転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

文字の大きさ
上 下
123 / 683

翌朝

しおりを挟む
んー、よく寝た。

「この涙どうしようかしら…でも、天界で天使がと言っていたし、エヴァンジェルに相談しようかしら…呼んだら来るかしら…」

ティアナはさっさとビアンカに支度をしてもらい、エヴァンジェルを呼んだ…。

「エヴァンジェル~!!!!相談したいことがあるんだけど!!」

パッ

「ティアナ、今度はなんです?」

「エヴァ~」ぎゅうぅぅ

「なっ、なっ」かあぁぁぁぁと赤くなる

「あのね、聞いてくれる?」

コクコクと頷く


「昨日竜化したセドの涙を瓶に入れて鑑定してみたの」

「貴女…何をしているのです?…」
エヴァンジェルは若干ひいている…

「いやぁ、アクアの涙を前に瓶に入れて鑑定したら一度なら元の姿のまま生き返られるってでたからさ」

「なっ!?その瓶はどうしたのです?」

「え、空間にあるけど…」

「そうですか…で?」

「でね、セドの涙を鑑定したら…」

「ら………?」

「一口飲むだけで、老化しないで竜人と同じ長命になるらしいの…」

「なっ!?なんですかそれ!!」

「ね、驚くでしょ~、だからエヴァに相談したの、婚約者達やカリン達にも飲ませてもいいのか聞きたくて。先に天界に行って天使になってどーとか言ってたでしょ?」

「ええ……そう言えばエヴァも不死だから、私とセドとアレクと一緒で長命なんだね」

「ええ…とりあえず天界に持ち帰って聞いてきますから、その涙は預かってもいいですか?」

「いいよ、10本くらいあるから使ってないマジックバッグあげるよ」

空間からリュックタイプのマジックバッグ
を取り出して瓶をしまいエヴァンジェルに渡す。

「この鞄いいですね…」

「気に入ったならあげるよ」ニコッ

「ありがとうございます!!!」

「ふふ、じゃ、宜しくね」

「はい、聞いてきます」

パッ

「ふう~なんとなくだけどNGな感じがするのよね」

トントン

「ティア~おはよ」

「カリンおはよ!!」

「お嬢様、お食事の用意ができております」

「はい、行きます」

「カリン、今日一日どうする?」

「んーー、どうしようか」

「あ!そうだ、許可を取ってさ、シオンの国に行かない?街中ぶらぶらしたことないからさ~」

「!?いいね!!いきた~い!!」

「一泊して朝、転移で学校行けば良くない?」

「なにそれ!!最高!!」

二人はいそいそとルイの元に行き、
許可を得たが、シオンとシュウ、イオ、パンセド、レオル、アランも行くことになった…。サイフォンは護衛兼なので当然行く。
え~まさかのこの人数……。

エヴァンジェルは今天界である。
今朝の件を話にいったのであろう…。

「なんだか…すごい人数になったよね…」

「そうだね…なぜかこんなおおごとに…」

ぞろぞろと…街中歩くの嫌だなぁ……

「ね、街中は別行動してもらってさ、せめて5人くらいで動こうよ…」

「うん、それがいいよね…」

その話を行くメンバー全員に話すと快くオッケーが出た。

一緒に行動するのは、いつものティア、
カリン、イオ、パン、シュウの5人!

もちろん夕食とかは一緒に食べるけど。



「さ、みんな準備いい??」

「「「「「「はーい」」」」」」

全員にで…多いけど…手を繋いで…

「フルール」

パッ


「おおおおーオーシャンだ!!」

そう言えばアクアはどうしたのかしら?


