転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

文字の大きさ
上 下
111 / 697

将来

しおりを挟む
昼寝から起きるといつの間にか辺りが暗くなっていた…うわっ今何時!?

ベッド脇に置いてある時計を手で持ち確かめると16:30だった。

うわぁ~寝すぎた……。

カリンの授業も終わっている。

カリンはもう部屋にいるかしら?

トントン

「はーい」

「カリン!!ただいま」

「ティア!!おかえりー寂しかったの~」

カリンが抱きついてきた。

「とりあえず私の部屋に来ない?」

「行く行く~」

ティアナの部屋で昨日、今日会ったことを
お茶とお菓子を摘みながら二人で話した。

「へぇ~フクロウの獣人かぁ、可愛かった?」

「んーーーー、可愛いのかな……まぁ…ん…」

「珍しいね、即答しないの。可愛くないの?」

「白くてふわふわだろうけど、まだ見てないし、中身が響介だからなぁ」

婚約者になったものの、いまいちまだ
実感がわかない。

「どんな人なの?」

「んーー、結構所々に無意識に笑いのツボを作ってくれるというか……弄りやすいというか……」

「弄りやすいって可愛いんじゃないの?」

可愛いのか…響介……可愛いのかも?
可愛いのかな??

「良く分からないけど可愛いのかも?」

「なにそれー、あはははは」

「だって本当に良く分からなくて」クスクス

「まぁ、ティアの婚約者はみんな良い人だからいいじゃない」

「まぁ、そうね」

それは確かね。響介はとても良い人だし。

つい、弄りたくなるけど……

「今日なんの授業だったの?」

「今日はね、魔法学と錬金学と魔石学」


「えーーー!!めちゃくちゃ楽しそう、出れば良かった…」

「まぁ…ティアは好きな授業よね…」

「カリンは違うの??」

「んー、私は薬草学とか地層学のほうが好きね。」

「へぇ~なるほど~」

「薬師になりたいなと思い始めてさ」

「薬師!!!いい!似合いそう!」

「ふふ、そう?力を付けていずれ王宮薬師になれたらいいなと思って」

「おおおお、すごいーー!!私はまだ全然何も考えていないのに………」

将来かぁ……やりたい事……

錬金……?魔導具レシピをつくる…

「ティアはさ、すでに店もあるしスタートしてるじゃない。」

「そう言えばそうね…」

確かに…あそこは私の店だわ。

この学園在学中にもう少し色々開発するように努力すればいいのかしら!

化粧品とかレディース部門にも力を注ぎたいかも!!!

