転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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食堂

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「カリン何たべる?」
「んー、シンプルAセットにしようかな」
シンプルAセットは厚切りベーコンが入ったポトフ、クロワッサンと果物
一番安いやつ。
足りるのかしら?夕飯なのに。
ここでの食費や学園内の購買などの請求は全て親にいく。
ティアナは、お腹ペコペコなので、羊のソテーとマッシュポテト、クロワッサン
あと、デザートをチーズタルトを2個選んだ。飲み物はミルクのCセット+デザート

二人で席につく。
「はい、これおまけ」
「え?!」カリンが驚いてる
「美味しそうだし、私がチーズタルトが好きだからカリンにも買ってきたの♪」

「ありがとうー!!」
カリン嬉しそう。やっぱり親に遠慮しているのかしら…。ビアンカの家は確か子爵家よね…。

「ねー、部屋にキッチンあるし、時間ある時は私が作るから一緒に部屋で食べない?」

「ティアが料理???できるの???」

「もちろん、趣味みたいなものなの」

「それに、家から食材が送られてくるから
お金かからないし♪」

「それはすごく助かるかも…。」

「聞きづらいのだけど…ビアンカも働いているのに、お家が大変なの??」

「それが…ティアだから話すのだけど、うちの領地がこの前の大雨で橋が決壊して、農作物とかだめになったものが多くて…大変なの…。」
「え!!そんなことになってるの!!?ビアンカから何も聞いてないわよ」

「お姉様は多分…ティアに心配をかけることは死んでも言わないと思う。。」

「ああ…あのビアンカならね…」

「でしょ?」

「「ふふっ…」」

「んー、橋が決壊かぁ…。それは直ったの?」
「ええ…橋はなんとかね。」

「農作物ねぇ…なんとか力になれるといいのだけど、少し考えてみるわね。」

「ありがとう、気持ちだけでも嬉しいわ」

「じゃぁ、お昼も朝お弁当作るわ簡単な物だけどね」

「え!!いいの????」
カリンは目をキラキラさせてる
「もちろんいいよ♪」

「ありがとうティア」ぎゅーっ
カリンがティアに抱きついた。

「なぁ…お前らって本当目立つなクスクス」

「あ、イオとパンくん」

「ここの食事もなかなか美味しかったな量は足りないけど」苦笑い

「あー、獣人の人はなんとなく沢山食べるイメージ。うちの竜人のセドも沢山たべるのよね」
「そりゃ、竜人は…ドラゴンだもの…たべるよね」

「お前、竜人が婚約者って、番ってことだろ?」

「うん、そう」

「ふーん。俺まだ成人してないから自分の番は分かんないんだよなぁ…」クンクンクンクン。
「ちょっとぉーくすぐったい!イオ!」

「ごめん、ごめんティア(笑)でも成人してもし番だったらおれも仲間入りだなその時は宜しく」ニヤリ

「うわぁ…イオすごくニヤついてる…私は無理だわ…。」カリンがひいてる…

「なんで、私な訳?カリンかもしれないでしょ!!」
カリンもイオも顔を見合わせてる。
「「いや、それはないな」」
二人してハモらなくても…。

「なんで…分かるのよそんなの…。」

「え、そりゃ分かるわよ。ないなって。」

「ああ…俺もさすがにそれは分かる…。」

「ふーーん。じゃぁ、パンくんとカリンは?」

「んー、パンくんなら有りな気がする。」

「それは光栄ですね、カリン。成人が楽しみになりました。」
うわー、パンくん大人なリアクション。

イオかぁ~モフれるからありかなぁ~。
あのしっぽとかモフりたい…。

「ティア視線がしっぽなんだけどクスクス」

「ん?ああ…番だったらしっぽがモフれるなぁと思って」

「ぶーーっ…!!!」

「ん?」私変なこといった?またやらかしたかな…

「ティアってお姉様が言ってたとおり、虫ほいほいなのね…。」


「みんながそう言うから、虫除けスプレー作ったのに、虫がこないんだよね」
虫、虫、意味が分からない。

「アハハハ絶対天然!!!(笑)」

「おい、カリン笑いすぎだぞ」

「ふふっ、ティアはなかなか面白いですね」

もーーー3人でなんなの!!

「そう言えば、みんなは10歳なの?」
この学園は10歳から入れるっていうだけで、
実際は年齢はバラバラだ。それぞれの学力とタイミングで入学する。

「ああ、歳か、俺は実は14だ」
「私も14ですね」
「私は11よ」
カリンも一つ上なのね
「昨年の大雨で入学を先延ばしにしたの…。」
あーなるほど…。

「俺達はなかなか人化が出来なくて、この歳での入学になったんだ」
「達というか、イオはですけど、私はイオの侍従なので、イオの入学まで待っていたということですね」
「なるほど。じゃぁ来年には成人なんだね」

「ええ、そういう事ですね」

「いいなぁ~大人で~私は先がながい」

「なんでだよ、今しか出来ないことを沢山しといたほうがいいぞ」

「なんか、イオがあの担任よりまともで先生ぽい…」

「「「ああ…あの担任はやばそうだよね」」」

「生徒会も相当やばいよ」

「お前、ここでそれは言ったらだめなやつ」
バッ!
イオに手で口をふさがれた…。
「んー、ん!!!!」

「もう言わないか?」
コクンコクン

「ならいい…」
「ぷはー」

「この学園はな…生徒会のメンバーは教師並みの力があるらしいんだ。」
「へ?」そうなの??
「だから発言には気をつけないと、罰則がおこる可能性がある。」
ふむー
「でも、私次期生徒会長で、現書紀だけど。まぁ、変人な集まりだから極力さぼろうかなと思ってはいるけどね」

「!!!!生徒会役員なのか???」

「うん、そう。首席だから強制的らしい。
あと今の生徒会長は私の婚約者の弟。
全然中身似てないけどね。」

「ティア…お前…すげぇな…」

「え、そう??」

「イオ、一応言っておくけど、ティアはこの国の筆頭公爵家の嫡子で、公爵令嬢よ。ちなみに今現在婚約者は3名。全て王族。ティアのお父様もこの国の第二王子殿下。お母様は王国魔術師顧問のマリーナ様。という…非常にすごいサラブレッドよ。」

「「………………ティア…お前…すげぇな…」」

「え、そう?」あれこのやり取り2回目?
「というか、カリン私の事詳しすぎ(笑)」
「全てお姉様からの情報よ!」

「あ!でも俺も一応こう見えて王子だぞ」

「イオ王子様なの?!!」

「アニーマル王国の第三王子だ。獣人の国だな。」
ほぉぉぉぉぉーーファンタジーだ!!
「いいなー!!獣人の国とか行ってみたい!!めちゃくちゃファンタジー!!」

「ん?よく分かんないけど、ともかく行ってみたいのか?」

「うん!!!!」

「分かった、じゃぁ夏季休暇にでもいくか」

「わぁーい」
「はぁ…なるほどこれが…お姉様が言ってたやつか…。ティアきちんとご両親の許可をとるのよ??分かった??」
「うん分かった、かりん」
「あと、私も行くわ…ティアが心配だから」

「もちろんカリンもな」

「ふふっ…今年の夏季休暇は楽しそうですね」

「また…虫が増えなきゃいいけど…」

「ん?カリン何か言った?」

「ううん、何も!さっ、部屋に戻りましょ明日の用意もあるしね」

「「「おう、うん、ええ」」」


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