「アクア~おーいアクア」


パッ

⟨⟨ティアナ!!!久しぶりだな!俺の婚約者!⟩⟩

「うん、最近見ないなーと思って、マウンテーンも元通りになっていたしお疲れ様」

⟨⟨ありがとう、もう怒ってないか?⟩⟩

「うん、怒ってないよ、あ!そうだこれあげる、冬に着てね」

アクアーリルにもうさ耳付きのアウターを渡した。

水色の髪の毛で、金色の瞳だからピンクのファーにしてみた。

⟨⟨ふぉぉぉ、ふわっふわしておる!?ティアナありがとう⟩⟩

「どう致しまして、もう自慢しないでくださいよ」ギロッ

⟨⟨もちろん…自慢はしない…絶対!!⟩⟩

「ならよし!」


「あの……その方は…」


「ん?アランどうかした??」

アランは、アラストの愛称である。


「その方はどなたですか?」

「ああ、そっかアランは初対面だよね、水の精霊王のアクアーリルだよ」

「!?」

⟨⟨我もティアナの婚約者だから宜しくな⟩⟩

「なっ、なっ、なっ」


「アラン…精霊王様で驚くのは早い…ティアナの婚約者には、天使もいるんだぞ…」

「はあぁ?天使とはなんです!?」

「なんですと…言われても背中に白い羽がある…天界の天使だよ」


「ティアナ嬢は何者なのですか?」

「んーーー、規格外で創世神様と女神様の愛し子と大天使ラファエロの祝福もち、大天使ラファエロの息子の婚約者、精霊王様全員の愛し子と、アクアーリル様の婚約者」

「…………………」


「そのうち慣れるよ」
ぽんとアランの肩にセドが手を置く…

「はい…………」


「いやー、久しぶりの母国だわ」

「シオンの国だものね~楽しんでね!」

「ありがとう!!」

「さ、私達は街に行こう~!!」


「「「「おー!!!」」」」

5人でぶらぶらと街に向かった。


「ねー、何を見る?」

「んーー、ティアは何が見たいの?」


「そうね~、海鮮物は帰りに買うとして、
パールのアクセサリーとか見たいかも」

「パール!!いいわね~見たい!」


「「「「じゃ、宝石店に行くか」」」」

「「賛成~」」

とりあえず宝石屋に行くことになった!


ピンクパールとか欲しい~

黒のファーの鞄につけたら可愛いよね…

「宝石店もそうなんだけど、パール単品で売ってる店もみたいんだよね」


「んー、それなら手芸店とか?」

「かな~黒のファーの鞄にパールつけたら可愛いかなって」

「可愛い!!絶対!!」

「でしょ~欲しいでしょ?」

「欲しい欲しい!!」

キャッキャ女子二人で盛り上がりながら歩き
後ろをぞろぞろとついていくメンズたち…
苦笑

この構図…前世でも見たことあるな…

きぃぃ…

「いらしゃいませ」

「少し見てもいいですか?」

「ご自由にご覧下さい」


パール パール

ん?この髪留めのバレッタ可愛い~

金がリボンの形になっていて、
その周りにパールがついている。
リボンの真ん中には、ピンクパールが付いていて、歩くと揺れるようになっている。

「ティア、決まった?」

「これにするわ」

「わぁ~ティアに似合いそう」

「カリンは?」

「私はね、これ!!」

「わぁ~可愛いね!!!チェリーだ!!」

チェリーがパールになっていて、チェリーの上に葉っぱが一つついていて、葉っぱはグリーントルマリンになっている。

「カリンもバレッタにしたんだね~」

「うん!!!」


いつメンは、またそれぞれティアにプレゼントを選び、パンくんはふわふわグッズのお礼にぶどうの形をした淡水パールのネックレスをティアナに選んだ。

さて、いつメンはどんなプレゼントを
選んだのかな?

「さて!次は手芸店ね!」

「おー!!」

例にならって、また女子の後ろをぞろぞろと
歩くいつメン…苦笑

いつメンとは、いつものメンズの訳である

カラン カラン


「いらしゃいませ、ご自由にお手にとってご覧下さい」

「ありがとう」

パールあるかしら…


「ティア!こっちにあるよ!!」

「ありがとう!カリン」

「パールってグレーもあるのね」

「そうね~」

とりあえず、ピンクパール、ホワイトパール

グレーパールをあるだけ入れた。

あと、他にもキョロキョロと見ていると、
キラキラと光っている

これって!?
スワロフスキー!?

綺麗ね~、ビーズの指輪つくれるわね~!!

スワロフスキーでネックレスとかピアス作っても可愛いしこれも…山盛りいれた…
苦笑


「相変わらず豪快な買いかたね」クスクス

「でしょ~でも使うから大丈夫!!」

帰ったら何かアクセサリー作ろっと!!

