転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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錬金術は楽しいな

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先生は、錬金術とはから始まって、錬金術の使い方、やり方などをレクチャーしていく。
ふむふむふむふむ、この辺は本と同じだわ。
しかし、びっくりしたのは、あの本の著者がまさかこんな若い先生だったとは…。
世の中びっくりすることが沢山あるわ。

「さ、それではグループに一つずつ錬金釜があるから先程教えた通り、順番にそれぞれ持ってきた素材で錬金してみてください。」


ワクワクワクワク

「じゃぁ、まずティアからやったらどう?」

「え、私からでいいの?」

「だって、俺達初めてだからティアからやってもらって見てから錬金したい!」

「「イオの意見に賛成です!」」

「はーい、では私からやります~」

「はい!ティア先生そちらの素材はなんですか?」パンくん…

「これは、果物のりんごと私が事前に錬金で作ったクエン酸、と重曹、ですっ」

「ほぉー初めて聞く素材だな。」

「ワクワクしますね」

「ティア先生頑張って♡」カリン(笑)

なんか…まわりから…視線が…。

「じゃいきますね~♪まずはりんごを入れて」魔力を流して想像りんごオイル精油生成

ぱぁぁぁーよし金になった。

「今度はクエン酸と重曹を入れます~」
また魔力を注ぐ。よし金色!

これに、ストームドライをまぜながら錬金。

「でーきた♡」

「ティアこれなに??なんの粉?」

「粉だなこれ」

「粉ですね」

「粉だな、しかしさっきの錬金のやり方は独特だな。で、これはなんだ?」
ん?誰?振り向いたら先生がいた…!!!

「先、先生!!これはりんごの入浴剤というもので、お風呂に入れるものです。」

「お風呂に入れるとどうなるんだ??」

「お風呂に入れるとりんごの香りがして、
疲労回復や、血流改善など良いことずくめの粉です」ニコッ


((おおおおおおおおおおおお))

ぬお、クラス中から歓声が…

沢山出来たからあらかじめ錬金で作っておいた小さな袋にスプンでどんどこ入れていく。
黙々と。
とりあえず50袋くらいはできた。

「はいこれあげる」
ティアはカリン、イオ、パンに5袋ずつあげた。
「わ、私も…試してみたい…」

「先生もどうぞ」先生にも5袋あげた。

「ありがとう、ローゼリア」

「どう致しまして」ニコッ

じぃぃぃー。う…クラスメイトからめちゃくちゃ見られてる…。
「えっと…みんなも欲しかったりする?」

みんなが頷いてる…。
「一袋ずつになるけど…いい?」

また、みんなが頷いてる。
このクラスは私達を入れて25人のクラス。
先生に21袋渡して配ってもらう(笑)
うん、手元に9袋残った。これは自分で使おうっと♪

((ローゼリア様!ありがとうございます!))

様?!!なんで様?!!

「…どう致しまして」苦笑い

「ティア顔が引きつってるよクスクス」

「様呼びはちょっとさ~。慣れないというか…。」

「でも、公爵令嬢なのに慣れないの?」

「お嬢様呼びは慣れてるけど。お姫様とかさ…。」

「お姫様って!!お前そっちのほうがレアだぞ」

「イオ、ティアは王位継承権あるから姫なのよ…。公爵令嬢でも。」

「な、なるほど。」

「ハハハッ」もう笑うしかない…。

その後は、みんな順番にカリンとイオ、パンくんはポーションを作ってその日の授業は終わった。
今日はりんごの入浴剤楽しみだな~♪
あの後先生に、クエン酸の作り方と重曹の作り方を詳しく聞かれた…。
それで…それぞれをきちんと自分の名前で登録するように言われた。どうやら、自室で
魔導具のタブレットみたいなやつで申請できるみたい。あまりにもしつこく…言われたからお昼の前に申請をしておいた…。

「みんなお待たせ、申請してきたよ。」

「おー!こっちこっち」イオが手をふる

今日は中庭でお昼にしましたー!


