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「で、今日は別に俺にセドナの相方を紹介する為に来た理由じゃないんだろ?」
「まぁ、紹介もかねてかな、ティアに指輪を買いたいんだ。」
「どんな石がいいんだ?」
ここはどうやら宝石屋だったみたいだ。
「そうだなぁ、竜王国で採れる石がいいかな」
二人が話している間にティアナはガラスケースに飾られている宝石を見る。
すると、ひとつだけ目についた。
わぁー、これ綺麗。素敵だわぁ。
それは、とてもシンプルな指輪。
指輪の中央が星の形になっていてそこに石がはめてあるものだった。
指輪自体はピンクゴールドで、石は
7色に見える。これはアレキサンドライトかな。
「ティア?これがいいの?」
あ、見すぎてたかな…
「いえ、素敵だなと見ていただけです」
「マゼラ、これはサンドライトだよな?」
「ああ、これは最近竜王国から入荷したやつだな。純度が良くていい品質だぞ」
「この土台の指輪は成長に応じて自動でサイズ変更するように魔法をかけてもらえるか?」
「ああ、すぐできるよ。これでいいのか?」
「これにしてくれ。すぐ付けていくから」
「了解」
二人でサクサク話が進んでいく…。
いいのかしら、頂いてしまって。
咲良は、家で料理をしていたから、
部活は入らなかった。けれど、本当は天文部に入りたかった。小さい頃から星が大好きだったからだ。よく祖父と天体観測をしていた。だから自然と星のデザインに惹かれたのだろうか。
それとも石の導きなのか…
「はい、できたぞ。」マゼラはセドナに渡す。
「ありがとう、いくらだ?」
「ハハッお祝いにプレゼントするよ。婚約の祝だ」
「いいのか?ありがとう」
「どういたしまして」
セドはティアの左手を取る。
「ティア、これを肌見放さずつけていて
、沢山幸せになろうね」
左手の薬指にはめてくれた。
マゼラにお礼を伝えて、店を後にした。
今はカフェで休憩をしているけれど、
ティアナはずっと左手の薬指を見つめぽーっとしている。
「ティア?大丈夫??」
「!はい、大丈夫です!嬉しくて」
「ふふっ、良かった」
「この石はね、守護の石ともいわれているんだけど、出発という意味もあるんだ」
「出発ですか?」
「うん、二人のスタートに相応しいなと思って、二人で沢山思い出を作って幸せになるそのスタートにね」
かぁぁぁぁ。ティアナは顔が赤くなった。
「セド、嬉しいです、大切にします」
「うん」ニコッ
ビアンカはそんな二人をとても優しく見守っていた。
「ドラグラル様、公爵家にお帰りになるのはどのように帰られます?」
「ビアンカ、その呼び方は慣れないから、アズカでお願いできる?」
「かしこまりました。」
「んー、どうやって帰ろうかね、ティア3人で転移魔法は使えると思う?」
「ええ、余裕で出来ると思いますわ」
魔力∞だしね…
「ならティアの転移魔法で帰ろうか」
「かしこまりました。」
ビアンカ、ティアナ、セドで手を繋いだ。
「フルール」ぱぁぁぁぱっ…
ティアナの部屋に戻った。
そこに…
「ティアナ!!あなたどういうつもり!」
お母様が仁王立ちで立っていた。
「!!!!」
「どれだけ心配したと思っているの!」
お母様が激オコだった…。魔力の流れを感じていち早く部屋にいたらしい…。さすがお母様。散々お母様にしぼられて…。
夕飯を済ませ、入浴をして、眠りについたのだった…。
お母様は、ティアナの怒らせるとやばい人ランキングに堂々と入ったのであった。
「まぁ、紹介もかねてかな、ティアに指輪を買いたいんだ。」
「どんな石がいいんだ?」
ここはどうやら宝石屋だったみたいだ。
「そうだなぁ、竜王国で採れる石がいいかな」
二人が話している間にティアナはガラスケースに飾られている宝石を見る。
すると、ひとつだけ目についた。
わぁー、これ綺麗。素敵だわぁ。
それは、とてもシンプルな指輪。
指輪の中央が星の形になっていてそこに石がはめてあるものだった。
指輪自体はピンクゴールドで、石は
7色に見える。これはアレキサンドライトかな。
「ティア?これがいいの?」
あ、見すぎてたかな…
「いえ、素敵だなと見ていただけです」
「マゼラ、これはサンドライトだよな?」
「ああ、これは最近竜王国から入荷したやつだな。純度が良くていい品質だぞ」
「この土台の指輪は成長に応じて自動でサイズ変更するように魔法をかけてもらえるか?」
「ああ、すぐできるよ。これでいいのか?」
「これにしてくれ。すぐ付けていくから」
「了解」
二人でサクサク話が進んでいく…。
いいのかしら、頂いてしまって。
咲良は、家で料理をしていたから、
部活は入らなかった。けれど、本当は天文部に入りたかった。小さい頃から星が大好きだったからだ。よく祖父と天体観測をしていた。だから自然と星のデザインに惹かれたのだろうか。
それとも石の導きなのか…
「はい、できたぞ。」マゼラはセドナに渡す。
「ありがとう、いくらだ?」
「ハハッお祝いにプレゼントするよ。婚約の祝だ」
「いいのか?ありがとう」
「どういたしまして」
セドはティアの左手を取る。
「ティア、これを肌見放さずつけていて
、沢山幸せになろうね」
左手の薬指にはめてくれた。
マゼラにお礼を伝えて、店を後にした。
今はカフェで休憩をしているけれど、
ティアナはずっと左手の薬指を見つめぽーっとしている。
「ティア?大丈夫??」
「!はい、大丈夫です!嬉しくて」
「ふふっ、良かった」
「この石はね、守護の石ともいわれているんだけど、出発という意味もあるんだ」
「出発ですか?」
「うん、二人のスタートに相応しいなと思って、二人で沢山思い出を作って幸せになるそのスタートにね」
かぁぁぁぁ。ティアナは顔が赤くなった。
「セド、嬉しいです、大切にします」
「うん」ニコッ
ビアンカはそんな二人をとても優しく見守っていた。
「ドラグラル様、公爵家にお帰りになるのはどのように帰られます?」
「ビアンカ、その呼び方は慣れないから、アズカでお願いできる?」
「かしこまりました。」
「んー、どうやって帰ろうかね、ティア3人で転移魔法は使えると思う?」
「ええ、余裕で出来ると思いますわ」
魔力∞だしね…
「ならティアの転移魔法で帰ろうか」
「かしこまりました。」
ビアンカ、ティアナ、セドで手を繋いだ。
「フルール」ぱぁぁぁぱっ…
ティアナの部屋に戻った。
そこに…
「ティアナ!!あなたどういうつもり!」
お母様が仁王立ちで立っていた。
「!!!!」
「どれだけ心配したと思っているの!」
お母様が激オコだった…。魔力の流れを感じていち早く部屋にいたらしい…。さすがお母様。散々お母様にしぼられて…。
夕飯を済ませ、入浴をして、眠りについたのだった…。
お母様は、ティアナの怒らせるとやばい人ランキングに堂々と入ったのであった。
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