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セドとティア
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「せ、セド?」おそるおそるセドナに声をかける。
「ティア、昨日はとても心配したんだ。頭がおかしくなるかと思った。」
う…
「ご、ごめんなさいセド」
シュン
「これからは、何も告げずに私の前からいなくならないで…」セドナの目に少し涙が滲む。セドナはティアナをぎゅっと抱きしめる。
「うん、次からはきちんと行き先を残すわ。」
「いや、次からは私もティアと一緒にいく!」
「ふふっ、ええ、そうしましょ」
「多分これからティアには、沢山婚約者が出来そうだけど…私が一番になれるようにがんばるから…」ボソボソ
「ん?セド何か言った?」
「いや、何も言ってないよ。」ニコッ
「そう言えば、シトリンとトパーズは?」
「そういえば見てないな。呼んでみたらどうかな?」
「シトリン、トパーズ」
ポンポン
「うわぁ!」
「ぬおおにゃーん」
「あ!シトリンとトパーズ!ふたりともどこにいたの?」
「………。」
「ティアに合わせる顔がなくて隠れてたにゃん。」
「なんで??」
「「え?」」
ふたりは顔を見合わせてほっとしたような顔をした。
「今度はサイフォンに直接聞くわ。人に聞くなんて失礼よね?」ニコッ
「「ティア~」」ふたりはティアナに飛びついてティアナに抱きしめられる。
「ふふっ、もふもふ」
「ティア、後で私も畑を見てみたいんだけど。」
「あ!畑!!私も後で見にいきたいわ」
「なら少しゆっくりしたら見にいこうか」
「うん!」
そうだ、その前に貝殻を粉状にしてみよう。
「セド、ちょっと錬金するね」
「見ていてもいい?」
「もちろん」
ティアナは錬金釜の方にいき、空間から貝殻を取り出しす。
貝殻に向かって「ストームドライ」
と魔法をかける。
乾燥をかけてから、貝殻を錬金釜にいれて。
粉状を想像しながら錬金する。
あっという間に貝殻が粉状になった。
「できた♪」
「これは何?」
「これは、貝殻を使った畑の肥料」
「へぇーー!貝殻は肥料にもなるんだね。」
「うん、本で読んだの」
「ティアは物知りだねー」また頭を撫でられる。
クンクンクンクン
「ん?ティアどうしたの??私臭い?」
「ううん、セドいい匂いするなぁ~と思って」みかんのような匂いがする。
「あー、それは番だからかも。番はお互いの匂いがとてもいい匂いに感じるんだ。」
「へぇーそうなんだ。私の匂いもいい匂いするの?」
「もちろんするよ、ティアの匂いは甘い花のような匂い」
「へぇー、さすがに自分の匂いは分からないね」
「そうだね~」
「竜人って、竜にもなれるの?」素朴な疑問を聞いてみた。
「なれるよ。見てみたい?」
「見てみたい!!!空もとべるの?!」
「フフッ、空も飛べるよ今度一緒に飛んでみる?」
「いいの!!!飛んでみたい!!」
ティアナは目をキラキラ輝かせている。
「了解!私のお姫様」チュッ
ぬおおおおー、またデコチュウー
すぐ顔が真っ赤になる…。
「ふふっ、ティア顔が真っ赤だね」
「もぉぉぉー!」
「ごめんごめんアハハ」
幼児には刺激が強いのです!
「ティア、昨日はとても心配したんだ。頭がおかしくなるかと思った。」
う…
「ご、ごめんなさいセド」
シュン
「これからは、何も告げずに私の前からいなくならないで…」セドナの目に少し涙が滲む。セドナはティアナをぎゅっと抱きしめる。
「うん、次からはきちんと行き先を残すわ。」
「いや、次からは私もティアと一緒にいく!」
「ふふっ、ええ、そうしましょ」
「多分これからティアには、沢山婚約者が出来そうだけど…私が一番になれるようにがんばるから…」ボソボソ
「ん?セド何か言った?」
「いや、何も言ってないよ。」ニコッ
「そう言えば、シトリンとトパーズは?」
「そういえば見てないな。呼んでみたらどうかな?」
「シトリン、トパーズ」
ポンポン
「うわぁ!」
「ぬおおにゃーん」
「あ!シトリンとトパーズ!ふたりともどこにいたの?」
「………。」
「ティアに合わせる顔がなくて隠れてたにゃん。」
「なんで??」
「「え?」」
ふたりは顔を見合わせてほっとしたような顔をした。
「今度はサイフォンに直接聞くわ。人に聞くなんて失礼よね?」ニコッ
「「ティア~」」ふたりはティアナに飛びついてティアナに抱きしめられる。
「ふふっ、もふもふ」
「ティア、後で私も畑を見てみたいんだけど。」
「あ!畑!!私も後で見にいきたいわ」
「なら少しゆっくりしたら見にいこうか」
「うん!」
そうだ、その前に貝殻を粉状にしてみよう。
「セド、ちょっと錬金するね」
「見ていてもいい?」
「もちろん」
ティアナは錬金釜の方にいき、空間から貝殻を取り出しす。
貝殻に向かって「ストームドライ」
と魔法をかける。
乾燥をかけてから、貝殻を錬金釜にいれて。
粉状を想像しながら錬金する。
あっという間に貝殻が粉状になった。
「できた♪」
「これは何?」
「これは、貝殻を使った畑の肥料」
「へぇーー!貝殻は肥料にもなるんだね。」
「うん、本で読んだの」
「ティアは物知りだねー」また頭を撫でられる。
クンクンクンクン
「ん?ティアどうしたの??私臭い?」
「ううん、セドいい匂いするなぁ~と思って」みかんのような匂いがする。
「あー、それは番だからかも。番はお互いの匂いがとてもいい匂いに感じるんだ。」
「へぇーそうなんだ。私の匂いもいい匂いするの?」
「もちろんするよ、ティアの匂いは甘い花のような匂い」
「へぇー、さすがに自分の匂いは分からないね」
「そうだね~」
「竜人って、竜にもなれるの?」素朴な疑問を聞いてみた。
「なれるよ。見てみたい?」
「見てみたい!!!空もとべるの?!」
「フフッ、空も飛べるよ今度一緒に飛んでみる?」
「いいの!!!飛んでみたい!!」
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「了解!私のお姫様」チュッ
ぬおおおおー、またデコチュウー
すぐ顔が真っ赤になる…。
「ふふっ、ティア顔が真っ赤だね」
「もぉぉぉー!」
「ごめんごめんアハハ」
幼児には刺激が強いのです!
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