「うん!!なんか目標できたかも!でカリンと共同開発できたら最高」

「共同開発!?なにを!?」

「敏感肌とかの肌がデリケートな方用の薬用化粧品とか!!薬用スキンケアとか!ど?」

「いい!!!!!それいい!!!のるわ!!」

ララとカリンは握手をした

「日焼け止めとかも開発したいわよね」

「日焼け止め!?なにそれ!!」

「太陽の光に当たると肌が焼けるでしょ?」

「あのヒリヒリして色がかわるやつね!」

「そうそう、あれはほっておくとシミになったりするのよ、年を重ねてから」

「!!!!!!!」

「それを予防するために、日焼け止めという太陽の光をはねのけるクリームを作るというわけ」


「それ欲しい!!!今すぐ欲しい…」

「わかるわ…その気持ち……頑張ってみるわ…」

「ありがとうティア」

「でも、現物できたら次は敏感肌用の薬用日焼け止めをカリンも考えてね」

「もちろんよ!!!」

自分のやりたい事が少しずつ明確になってきたティアナは楽しくなってきた。

「実は、タイツかストッキングなのもストレスなのよね…」

「他に何かあるの??」

「靴下よ!!!靴下!!」

「靴下???」


「靴下なら早めに作れるかも…近いうちに作るわ」

「わぁー楽しみ!!!」

「冬はもこもこの毛糸で編んだ靴下履くととても暖かいの」

「へぇ~いいわね」

「冷えはよくないものね」

「そうよね、浮腫むし」

「そうそう」

とても…10代の会話ではない……

トントン

「「はーい」」

ガチャッ

「「「お腹すいたぁーー」」」

やっぱり予想通り、イオ、パン、シュウース

「来ると思ったから多めに作ってあるわよ」

「さすが!!ティア」

「嬉しいです」

「ありがとうな、ティアナ」
どうやら、シュウースはティアナとよぶことにしたらしい。

「シュウース長いからシュウでもいい?」

「おー、もちろんだ」

ティアナとカリンで料理を温め直して
テーブルに並べた。

「今日は、異国の料理です!海老のちりそー、酢豚、ワカメの中華スープですあと、ご飯ね」

「おおおおおお」

「美味しそうですね」

「美味しそ……」

「早くたべましょ!!!」
カリンは待ちきれないようだ(笑)

「召し上がれ」

「んーー、この海老ぴりっとして美味しい…」

「この酢豚も酸味があって食が進む」

「最高ですね~」

「ふふっ、お口に合ってなによりです」

大皿に山盛りにしたのに、あっという間になくなってびっくり。

「満腹だ…」

「太りそうですね…」

「くるじぃ…」

「え、私はデザートも入るわよ!」

「さすがカリンね」クスクス


「じゃぁ、デザートだしま~す!」

「デザート!!!」

「カリンは良く食べますね」

「何処にそんなに入るんだ」

「デザート楽しみだな」


「それはここよここ」

カリンはお腹をポンと叩く


「ちょっと…カリン女のコなのに…そんな…」

「平気平気、この3人だから」

「もう~、はいどうぞ」
ティアナは作って空間に入れておいたプリンを3人に配った。

「わぁ~初めて見るデザートね!」
カリンは目をキラキラさせた。

「ん、美味しい!!ぷるぷるしてるな」

「これ、好きです」

「んーーーー、おいしぃぃ幸せ」

「美味しいな…」
シュウも甘いもの好きなのね

「ふふ、プリンと言うのよ、美味しいよね」
ティアナも口に入れる。

これ、ラサムと響介もすきだったわよね。今度渡してあげよう。


「あ~全部美味しかった~」

「お腹が…もうはちきれそうです」


「さすがに苦しいな…」

「俺も……苦しい」


「え~みんな少食ね!!私なんて全然平気なのに!」

え!?カリンの胃は……無限?苦笑


食後の紅茶を皆で飲んで皆はそれぞれ部屋に戻って行った。

さてと、お風呂に入ったら温泉の水で最強美容液と育毛剤をつくろうかしらね~

しおりを挟む
感想 78

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?

すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。 一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。 「俺とデートしない?」 「僕と一緒にいようよ。」 「俺だけがお前を守れる。」 (なんでそんなことを私にばっかり言うの!?) そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。 「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」 「・・・・へ!?」 『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!? ※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。 ※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。 ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。

悪役令嬢が美形すぎるせいで話が進まない

陽炎氷柱
恋愛
「傾国の美女になってしまったんだが」 デブス系悪役令嬢に生まれた私は、とにかく美しい悪の華になろうとがんばった。賢くて美しい令嬢なら、だとえ断罪されてもまだ未来がある。 そう思って、前世の知識を活用してダイエットに励んだのだが。 いつの間にかパトロンが大量発生していた。 ところでヒロインさん、そんなにハンカチを強く嚙んだら歯並びが悪くなりますよ?

女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?

青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。 そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。 そんなユヅキの逆ハーレムのお話。

旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜

ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉 転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!? のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました…… イケメン山盛りの逆ハーです 前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります 小説家になろう、カクヨムに転載しています

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜

恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。 右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。 そんな乙女ゲームのようなお話。

処理中です...