転生お姫様の困ったお家事情

meimei

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子供達の恋模様

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長い月日が立ち、子供達も青年や
少女に成長した。
まだ…乳児もいるけどね!!

今は成長した娘が10人いて、息子が30人くらい。
それぞれ思春期に差し掛かり、
色々恋も生まれているようよ?
乳児の女の子は15人、男の子は20人いるわよ?ふふっもちろん夫たちが女性になり産んだ子も沢山いるわ!



「ねぇ、ローズ」

「何?スミレ」

「ローズは誰と婚約する?」
最近の話はもっぱらこれである。

「あと、2年で15だから選ばないとでしょ?何人でもいいらしいわよ」

「ええ、お母様から聞いているわ」

「私はシャインとラオルかな~ローズは?」

「んーー、私はラピスとラフィーオかな」

「でもさ、二人だけってわけにいかないわよね?多分…」

「そうかしら?10人も姫がいるし平気じゃないかしら?」

「歳の順に婚約者を指名できて本当にラッキーよね!!」

「そう思う……ほんと」

ラピスはとても人気があるのよね…



その頃……王子たちは…

「なぁ、誰から指名されたいラピス?」

「お前は……そればっかりだな…シャイン」

「そら、だってさ!!気になるだろ!!!」

そんなに気になるか…?

「俺はローズ」

「やっぱりそうか~ローズ以外から求婚されても断るんだろ?」

「ああ」

「一途なやつ~」

実はお前も一途なくせに……

「お前は?」

「俺はもうスミレ一択よ!!」

「お前も一途だよな」クスクス

「でもさ、竜の血を引く弟達も必ず婚約者にいれなきゃなんだろ?」

「ああ、長命になるためにな」

「母様は…全色の竜人を夫にしたもんな……凄い人だよなほんと」

「ああ……母様は……別格だからな」

俺達の父上も元は高級奴隷だったらしいし……今は夫だけど。
おれは神獣の血を引き、シャインは
キメラの血をひいている。

「王位はクリス父様のこの前生まれた弟が継ぐんだろ?」

「ああ、母様に似て魔力が桁違いなのと、母様に瓜二つだからな。それに王配のクリス父様との子だし」

「だな~名前はなんだっけ?」

「ラズリだったな」

「ラズリか」

「祝福名を貰ったのはお前だけなんだからな!!羨ましい……」

「ふふ、だな」
昔は名前にコンプレックスがあったんだよな。でも母様が祝福名で「ラ」を下さって心に刺さった棘は
綺麗に消え去った。

「あ、やべもうそろそろ…剣の稽古の時間だな」

「うわっ、本当だな…クリス父様に
しごかれるぞ!!急げ!!」

王子達の剣の鍛錬はクリスがつけている。

バタバタバタバタと二人は鍛錬所に
急ぐ。

「まぁ…そんなに急いで。転移で行けばいいのに?」首をコテンと母様が曲げる。

転移!!!!!!思いつかなかった!

「母様ありがとうございます!!」

「ありがとう母様!!」

パッ
パッ

「クスクス、騒々しい子達ね、ラズリ」

「あう~うぶぶぶ」

「貴方は赤ちゃんなのに浮遊出来るのよね……どんな王になるのかしらね~」クスクス

ラズリは生まれた時から規格外
転生者かもしれないわね。

貴方が王につくまで私が王座を守ってあげるわ。ニコッ

今は父から受け継ぎ、ララが国王すなわち王女をしている。

「陛下!!!こんなところに!!ラズリ様は乳母に任せて執務をしてくださいませ!!」

「あら…ミリア…ええ。分かったわ行くわよ…もう…」

「暇はないのですよ!!」
ミリアは宰相をしている。

仕事って気分じゃないのになぁ…

そうだ!!変身!!!
そう、今ではすっかり自分で性別変更の変身魔法を使えるようになったのよ!!

「ミリアとイチャイチャする暇もないのかい?」
ミリアの顎をクイッとあげる。

「……………ずるいですよ陛下…」
ぷるぷる震えている。

「何がずるいの?」
ミリアを細い通路に連れていき壁ドンする。

「……だって最近ご無沙汰だし…その…」

「おや?カバランとしていないのかい?」

「………もう…陛下のでないと満足出来ないのですっ!」

「クスクス…カハランが可哀想じゃないか…」

ミリアの蕾の中に指を入れてミリアのいつものスポットを強く何度も擦ると小さく震えてすぐに果てた。

「どうしたい?」

一応聞く。意地悪だと分かっていてもね

「分かっているくせに……酷い人…」

「俺の部屋に行くかい?」

コクンと頷く

「また子が出来てしまうかもな」

「貴方の子ならいくらでも…生みたいです」

「そうか」

部屋につき、久しぶりの逢瀬を満喫したあとにミリアはお腹を確認するとやっぱり光った。

「確認しなくてもお前とならいつも一度でできるだろ?」

「ええ…一応」

「なんで、他国の王子達とは半年かかるのか謎だよな~」

「それは……きっと貴方の気持ちのバロメーターかと…」

「俺の?」

「はい……」

「好きの度合いで妊娠する確率がかわるのか」

「ええ…私はそう思っております」

「なるほどなぁ…」

「ラミリス、ラミリオ、ラミレスはどの姫に選ばれるかな」

「どうですかね~ララに似てとても美しい王子ですが」

「あの三人は私のミニチュアだものな…」苦笑

「ラズリもですが、魔力はラズリには敵いませんね」

「ああ…あれは多分チート…転生者だな」

「私もそう思いますね」苦笑

「この子はどんな子だろうな」
ミリアのお腹を撫でる

「また貴方のミニチュアですよ」
クスクス

「ミリアがそれを望んでいるのだろ?」苦笑

「ええ、そうです!!」

「そんな…胸を張って言わなくても…」

「ふふ、もう今日は執務をしないでこのまま二人でゆっくりしましょう?」

「ああ、そうするか」

子供達のことを話しながら、
時折二人でうとうとしたり、

たまにはこんな日もありだな!

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