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ひょぇぇぇぇ
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帰宅し、昨夜は屋台で購入したものを
みんなと食べてとても楽しかった。
シトリンも肉の串をとても喜んでた
あれ、なんのお肉だったのかな、魔物のお肉みたいだったけど。
とても柔らかくて美味しかった。
杖の事を報告して見せたら、お父様が急に膝から崩れて…。また報告案件だと呟いていたっけ…。でも喜んでくれたけど(笑)
今朝はあまりお腹が空いていなくて、
部屋でベーグルと果物とミルクを食べた。
ビアンカに着替えさせられて、髪も結って
一段落したところで…
バタバタ、バタバタ、バタバタ…
バン!!!!
ビクッ…
「ティアナ!!!」
「は、はい!」
「昨日は買い物しただけだよな?」
お父様口調が…
「ええ、そうですよ?」
「じゃぁどうしてこうなった!!!」
?????
「お父様お顔が真っ青とおりこして、真っ白ですわよ?」
「そんなことはどうでもいい!昨日竜人族に会ったかい???」
竜人族??杖の店の人よね?
「ええ、杖のお店の店主ですの」
「その男を見てなんか思ったかい?」
??????
「ええ、綺麗な顔だなぁと…つい呟いていましたわ。」
「…………。はぁぁぁぁ」
「どうなさったのです?」
だって、5歳の私でもぽーっとなるくらいの
綺麗な方でしたもの。
「番だそうだ…。」
「は?!旦那様それは本当にございますか?!!」
「ああ…」
番ってなに?なんでみんなそんなに驚いているの???
「しかも、竜人国の第二王子殿下。どうしてそんなのを釣り上げるのだ…。いや、番だから釣り上げたわけではないのだけども。」
ぬあああああああ…
お父様が叫んで頭をがしかじとかきむしっている…。
「お父様……あの…番とはなんなのです?」
「ああ…説明しないとね…。番とは、竜人、獣人がもつ生涯唯一人の運命の相手で、匂いと本能で唯一無二の相手とわかるそうだ。それも、世界中探しても番は、生涯一人しかあらわれない。種族はバラバラで、年齢もバラバラらしい。そして、番を認識すると同じ空間で生活しないと弱って死んでしまう。」
「唯一の運命の相手ですか…素敵ですね」
「ああ…素敵だがな…他人事ではないのだよ。」
「それはどういう?」
「ティアナが番だそうだ…。」
ん??今なんていったの??
「はい?」
「だから、昨日会った竜人族の男は、ティアナが番なんだ!!!そして、竜人国の第二王子だ。で…番は基本断れるものではない。死んでしまうからな…。番と嘘をつくこともない。嘘をついたとたん竜人、獣人は呪いがかかり病になり死ぬらしい。」
「ええええええええええええ」ガタンッ
ティアナは思わず腰がぬけて座り込んでしまった。
「ティアナお嬢様!!?大丈夫ですか」
「で、まだ話があるのだよ。座ったまま聞きなさい。。先程も話したとおり、番は認識すると離れて暮らせない。弱ってしまうからな。で、竜王から王子の婚約証がきた。後日王子と共に挨拶にこられるらしいんだが、先に婚約をということのようだ。」
「ふぇぇぇ」
「第二王子殿下だから、臣籍降下で婿にはこれるが…まだティアナは5歳…。この先どのような出会いや、どのような身分の者があらわれるのか到底想像がつかないんだ。はぁ」
「こんな話を5歳のティアナにする予定ではなかったのに…。」
「旦那様…。」
「しかし、しょうがない…。婚約はする。番だからな。でもまだ何番目の夫になるかは未定にしてもらう。何番目か決めるのは当主である私なんだ。争いにならないようにね。」
「はい…。」
「そして、婚約者とはいえ、ティアナはまだ5歳の子供。本格的な婚約者としての動きは成人の15歳からとする。学園にも通わないとだからな。」
いきなり…婚約者…。
婚約者……………婚約者…………。
あれ、目の前がくるくるする……。
バタン
「きゃぁぁーーお嬢様!!!」
「ティアナ!!!!!」
こうして、人生初5歳にして婚約者を得たティアナは人生初気絶したのである…。
ん、キャパオーバーですね…
人生初の婚約者は竜人の王子様でした!
