転生幼女の愛され公爵令嬢

鑑定の儀

「旦那様、神父様がいらっしゃいました。」

「入ってもらってくれ」

「失礼致します。本日は鑑定の儀おめでとうございます」

「ありがとうございます」ﾍﾟｺﾘ
ティアナはカーテシーをした。最近淑女教育がスタートしたのだ。

「では初めにここで知り得た事は他言は致しません。そして王宮への報告はご当主様が自ら行っていただきます。虚偽申告は罪になりますゆえ、きちんと報告することをオススメ致します。」

そーなんだ、んーどうしようかな。
隠蔽できるけど、でも国王様は叔父様だし
多分お祖父様（前国王）の耳にも入るだろうし。
後々バレるなら家族には知っててもらっていたほうが安全な気がする。

うん！今日は隠蔽しないでおこう！

「ああ、存じている。今日は宜しく頼む。」

「では、お嬢様前にいらしてこの水晶に手をかざしてみてください。」

「はい！」
ティアナはﾄﾞｷﾄﾞｷしながら水晶に手をかざした。
ぱぁぁぁーーーー！！！
水晶から虹色の光があたり一面にふりそそいだ。
あれ、ゴールドのラメみたいなのも見える…。
私の瞳みたいだな。

「「「……………………。」」」

しばしの沈黙ののち…
「このような輝きは初めて拝見致しました」
神父様の一言でみんな我にかえる。

「ステータスのほうは……どうなっている？」
「！！！こっこれは……このようなステータスも初めて拝見致しました…。」

神父様は、3歳の頃にティアナが見たステータスと同じ内容をみんなに告げた。

「「………………。」」
「5属性……。初めて会った5属性持ちが我が娘とは…。闇はないのだな。固定スキルも
沢山あるな…。何から言えばいいのか…。まずは加護だな。創世神の愛し子は分かるが…大天使ラファエロの祝福とはどんな祝福なんだ…。マリーナ聞いたことがあるか？」

「私も初めての聞く祝福ですわ…。
王国魔術師元副団長としても聞いたこともございませんわ。」
お母様王国魔術師副団長だったんだ～すごーい。

「お嬢様は、固定スキルの中の鑑定スキルが最上級レベルでございますので、鑑定をすれば分かるかと…。」

「そ、そうだな神父様ありがとう。ティアナ鑑定をしてみてくれるかい？」
　

魔法？？？どうやって使うんだろう？？？

「お父様、私魔法はまだ使ったことがないの…。どうしたら使えますか？」

「ああ、そうだったね。みんな鑑定の儀を終えてからそれぞれ魔法の師につくからね。でもとりあえずそうだね、マリーナ教えてあげてくれないか？」

「ええ、もちろんいいわ。」

初めての魔法をお母様に教えて貰えるなんて嬉しい！！！！