「カリンは何か買ったの?」

「私はねこれ!!」

「毛糸?」

「うん!冬に備えてみんなに手袋編むわ!」

「手袋!?カリンすごーい!!」

「ふふ、がんばるわ」

「山盛り買ってもマジックバッグに入れられるからいいよね~」

「ほんとよね~」

「なぁ、カフェにでも行かないか?」

「シュウ~、よくぞ言ってくれた…」

「さすがシュウですね…」

「喉乾きましたね…」


「「カフェ?行こうか~」」


「「「「賛成!!!」」」」

ぞろぞろとカフェを探しに街をまたぶらぶらと行くのであった。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

チートな幼女に転生しました。【本編完結済み】

Nau
恋愛
道路に飛び出した子供を庇って死んだ北野優子。 でもその庇った子が結構すごい女神が転生した姿だった?! 感謝を込めて別世界で転生することに! めちゃくちゃ感謝されて…出来上がった新しい私もしかして規格外? しかも学園に通うことになって行ってみたら、女嫌いの公爵家嫡男に気に入られて?! どうなる?私の人生! ※R15は保険です。 ※しれっと改正することがあります。

転生姫様からの転生は魔術師家系の公爵家

meimei
恋愛
前世は日本人、さらに次の生は姫に生まれ、 沢山の夫や子供達に囲まれた人生だった。 次の生は……目が覚めると小さな手足…うん 赤ちゃんスタートだった。 どうやら魔術師家系の公爵家の末っ子に生まれたみたい!3人の兄達に可愛がられすくすくと チート魔力、魔法を開花させ! 前世の…夫達も探さなきゃ!!! みんなどこいるの!!!! 姫様の困ったお家事情の主人公がさらに転生した話しですが、R15にしました(*^^*) 幼児スタートですので宜しくお願い致します! ☆これは作者の妄想による産物です! 登場する、植物、食べ物、動物すべてフィクションになります! 誤字脱字はゆるく流して貰えるとありがたいです♡

ちっちゃくなった俺の異世界攻略

鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた! 精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!

旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜

ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉 転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!? のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました…… イケメン山盛りの逆ハーです 前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります 小説家になろう、カクヨムに転載しています

記憶喪失の転生幼女、ギルドで保護されたら最強冒険者に溺愛される

マー子
ファンタジー
ある日魔の森で異常が見られ、調査に来ていた冒険者ルーク。 そこで木の影で眠る幼女を見つけた。 自分の名前しか記憶がなく、両親やこの国の事も知らないというアイリは、冒険者ギルドで保護されることに。 実はある事情で記憶を失って転生した幼女だけど、異世界で最強冒険者に溺愛されて、第二の人生楽しんでいきます。 ・初のファンタジー物です ・ある程度内容纏まってからの更新になる為、進みは遅めになると思います ・長編予定ですが、最後まで気力が持たない場合は短編になるかもしれません⋯ どうか温かく見守ってください♪ ☆感謝☆ HOTランキング1位になりました。偏にご覧下さる皆様のお陰です。この場を借りて、感謝の気持ちを⋯ そしてなんと、人気ランキングの方にもちゃっかり載っておりました。 本当にありがとうございます!

幼女に転生したらイケメン冒険者パーティーに保護&溺愛されています

ひなた
ファンタジー
死んだと思ったら 目の前に神様がいて、 剣と魔法のファンタジー異世界に転生することに! 魔法のチート能力をもらったものの、 いざ転生したら10歳の幼女だし、草原にぼっちだし、いきなり魔物でるし、 魔力はあって魔法適正もあるのに肝心の使い方はわからないし で転生早々大ピンチ! そんなピンチを救ってくれたのは イケメン冒険者3人組。 その3人に保護されつつパーティーメンバーとして冒険者登録することに! 日々の疲労の癒しとしてイケメン3人に可愛いがられる毎日が、始まりました。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

目覚めたら地下室!?~転生少女の夢の先~

そらのあお
ファンタジー
夢半ばに死んでしまった少女が異世界に転生して、様々な困難を乗り越えて行く物語。 *小説を読もう!にも掲載中

処理中です...