転生お姫様の困ったお家事情

meimei

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子育て

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夫多数に手伝って貰いながらも
子供達はすくすくとどの子も別け隔てなく育っている。

取り分けローズは姉御肌で妹達からの信頼があつく、姉妹同士で良く話したり相談したりしているみたい。

もちろん子供同士で解決出来ないことは母である私の所に相談しに来る。

そうそうソレナルとの子達は
金の子をラゴール、銀の子をラシルービー、プラチナシルバーのような色の子をリラにしたの。
リラはライラックという花よ!

もちろん…ソレナル達竜人のパパ達は
他の夫達よりもせっせと子育てをしている、それは関心するほどに。

「お母様~!!!」

パタパタ

「あら、ローズどうしたの??」

「ラピスとシャインが喧嘩をしているのですッ!!」

「あ……また…」

ララはクリスに目配せをすると、
クリスはその二人の方に向かった。

なぜか、ラピスとシャインは良くぶつかるのよね…。

「かあたま~」

「あら、ラフィーオ起きたの?」

「あい!かぁたま!」

「ふふ、貴方はラフォンに本当に似ているわね」

「とうたまより、イケメンになりまちゅ!!」

「まぁ…イケメンだなんて……どこで覚えたの??」

「それは……ひみちゅでしゅ!」
ラフィーオが俯いた。

へぇ……ラフィーオは転生者かな。

「ふふ、貴方は転生者なのかしら?」クスクス

「なっ!?なんでそれにょ!?」

「クスクス、私も転生者だからよ。私の可愛いおチビさん」

「かあたまも!?」

「ええ、そうよ」

「おい、ラフィーオいつまで母様の膝の上にいるんだ!!母様のお腹には赤ちゃんがいるのだぞ!!」

「とうたま…ごめんしゃい!!」

「ふふ、ラフィーオ大丈夫よ」

「かあたま……」

撫で撫でと頭を撫でる。

そう、今はカイルの子を妊娠している。
ふふ…それと律との間は、律に変身魔法を使って貰って律が今妊娠中なのよ。

あとは…先生だけね。
多分……。

「ララ!」

「あら、ラナイどうしたの?」

「俺の愛しい奥さんとナズナに会いに来たんだ」

「ふふ、そこのベットでスヤスヤねているわよ」

「可愛いな」

「ええ」

「ちょっと相談が会ってな……」

「あら…なんの相談??」
耳元でコソコソと話すラナイ

「まぁ、分かったわ。なら後2ヶ月は待ってね」

「うん、ありがとう」

ラナイの相談は、変身魔法で女性になるからラナイに子を授けて欲しいという相談だった。男の子も授かりたいのだと…。生まれてみないと分からないのよね。

どんどん子沢山になっていく王家は、城を増築中だ……

そのうち…王家だけの学校でも
作ろうかしら……。

「ララ」

「クリス結局喧嘩はなんだったの?」

「いつものだな……」

「そう……」

いつも喧嘩はシャインからラピスに吹っ掛ける。

ラピスには「ラ」があるのに、シャインにはないのが、シャインは面白くない。ラピスは私が直接産んだ子。シャインはエトワが産んだ子。
でもラピスの父とエトワは同じ立場の夫だ。そこが面白くないのだろう。現に王族や貴族の父を持つ
兄弟が「ラ」をもっていても何も
思わないようだ。

これは…私が悪かったわよね……。

んーーーーー。

「シャインを呼んでくれる?」

「分かりました」
エトワがシャインを呼びに行く

「母様……なんですか…」

「ねぇ、シャイン。貴方の名前も私が名付けたのよ、光輝くという願いを込めたの」

「!?光輝くですか…」

「ええ、そうよ。でもそうね、貴方も「ラ」が欲しいなら付けてあげるわ。貴方も大切な私の子だもの」ニコッ

「母様……」

「そうね、シャイン.ラ.フォルテッシモと名のりなさい。祝福名に「ラ」を入れてあげる。だから人を妬むのはやめなさい。人を妬むと周りが見えなくなるの。もっと自分の良いところを伸ばしなさい。自信を持てるように、貴方も王子なのだから」

「母様……ありがとうございます」
ポロポロポロポロと涙が出てくる。

ララはシャインの頭を撫でる

遠くでラピスが頭を下げた。

もしかしたらラピスもシャインを
心配していたのかしら……。

そして、エトワもララに頭を下げた

人生楽しく生きなきゃね!

子供達にも楽しい人生を歩んで欲しい。

「さすがだな、俺の奥さんは」

「あら、クリス」

「あのシャインを泣かすなんてな…」

「まぁ…何もしてないわよ?」

「シャインはララに似て賢いが強情でね…」苦笑

「え!?私強情じゃないわよ??」

「無自覚………」ぽそっとラナイが呟いた。

「無自覚って何よ!!!いつ強情だった!?」

「いつって……いつも?常に??」

「はあぁぁぁ??」

「クスクス、素直じゃないララに惚れたんだよみんな」

「!?」

「絶対俺達の事も気にしてるのに避けたりしてさ」クスクス

「!?」

「結界張ってみたりだろ?」

「そうそう」

……………ちょっと…………

「本当可愛いよな、俺たちの奥様は」

「もぉぉぉぉぉ!!!やめてったら!!!!」

ぎゃいぎゃいといつも通りララと夫達は平和に追いかけっこしている。

それを見ている子供達

仲の良い両親を見て愛されて育った子供達はどう成長するのか。

この先の子供達がとても楽しみである。



ララ編はここまでになります!!

この後は子供達の話になっていきます!!
引き続き宜しくお願い致します!
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