転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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野営実習パート2

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馬車に揺られ、途中休憩をとりながら2時間で目的地北の森に着いた。

それぞれ馬車から降り、担任の方に集まる

「おし、みんな揃ったな。これからグループごとに森に入る。目的地はその魔法の地図に記されている。その紙をリーダーが手に取り我念じるこの地図の主となると唱えると、
グループのメンバーがどのへんにいるかすぐ分かる。進むべき道も標してくれる。」

へぇ…すごい便利そう、GPS付きの地図だわ…。
「所で誰がリーダーなの?」
ティアナが皆に聞いた

「「「それはもちろんティアでしょ!!我らの期待の星」」」

「あー、はい、了解」苦笑

「じゃ、各自地図を見ながら進め。何か危険を感じたら空になんか魔法を放て駆け付けるから」

「はい!!!」

みんなそれぞれ返事をしてグループごとに森に入っていく。

「ねー、見たことない薬草や野草、花、実があったらその都度採取しながら進んでもいい?」

「全然いいよ」

「俺も採取したい」

「私も研究に使いたいです」

「じゃ、そういう感じで進んでいこう。我念じるこの地図の主となることを」
パァァァ
お、できっぽい。
すごいなこの魔導具、どういう原理なのかな…。

「あ、ティアみてこの実、初めてみたかも」

「あ、本当なんだろうこれ」

鑑定

ティアナの前世でいうところの
桑の実またはマルベリーという。
紫になると甘くて美味しい
老化を防ぎ、高血圧に効く。

おおおおお、桑の実!!!

「これ、沢山欲しいわ!!紫になっているやつ」

「おお、じゃぁ俺もティアのためにとってやるよ、パンはカリンの為にとってやって」

「「ありがとう!!!」」

「で、これどんな効果あるんだ?」

「これはマルベリーといって、甘くて美味しいんだけど、老化を防いだり、高血圧の人に効いたりするの」

「え!!老化を防ぐの!!最高!!」
カリンのマルベリーを見る目がかわった
苦笑

抗菌瓶大に沢山詰め込んだ。あー嬉しい。
あ、これ苗も…。

「ほらよ、もっていくんだろ?」

「ふぇ、どうして分かったの?」

イオは土を掘って若木のマルベリーの木をくれた。

「ティアの考えていることは大体分かるぞ。もしかしたら俺が運命の番かもな」にひひ


「そうなのかもね、一人は運命の番だって言っていたし。イオからは匂いもすごくするしね」

「いや、それはセドは成人しててコントロールしているからで…。まだわかんないし…。願望なだけで…」ボソボソ

「別にどっちが運命の番でも私は気にしないけど、二人とも婚約者だし」苦笑

「…………。まぁ…な」


「クスクスイオのほうがロマンチストみたいですね」

「イオのほうが性格が女のコぽいのかもね」

前世にも実は乙男とかいたっけ

「俺は、女のコぽくはない!!けして!!」


「はいはい、じゃ進もう」
若木もしまったし、あとはどんな植物があるかな~。
ワクワク ワクワク

なんか…松かしらこれ…
鑑定
赤松もどき…根本に松茸もどきがあるかも?

「ぬあああああああ!!!!!」

「「「な、何事?!!!」」」

「こ、この植物の根本にもし、キノコらしきものがあったら根本から優しくとって!!!」

「「「なんだか良く分かんないけど了解」」」

「これあると夕飯がとても美味しくなるよ」

「「「頑張ります!!!!」」」

ガサガサ ガサガサ ガサガサ
あ!あった!!!
根本から優しくストームウォール
サクッ
とれたぁぁぁ、クンクン クンクン

んーー、いい香り!

あ、あっちにも、あ、こっちにも!!
なにこれ、やばい松茸大量!!!!
余分にもとって…持ち帰ろう…。
少しは残しておかないとまた来年生えないし、森の神様に怒られちゃうもんね。
それでもバケツ山盛りくらいは取れた。
プラス三人が取ってくれたやつ。

「これだけあれば、沢山たべれるね」

「楽しみ~」

「いい香りするよなこれ」

「森の神様に感謝ですね」

また歩きだす。がまだ中間地点くらい。
昼までにはついてテントを張らないと…

「ねぇ、あそこ見て、鳥とかなんか沢山つっいてる」

「ホントだね」

「なんだろ」

「行ってみましょうか、少し時間が推してるので早めに」

四人は少し早く歩く。
さすがパンくん、分かっていたのね。

「ねえ、おれオランジ?」
オランジとはオレンジである。

「いや、少し小さくないか?」

「これは!!!温州ミカン!!!」

鑑定

温州ミカンもどき

糖度が高く甘いミカン
ビタミンCが豊富
風邪予防にもいいよ


「ぬあーー、これも沢山ほしい!!」

「「「了解!リーダー」」」

「でも、数個は木に残して」

「「「もちろん!!」」」

試しに一個を向いて、みんなで食べる。
んーーー、あまーい。美味しい~

「「「美味しい~甘いね」」」


「これ、夜のデザートにしよう」

「「「賛成」」」

「だいぶ採ったし、今日は取り敢えず野営場所に急ごうか、時間がやばそう。テントを張り次第テント周辺も色々みてみようよ」

「「「はい!!リーダー!!」」」


……………。なんかみんなその、ノリはなに?(笑)

4人でサクサク急ぎ足で向かうと案外早く野営場所に着いた。
もちろんクラスで最後だったけど!
でも時間に間に合ったからいいよね!

さて、テントを張らないとね!!
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