転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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隣国

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ティアナは、どこからどうみても姫にみえる
。素敵に着飾られて、緊張した顔をしながら、会食の場へと侍女と向う。
「姫様こちらでございます。」
きぃー、侍女が扉をあける。
「姫様がお越しになりました。」ペコリ
うわー。。もう皆様が勢ぞろい……。
ゔ…逃げ出したい…けどできない…
ここは、やるしかない。。

「ストーン王国から来ました。ティアナ.ロゼ.ローゼリアと申します。王国の輝きであらせられる両陛下ならびに殿下にお会いでき光栄でございます。」

「ほぉぉー、5歳なのにこれまたずいぶん聡明な姫だな。父親似かな?」ふふっ

「ティアナ姫、まだお小さいのに偉いわね~。さ、こちらにお座りになって」

「はい、失礼致します。」
王妃殿下が椅子を指定したので、そちらに向かおうとすると。
さっ!
え…
「ふふっ、ティアナ姫は私の隣の席って決まっているのだよ」
「まぁ~、シオンたら。」クスクス

またしてもシオン殿下に抱きかかえられてしまった。そしてシオン殿下の隣に…。

「まぁ、その指輪」

「母上まだ」ん?シオン殿下が口に人差し指を。
「ええ、なるほどね分かったわ。今まで散々数多くの令嬢達をはねのけていたのが嘘のようね。」
「お前…理想がおそろしく高かったのだな」

「??」
「コホン、ティアナ姫は、まだ分からなくても大丈夫ですよ。」ニコッ
「はい。」

「シオンだけこんな可愛い姫で羨ましいです。私もティアナ姫が…」

「…………。」私別にシオン様のものでは…。

「兄上何をおっしゃっているのですか?」ギロ

「もぉーサオンもシオンもやめなさい。せっかくティアナ姫を迎えたお食事なのよ?楽しくお食事致しましょう。ティアナ姫が固まっているわよ?」
「「!!すまない」」

「いいえ、大丈夫ですわ…。」
なんの話かさっぱり分からない…。
その後の食事はスムーズに終わり挨拶をし、
客室に戻る。明日はシオン様が転移石で送ってくださる話になった。
あ~きっとみんなに心配かけたんだろうなぁ。。すごく怒られるのかしら…気が重いわぁ。

その頃…マサーロはというと。

「おい、マサーロお前落ち着きないぞ、どうしたんだ?」

「あ、ああ…さっき父上から連絡が来たんだがな…。」
「騎士団長様から?」
「ああ…妹がここオーシャン王国の城にいるらしい…。」

「!?」

「探しても見つからないはずさ…。まさか城とは。」

「マサーロの妹って、あの宰相様が隠している幻の天使の姫君だろ?」

「ああ…幻ってなんだそれは…。」

「だって、誰も見たことがないんだぞ。そりゃ幻になるさ。」
「お、おい!マサーロ!!!」バタバタ
うわぁ…レオルまで来た…。
父上からは、くれぐれもレオルには言わないようにと念をおされている。

「今父上から連絡が来て、ティアナ嬢がここオーシャン王国の王城にいるってどういうことだ!!」内緒もくそも、国王陛下が話しているじゃないか…。
「………。どうもこうも…そういうことだよ。明日には第二王子殿下が転移石で送ってくれるそうなので。レオルは余計なことはしないでよね。」
「なんでだ!!迎えにいくつもりだったのに!!」
「他国の王族が、送ってくださるって言っているのに割って入ったら失礼にあたるだろう?それに今日は会食でもてなしてくださっているらしい。」
もっともな意見でレオルも納得せざるえなそうだ…。
「マサーロお前心配じゃないのか?」
「はぁ?心配に決まってるだろ?ティアナにはもう王族の番で婚約者も一人出来ちゃったしさぁ…。俺のティアナなのに…」

「…………。」

「大体さレオルはティアナに興味なかったくせに会ったとたん態度かえちゃってさ。そっちのほうが不服だよ。」
「面目ない…。」

「まぁ、あのティアナに会ったら気持ち分からなくもないけどね。」

「おい、マサーロの妹そんなに可愛いのか?レオルまでもやられたのか?」

「ああ…」

「言っとくけど、マチャーコには合わせないよ?」

「レオルばっかり…ずるいぞ…。」


「フフッいつかね…。」

「そう言えば、お前らって従兄弟だっけ?名前似てるな」

「「ああ、名前はじぃ様がつけたからな、父方の従兄弟なんだ。」」

「なるほど。前騎士団長か。」

「そうそう。」

こうして、ティアナの夜も、家族の夜、
虫の?夜も過ぎてゆくのでした。





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