね」

アクアーリルにもうさ耳付きのアウターを渡した。

水色の髪の毛で、金色の瞳だからピンクのファーにしてみた。

⟨⟨ふぉぉぉ、ふわっふわしておる!?ティアナありがとう⟩⟩

「どう致しまして、もう自慢しないでくださいよ」ギロッ

⟨⟨もちろん…自慢はしない…絶対!!⟩⟩

「ならよし!」


「あの……その方は…」


「ん?アランどうかした??」

アランは、アラストの愛称である。


「その方はどなたですか?」

「ああ、そっかアランは初対面だよね、水の精霊王のアクアーリルだよ」

「!?」

⟨⟨我もティアナの婚約者だから宜しくな⟩⟩

「なっ、なっ、なっ」


「アラン…精霊王様で驚くのは早い…ティアナの婚約者には、天使もいるんだぞ…」

「はあぁ?天使とはなんです!?」

「なんですと…言われても背中に白い羽がある…天界の天使だよ」


「ティアナ嬢は何者なのですか?」

「んーーー、規格外で創世神様と女神様の愛し子と大天使ラファエロの祝福もち、大天使ラファエロの息子の婚約者、精霊王様全員の愛し子と、アクアーリル様の婚約者」

「…………………」


「そのうち慣れるよ」
ぽんとアランの肩にセドが手を置く…

「はい…………」


「いやー、久しぶりの母国だわ」

「シオンの国だものね~楽しんでね!」

「ありがとう!!」

「さ、私達は街に行こう~!!」


「「「「おー!!!」」」」

5人でぶらぶらと街に向かった。


「ねー、何を見る?」

「んーー、ティアは何が見たいの?」


「そうね~、海鮮物は帰りに買うとして、
パールのアクセサリーとか見たいかも」

「パール!!いいわね~見たい!」


「「「「じゃ、宝石店に行くか」」」」

「「賛成~」」

とりあえず宝石屋に行くことになった!


ピンクパールとか欲しい~

黒のファーの鞄につけたら可愛いよね…

「宝石店もそうなんだけど、パール単品で売ってる店もみたいんだよね」


「んー、それなら手芸店とか?」

「かな~黒のファーの鞄にパールつけたら可愛いかなって」

「可愛い!!絶対!!」

「でしょ~欲しいでしょ?」

「欲しい欲しい!!」

キャッキャ女子二人で盛り上がりながら歩き
後ろをぞろぞろとついていくメンズたち…
苦笑

この構図…前世でも見たことあるな…

きぃぃ…

「いらしゃいませ」

「少し見てもいいですか?」

「ご自由にご覧下さい」


パール パール

ん?この髪留めのバレッタ可愛い~

金がリボンの形になっていて、
その周りにパールがついている。
リボンの真ん中には、ピンクパールが付いていて、歩くと揺れるようになっている。

「ティア、決まった?」

「これにするわ」

「わぁ~ティアに似合いそう」

「カリンは?」

「私はね、これ!!」

「わぁ~可愛いね!!!チェリーだ!!」

チェリーがパールになっていて、チェリーの上に葉っぱが一つついていて、葉っぱはグリーントルマリンになっている。

「カリンもバレッタにしたんだね~」

「うん!!!」


いつメンは、またそれぞれティアにプレゼントを選び、パンくんはふわふわグッズのお礼にぶどうの形をした淡水パールのネックレスをティアナに選んだ。

さて、いつメンはどんなプレゼントを
選んだのかな?

「さて!次は手芸店ね!」

「おー!!」

例にならって、また女子の後ろをぞろぞろと
歩くいつメン…苦笑

いつメンとは、いつものメンズの訳である

カラン カラン


「いらしゃいませ、ご自由にお手にとってご覧下さい」

「ありがとう」

パールあるかしら…


「ティア!こっちにあるよ!!」

「ありがとう!カリン」

「パールってグレーもあるのね」

「そうね~」

とりあえず、ピンクパール、ホワイトパール

グレーパールをあるだけ入れた。

あと、他にもキョロキョロと見ていると、
キラキラと光っている

これって!?
スワロフスキー!?

綺麗ね~、ビーズの指輪つくれるわね~!!

スワロフスキーでネックレスとかピアス作っても可愛いしこれも…山盛りいれた…
苦笑


「相変わらず豪快な買いかたね」クスクス

「でしょ~でも使うから大丈夫!!」

帰ったら何かアクセサリー作ろっと!!

「カリンは何か買ったの?」

「私はねこれ!!」

「毛糸?」

「うん!冬に備えてみんなに手袋編むわ!」

「手袋!?カリンすごーい!!」

「ふふ、がんばるわ」

「山盛り買ってもマジックバッグに入れられるからいいよね~」

「ほんとよね~」

「なぁ、カフェにでも行かないか?」

「シュウ~、よくぞ言ってくれた…」

「さすがシュウですね…」

「喉乾きましたね…」


「「カフェ?行こうか~」」


「「「「賛成!!!」」」」

ぞろぞろとカフェを探しに街をまたぶらぶらと行くのであった。

しおりを挟む
感想 78

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?

青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。 そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。 そんなユヅキの逆ハーレムのお話。

女性の少ない異世界に生まれ変わったら

Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。 目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!? なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!! ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!! そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!? これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。

旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜

ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉 転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!? のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました…… イケメン山盛りの逆ハーです 前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります 小説家になろう、カクヨムに転載しています

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜

恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。 右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。 そんな乙女ゲームのようなお話。

悪役令嬢が美形すぎるせいで話が進まない

陽炎氷柱
恋愛
「傾国の美女になってしまったんだが」 デブス系悪役令嬢に生まれた私は、とにかく美しい悪の華になろうとがんばった。賢くて美しい令嬢なら、だとえ断罪されてもまだ未来がある。 そう思って、前世の知識を活用してダイエットに励んだのだが。 いつの間にかパトロンが大量発生していた。 ところでヒロインさん、そんなにハンカチを強く嚙んだら歯並びが悪くなりますよ?

異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?

すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。 一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。 「俺とデートしない?」 「僕と一緒にいようよ。」 「俺だけがお前を守れる。」 (なんでそんなことを私にばっかり言うの!?) そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。 「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」 「・・・・へ!?」 『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!? ※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。 ※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。 ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。

処理中です...