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街
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翌朝久しぶりに今日は何も予定がない。
今日はゆっくり自分の好きなことをしたいなぁ~。
身支度をして朝食を終えたティアナは何をしようか考えていた。
シトリンは満腹で仰向けで寝ている。
小豆を探しにいきたいなぁ。
サイフォンがいたら街にいけるかな。
聞くだけ聞いてみよう。
カチャ
ドアを開けたらサイフォンが立っていた。
「お嬢様どうなさいました?」
「サイフォンずっと立っていて疲れないの?」
「護衛ですので、それに交代もしていますので疲れませんよ」
交代そうよね、サイフォン以外と会ったことがないのだけど、夜間に交代しているのかな
「あ、それでねこれから街に行きたいの。
お父様に許可をもらいたくて。」
「街ですか、では交代の護衛を呼んでから旦那様に伺って参りますので少しお時間頂きますね」
「うん」
サイフォンは、魔石のような物になにか話しかけている。
すると…
バタバタ
「サイフォンお待たせ、お嬢様初めまして。お嬢様の専属護衛騎士リオン.マルセルです。いつもは夜間を担当しております。」
「リオン初めまして。いつも守ってくれてありがとう」
「お嬢様にお会いできて光栄です」
サイフォンがもどってきた。
「お嬢様、護衛を二人と侍女を連れて行くなら街に行ってもいいと許可をくださいました。あと初めて街にいくので欲しい物をほしいだけ買っておいでと仰せつかりました」
「わぁぁ、後でお父様にお礼をいわなきゃね」
今日はシトリンは留守番。街にいくと目立つからね。
ティアナは歩きやすいドレスに着替えさせられて、靴は今日はブーツ!
うん、沢山歩けそう!
ビアンカと護衛二人と馬車にのり、街についた。
「お嬢様どちらからご覧になりますか?」
街には沢山の領民がいて、とても活気がある。
屋台も沢山出てて、先程からとてもいい匂いがする。
「んー、とりあえず豆屋さんと金物屋さんから行く。帰り際に屋台でお土産を買うわ」
「承知しました。では豆屋はこちらです」
大通りの奥に、豆の絵が書いた看板のお店があった。
「いらっしゃいませ」
「こんにちわ」
「あら、可愛らしいお客様、本日は何をお探しですか?」
綺麗な人…一見見た目は女性なんだけど、
声が男性。よく見ると骨格も男性だ
「えっと、赤茶色の豆を探しているの。あるかしら?」
「赤茶ですね、では少々お待ちください」
パタパタ
んー、沢山色とりどりのお豆があるんだな~
「お待たせ致しました。こちらはアズ豆と申します。こちらであっておりますでしょうか?」
アズ豆!!まんまじゃん(笑)
「ええ、このお豆だわ、これを1キロください」
「はい、分かりました。これはなかなか売れないので、助かります」
あら、美味しいのに…
「スイーツにするととても美味しいのに。
人気がないのはもったいないね」
「え」
「ん??」
「スイーツですか??これを??」
「ええ、お砂糖と煮るとスイーツになりますの。」
「煮る!?それはどのような食べ物になるのですか?ぜひ食べてみたいです」
「ふふっ、では後日できたらまたお持ちしましょう」
「ありがとうございます!!」
「お嬢様、旦那様に許可を頂かないとですよ。」
「ええ、もちろんよ。でも理由があるならお父様もまた許可をくださるわ」
「失礼ですが、お嬢様はどちらのお家のお方なのですか?」
「申し遅れました。わたくしティアナ.ロゼ.ローゼリアと申します」ニコッ
「お嬢様、きちんと父上の名前も入れないとだめですよ」
「いいじゃない、そんなかたっくるしくなくても」
「これは失礼致しました。公爵令嬢様でしたか。私は、エリク.ピノールと申します。自由気ままな伯爵家の三男です」
「ご丁寧なご挨拶ありがとうございます
では、アズ豆を煮たらまたお持ちしますね。」
「宜しくお願い致します、楽しみです。」
ティアナは豆屋を出て、金物屋にむかい、
大きな鍋を購入した。