みんなと食べてとても楽しかった。
シトリンも肉の串をとても喜んでた
あれ、なんのお肉だったのかな、魔物のお肉みたいだったけど。
とても柔らかくて美味しかった。
杖の事を報告して見せたら、お父様が急に膝から崩れて…。また報告案件だと呟いていたっけ…。でも喜んでくれたけど(笑)
今朝はあまりお腹が空いていなくて、
部屋でベーグルと果物とミルクを食べた。
ビアンカに着替えさせられて、髪も結って
一段落したところで…
バタバタ、バタバタ、バタバタ…
バン!!!!
ビクッ…
「ティアナ!!!」
「は、はい!」
「昨日は買い物しただけだよな?」
お父様口調が…
「ええ、そうですよ?」
「じゃぁどうしてこうなった!!!」
?????
「お父様お顔が真っ青とおりこして、真っ白ですわよ?」
「そんなことはどうでもいい!昨日竜人族に会ったかい???」
竜人族??杖の店の人よね?
「ええ、杖のお店の店主ですの」
「その男を見てなんか思ったかい?」
??????
「ええ、綺麗な顔だなぁと…つい呟いていましたわ。」
「…………。はぁぁぁぁ」
「どうなさったのです?」
だって、5歳の私でもぽーっとなるくらいの
綺麗な方でしたもの。
「番だそうだ…。」
「は?!旦那様それは本当にございますか?!!」
「ああ…」
番ってなに?なんでみんなそんなに驚いているの???
「しかも、竜人国の第二王子殿下。どうしてそんなのを釣り上げるのだ…。いや、番だから釣り上げたわけではないのだけども。」
ぬあああああああ…
お父様が叫んで頭をがしかじとかきむしっている…。
「お父様……あの…番とはなんなのです?」
「ああ…説明しないとね…。番とは、竜人、獣人がもつ生涯唯一人の運命の相手で、匂いと本能で唯一無二の相手とわかるそうだ。それも、世界中探しても番は、生涯一人しかあらわれない。種族はバラバラで、年齢もバラバラらしい。そして、番を認識すると同じ空間で生活しないと弱って死んでしまう。」
「唯一の運命の相手ですか…素敵ですね」
「ああ…素敵だがな…他人事ではないのだよ。」
「それはどういう?」
「ティアナが番だそうだ…。」
ん??今なんていったの??
「はい?」
「だから、昨日会った竜人族の男は、ティアナが番なんだ!!!そして、竜人国の第二王子だ。で…番は基本断れるものではない。死んでしまうからな…。番と嘘をつくこともない。嘘をついたとたん竜人、獣人は呪いがかかり病になり死ぬらしい。」
「ええええええええええええ」ガタンッ
ティアナは思わず腰がぬけて座り込んでしまった。
「ティアナお嬢様!!?大丈夫ですか」
「で、まだ話があるのだよ。座ったまま聞きなさい。。先程も話したとおり、番は認識すると離れて暮らせない。弱ってしまうからな。で、竜王から王子の婚約証がきた。後日王子と共に挨拶にこられるらしいんだが、先に婚約をということのようだ。」
「ふぇぇぇ」
「第二王子殿下だから、臣籍降下で婿にはこれるが…まだティアナは5歳…。この先どのような出会いや、どのような身分の者があらわれるのか到底想像がつかないんだ。はぁ」
「こんな話を5歳のティアナにする予定ではなかったのに…。」
「旦那様…。」
「しかし、しょうがない…。婚約はする。番だからな。でもまだ何番目の夫になるかは未定にしてもらう。何番目か決めるのは当主である私なんだ。争いにならないようにね。」
「はい…。」
「そして、婚約者とはいえ、ティアナはまだ5歳の子供。本格的な婚約者としての動きは成人の15歳からとする。学園にも通わないとだからな。」
いきなり…婚約者…。
婚約者……………婚約者…………。
あれ、目の前がくるくるする……。
バタン
「きゃぁぁーーお嬢様!!!」
「ティアナ!!!!!」
こうして、人生初5歳にして婚約者を得たティアナは人生初気絶したのである…。
ん、キャパオーバーですね…
人生初の婚約者は竜人の王子様でした!
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