転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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ここどこ?

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ザァーザァーザザー

ポツン

「ここどこ?」
勢いで転移魔法を使ったティアナは一人見知らぬ海辺に立っていた。

海なんて久しぶり~!っていっても、今世ははじめてだけど。
心のどこかで海を想像していたから海に転移したのだと思うんだけど。どこかは分からない。
「んー、まぁいっかまた転移魔法で帰れるし」さっきまでぐじゃぐじゃの不機嫌MAXだったのを忘れているのか…海を目の前に少しご機嫌が良くなってきた。

「わぁ~綺麗な貝殻が沢山ある~♪」
持ち帰ってアクセサリーにも出来るし、畑の肥料にもなるかも~♪
ティアナは、次から次へと空間にしまう。
ふんふんふーん♪ふふふんふーん♪
うわ、波が足先まできた。
んーつめたーい♪きゃっきゃっ♪

「ねぇ、君だれかな?」

「?」


その頃屋敷では…


バタバタバタバタ
「シトリンとトパーズはティアの場所がわからないのかい?」
「ティアのパパ…それが意識繋げてもティアに拒否されるんだ。」着信拒否みたいな感じかな…。

「ティアに話しかけても繋がらないにゃん。」

「はぁぁぁ…。父上には連絡したが…。これは兄上にも連絡が必要かもしれないな。」

「もぉ!どうしてこんな事になったのよ!💢シトリンもトパーズもサイフォンの気持ちなんて教えてあげれば良かったでしょ!」
お母様激オコである。

「だって…シトリンが…ティアが気が付かないとだめにゃんと…。」

「人の気持ちは他人が言うことはマナー違反だ。」
シトリン…お前の…常識キャラか…

「あのね~!だいたいこのサイフォンだってきっと自分の気持ち気がついてないわよ」

「…………。」
「え!それはかなり鈍いにゃん…。ティア並にゃんね…。」

「どういう事ですか?」サイフォンが混乱している…。

「あーーー!!!!!今はそのようなことどうでもいい!!!今はティアナを探す事だろう?話を脱線させるな!!」
旦那様も激オコである。
「そ、そうですわね…ごめんなさい」

「「「すみません。」」」

「おい、ビアンカお前そんな大きなカバンを持ってどこにいくつもりだ?」旦那様の鋭い目が光る

「お嬢様を探す旅に…。」

「闇雲に探すバカがどこいる!!!一番冷静かとおもいきや、一番冷静じゃないじゃないか!!」
「す、すみません」しゅうぅぅぅ。
ビアンカが小さくなっているような感覚がする。
パッ
突然この場所に、国王と前国王と竜王が現れた。
「!!!!!!」

「ティアナが行方不明とはどういうことだ?」前国王がおこっている…。

「父上…転移石ですか…驚きましたよ。」

「それどころじゃなかろうが!!わしの可愛い孫娘が。💢」
「ルイ、ティアナはどこにいったのか検討もつかないのかい?」
「兄上…それが何も告げずに泣きながら転移したそうなのです。」
「は?うちの可愛い義娘を泣かせただと?それはどこのアホだ?」竜王も激オコである。

「はぁ…。父上落ち着いてください。」
セドが現れた。

「ん?お前場所が分かるのか?」

「はい、番なので、なんとなくですがまだ番契約前なので。」

「もしかしたら、隣国かもしれません。」

「「「!!!!!!!!!」」」

一同シーン…。

「嫌な予感しかしないな。」

「ええ…。」

「またどこぞの虫をほいほいしそうじゃのぉ。」
「父上、うちの王子(レオル)を虫に例えないでいただきたい(笑)」

「うちの義娘は天使のようだからね。」
はぁぁぁぁぁ一同深いため息である。

「あ、そう言えば今マサーロが隣国にいるわよ」
「!!!!!!!」なにそのタイミング

「学園の他国とも交友を深める行事みたいね」

バン!

「「「ティアは見つかったのか?!」」」
パパーズ…とラサム登場…。

どんどんおおごとに…。

「セドナ君が隣国にティアナの気配があるところまで分かったところだ。」

「「「隣国!!!!!?」」」

「ああ、それでな、マロウ悪いんだが、マサーロに連絡を取ってもらいたい。」

「ああ、あいつは今隣国にいるから。分かった今すぐ魔石通信で連絡する。というか…陛下まで!!!!!」

「陛下…ご挨拶が遅れ申し訳ありません。陛下におかれまして…」
「あのなぁ、今挨拶なんてどうでもいいんだよ!!求めてもいないんだよ!!それよりさっさとお前の息子に連絡を入れろ!!」

「は、はい!失礼致します」
マロウは、ダッシュで魔石通信を持って連絡を入れにいった。
「あいつは騎士団長になってもかわらんな…。」

「ふふっ、お兄様、マロウは相変わらず融通がきかない真面目くんなのですわ」
「マリーナ…。それは褒めているのかい?」
「さぁ?」首をコテン
「それより、どうしてこんな事になったのだ」
「あー。それはまぁ…ね」みんな言葉を濁す。
「ティアナが可愛過ぎるから、ふふっ」

「なるほど…なんとなく察した。」

「隣国でまた虫を捕まえてくるのかしら?」

「「「「「虫…。」」」」」
はぁぁぁぁぁ。男達の深い盛大なため息である。





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