「お嬢様あとはどちらに致します?」
んーーーーどうしようかな。
今日はゆっくり自分の好きなことをしたいなぁ~。
身支度をして朝食を終えたティアナは何をしようか考えていた。
シトリンは満腹で仰向けで寝ている。
小豆を探しにいきたいなぁ。
サイフォンがいたら街にいけるかな。
聞くだけ聞いてみよう。
カチャ
ドアを開けたらサイフォンが立っていた。
「お嬢様どうなさいました?」
「サイフォンずっと立っていて疲れないの?」
「護衛ですので、それに交代もしていますので疲れませんよ」
交代そうよね、サイフォン以外と会ったことがないのだけど、夜間に交代しているのかな
「あ、それでねこれから街に行きたいの。
お父様に許可をもらいたくて。」
「街ですか、では交代の護衛を呼んでから旦那様に伺って参りますので少しお時間頂きますね」
「うん」
サイフォンは、魔石のような物になにか話しかけている。
すると…
バタバタ
「サイフォンお待たせ、お嬢様初めまして。お嬢様の専属護衛騎士リオン.マルセルです。いつもは夜間を担当しております。」
「リオン初めまして。いつも守ってくれてありがとう」
「お嬢様にお会いできて光栄です」
サイフォンがもどってきた。
「お嬢様、護衛を二人と侍女を連れて行くなら街に行ってもいいと許可をくださいました。あと初めて街にいくので欲しい物をほしいだけ買っておいでと仰せつかりました」
「わぁぁ、後でお父様にお礼をいわなきゃね」
今日はシトリンは留守番。街にいくと目立つからね。
ティアナは歩きやすいドレスに着替えさせられて、靴は今日はブーツ!
うん、沢山歩けそう!
ビアンカと護衛二人と馬車にのり、街についた。
「お嬢様どちらからご覧になりますか?」
街には沢山の領民がいて、とても活気がある。
屋台も沢山出てて、先程からとてもいい匂いがする。
「んー、とりあえず豆屋さんと金物屋さんから行く。帰り際に屋台でお土産を買うわ」
「承知しました。では豆屋はこちらです」
大通りの奥に、豆の絵が書いた看板のお店があった。
「いらっしゃいませ」
「こんにちわ」
「あら、可愛らしいお客様、本日は何をお探しですか?」
綺麗な人…一見見た目は女性なんだけど、
声が男性。よく見ると骨格も男性だ
「えっと、赤茶色の豆を探しているの。あるかしら?」
「赤茶ですね、では少々お待ちください」
パタパタ
んー、沢山色とりどりのお豆があるんだな~
「お待たせ致しました。こちらはアズ豆と申します。こちらであっておりますでしょうか?」
アズ豆!!まんまじゃん(笑)
「ええ、このお豆だわ、これを1キロください」
「はい、分かりました。これはなかなか売れないので、助かります」
あら、美味しいのに…
「スイーツにするととても美味しいのに。
人気がないのはもったいないね」
「え」
「ん??」
「スイーツですか??これを??」
「ええ、お砂糖と煮るとスイーツになりますの。」
「煮る!?それはどのような食べ物になるのですか?ぜひ食べてみたいです」
「ふふっ、では後日できたらまたお持ちしましょう」
「ありがとうございます!!」
「お嬢様、旦那様に許可を頂かないとですよ。」
「ええ、もちろんよ。でも理由があるならお父様もまた許可をくださるわ」
「失礼ですが、お嬢様はどちらのお家のお方なのですか?」
「申し遅れました。わたくしティアナ.ロゼ.ローゼリアと申します」ニコッ
「お嬢様、きちんと父上の名前も入れないとだめですよ」
「いいじゃない、そんなかたっくるしくなくても」
「これは失礼致しました。公爵令嬢様でしたか。私は、エリク.ピノールと申します。自由気ままな伯爵家の三男です」
「ご丁寧なご挨拶ありがとうございます
では、アズ豆を煮たらまたお持ちしますね。」
「宜しくお願い致します、楽しみです。」
ティアナは豆屋を出て、金物屋にむかい、
大きな鍋を購入した。
「お嬢様あとはどちらに致します?」
んーーーーどうしようかな。
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