「みんなの分も沢山作ったから、遠慮なく食べてね」

「ありがとうティア」

「ありがとな!」

「ありがとうございます!」

ティアはおっきいタッパのようなお弁当たちの蓋をあけていく。

「「「おおおおおおおお」」」

「ふふっ、召し上がれ~♡」

「んーー!!なんだこの肉!!めちゃくちゃ美味しい!!」
「それはこっこ鳥の唐揚げ」

「んー、この黄色いのも美味しいわぁ」

「それは卵焼き」

「このサラダもとても甘くて美味しいです」

「それはカボチャサラダ」

うん、我ながら美味しい♪

「ティアお前天才だわ」

「最高~」

「めちゃくちゃ美味しいです!」

「ふふ、良かった」

「この魚のご飯も美味しい」

「それは魚を焼いてからほぐして炙ったの」

「炙ると生臭くなくなるのよ」

「へぇーーー」
みんなすごい勢いで食べてる。
あー楽しいなぁ♡

ひょいパク…
ん?今の手はだれ?
見上げると…生徒会長が…。

「ん、見た目いまいちだけど、こんなのが
なかなか上手い。」

は??勝手に食べておいて、見た目いまいち?
こんなの???
はぁぁぁぁ?💢ぷち

「あ…のティア?」
「おい、ティア…」
「ティア大丈夫ですか?」

ティアナはおもむろに制服の空間魔法をかけてあるポケットから魔導具を出す。
そして、あるボタンを押した。

とるるるる…とるるるるる…じーじー

「はーい、ティアちゃん?どうした?ティアちゃんの叔父様ですよ~」

!!!!!!!!!!!!!
「あ、ライちゃん?あのさ、ライちゃんの息子の次男の方の人の事なんだけどさ」

「あーミオル?ミオルがどうかしたの?」

「昨日から、かなり失礼なんだよね。上から目線だし、今なんて勝手に人の料理を食べたくせにかなり失礼な物言いでね。レオルはあんなに優しくて最高なのに、王太子がこんなのでいいの?」

うわぁぁ~ティアもしかして…話てるのって…。

ティアが話してるのって…ライちゃんて…
もしかして…

もしかして…

「ティアちゃん、ちょっとそこの愚息にかわれる?」

「はいこれ」ティアは鋭い目つきで、
魔導具をミオルに渡す。

どんどんミオルの顔色が悪くなる。
しまいには少し半泣き。

魔導具をティアナに返すと
「すまなかった。」と一言告げて肩を落として帰っていった。
「ティアちゃん?ごめんね、ミオルには怒っておいたからライちゃんの事は嫌いにならないでね!あ、リリちゃんもかわりたいみたい。いいかな?」

「もちろん」

「ティアちゃん?愚息がごめんね~今度会ったらお尻ペンペンしておくからね!」

「フフッ、リリちゃんたら(笑)」

リリちゃんは王妃様で、お母様のお姉様。

この5年間で叔父様とも叔母様とも名前にちゃん付で呼んでと、とても頼まれていつの間にかそれが自然になっていた。

「うんうん、じゃまたねー」ぷち

「ティアその魔導具なに??」

「あーこれ?これは私が作った魔導具で実は秘密なんだけど、魔導フォンっていう名前をつけて、これをお互い持っていてそれぞれのボタンにそれぞれの魔力を登録しておくと離れていても会話ができるの」

「え、そんな国宝級の魔導具をティアが作ったの?」

「うん、ライちゃんの、あ、陛下の誕生日プレゼントでね」

「ティアはほんと規格外ね…」

「すげー…。」

「……………すごすぎますね…。」

「で、これを持っているのは国王陛下と
、王妃様、お父様とお母様と、お兄様達と
婚約者の3人と竜王様とオーシャン王国の陛下に一個ずつ。あとは作ってないよ」

「なるほど基本的にみんな身内だな」

「うん。」

「ティアが怒るとこわいのね…」

「そう?」

「まさか、陛下に話すとは思わなかったわ」

「だって!!!昨日からすっごく失礼なのよ!あの人!!!レオルはあんなに常識人で優しいのに!!!」

「なるほど…。」

「ちょっとミオル殿下に同情する…。」

「え!?なんで!!」

「だって…レオル殿下といったら、神童と言われていて、聡明で民からの信頼もあついだろ?」
「ええそうね」

「なのに、ある日突然、そんな優秀な兄から王太子を譲られたんだよ。俺なら捻くれるかな。気持ちわからなくもない…。」

「プレッシャーの重圧がすごいでしょうね…。」

「それに、あの殿下は多分…素直に言えないタイプなのではないでしょうか…。好きなのに嫌いと言ってしまう難儀なタイプですね…。」

「「あー、分かるそんな感じ」」

えぇーーー。。。そうなの???
なら…私が悪いの???
んーーーー、なんか納得いかなーーーい!
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