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婚約式
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翌朝また平和に起きれたララはとてもスッキリとした顔をしていた。
んー、よく寝た。
あれ?ミリアがいない。
床におっきな箱がある。これってドレスかしら?
バタン
「あ、姫様おきられましたか?こちらは国王陛下からの本日着るようにとの贈り物でございます」
「うん」
「なんです?その微妙な…」
「だって…遂にだなと思うと気が重くて…」
「まだ婚約ですよ。結婚までは2年あります」
「うん、そうだよね」
「それに、クリス様とも婚約なされるんですからこれから大っぴらに二人でお出かけできますよ?」
!!!!!そうだわ!!!
「ミリア!!そうよね!!私久しぶりに街にも行きたいし!」
「ええ、なので本日は気合を入れて支度なさいますよ」
「ええ、ミリアお願い」
「承知致しました!!」
昨日のミリアのエステのおかげで、
肌はツルツル。ウェストはさらにきゅっと。
顔も一回りスッとしている。
ミリアにぎゅゅゅっとウェストを締められ
その上にドレスを着させられる。
赤いプリンセスラインのドレスに
下のスカート部分にはチュールやレースを
幾度となく重ねられてとても美しい。
胸元は肩までのデコルテで、腕から同じ赤い生地のロング手袋でそれにもレースがあしらわれていた。
頭は両サイドを編み込みに後ろにアップさせ、そこに品のいいティアラを中央にのせて
胸元にはティアラと同じダイヤの宝石がキラキラと輝いている。
「完成ですわ!!我ながら完璧」
「ミリア貴女は本当に凄いわね」
「ええ、ええ、今日は褒めてください、どこからどう見ても最高の姫様です」
「ええ、本当に。」
ララはまじまじと自分の姿を鏡でみる。
「本日のエスコートをドアと前に立っている殿方から選ばなくてはなりません。国王陛下並びに王妃様は後からご入場なさいますので」
「もちろんクリス一択よ!!」
「ですよね」クスクス
「では…他の殿方には先に向かって貰うように言ってきますので出ないでくださいね」
「はい!」
ドアの前が揉めていたけれど…5分もすれば
静かになった。
カチャ
「ふぅ~姫様もう宜しいですよ。クリス様だけお待ちですので」
「ありがとうミリア」
ララはミリアの両手をぎゅっと握るとドアの方に歩いて行った。
「ふふっ、ララ、頑張ってね」
その一言は親友としての花向け
くるっと振り向くと満面の笑みで
「ミリアありがとう!大好きよ!行ってきます!」
と一言いいクリスの元に向かった。
さて、私も自分の用意をしないとね。
もちろんミリアも婚約式に出る。
専属の侍女で、ましてや次期宰相の打診もされている身だ。
ミリアの部屋にはもうミリアの専属の侍女や
使用人たちが待機しているであろう。
ミリアは自室へと足を急いだ。
「クリス様、本日は宜しくお願いしますわ」
ララは軽いカーテシーをする。
「こちらこそ、姫様をエスコート出来てとても光栄です」
ララの手を取りチュッとキスを落とす。
「ふふっ、今日のクリス様はまた一段と素敵だわ、その騎士の礼服も」
「姫様にはかないませんよ、いつも綺麗ですが今日は一段と輝いておられる」
「ふふっ、ありがとう」
他愛のない話をしながら、婚約式のドアの前に着いた。
エスコートに選ばれなかった婚約者達はもう中に入り並んでいる事だろう。
「では、参りますか姫様」
「ええ」
二人で手を取りながら入場する。
「ララマリーア王太女様と騎士団長クリス.サーフィス様ご入場です」
ファンファーレと共にドアが開く。
二人で中に歩いていくと皆の視線が二人に集まる。
前までたどり着くと、クリスの左側とララの右側に他の婚約者達も並ぶ。
そして、国王陛下並びに王妃が入場し、
席に着いた。
「この度はこの国の王太女の婚約式にお集まり下さり感謝申し上げる。」
国王の祝辞並びに家臣たちの祝辞が終わった。
「さて、それではララマリーア。この9名の中からどなたを王配に選ぶ?」
一気に場がしーんとなる。
「はい、わたくしが王配として求めているのはクリス.サーフィスですわ」
「良かろう。ではクリス.サーフィスそなたを王配婚約者として定める」
会場前に拍手が広がる。
「婚姻は全員二年後、なお三年後にもう一人増える。後2年は最後の貞操は守れ、それを守れぬ物は婚約破断になる」
ようは、最後までは、するなよということね。
「なぜかというと最初に子を作るのは王配と決まっておるからだ。王配との子が出来ない限りは妻とは言え、王太女とは出来ぬ。夢々それを忘れぬでないぞ」
ハッ!と皆頭を下げる。
それってこんなみんなの前で言う事なの?
お父様…。
なんとか引き続き逃げねば!!!
「ではこの後はお祝いのパーティーを用意させておる。皆楽しまれよ」
一気に雰囲気がかわった…。
みんなパーティーホールに移動する。
「姫様お久しぶりですね、宜しくお願いします」ニコッ
「ええ、こちらこそ宜しくね」
だれだ…この王子。
「姫様…ピアニッシモの王子ですよ」ぼそっとクリスが耳打ちしてくれる。
「ありがとうクリス…」
「いえ…」
次から次へと王子たちに挨拶にこられ、
その都度クリスが教えてくれた。
兄や弟は今日はとても静かだった…。
なんか通夜みたいな顔をしているわね…
「皆さん…王配になれずに落ち込んでおいでなのですよ」
「まぁ…どうして選ばれると思ったのか不思議ね」
こうも毎日逃げ回っているのに…
「姫様は罪づくりな人ですね」苦笑
「え!なんで?」
「分からないならそのままでいいのですよ」
「むぅ…」
「さ、パーティーを抜けましょ?王配に選ばれた物は姫をさらえる権利があるのです」
さっとクリスに横抱きされパーティー会場を後にする。
国王と王妃はそれを微笑ましそうに見守っていた。
後の婚約者達はガックリ肩を落としているけれど。
「懐かしいわね、私とあなたみたいね」
「ああ、そうだな。お前の推しのクリスが
王配で良かったな」苦笑
「ええ!!ララはずっとクリスがすきだったのですもの!母としては好きな人と結ばれてほしいですもの!それにシェリーの息子だし」
「そうだな」
「でもどうしてあんな事を言ったのです?」
「ああ、あれか」
「貴方、結婚前に私といたしたではないですか!!」
「そうだな…」
「2年も我慢なんてクリスもララも可哀想でしてよ」
「あの場でああ言っておけば、他の婚約者達の牽制になるだろ?後から母としてこっそり教えてやればいいのだ」
「あーなるほどね、分かったわ」
「でも、2年間は子は作らぬように言わねばならんぞ」
「そうね、それは言わないとね。早く孫に会いたいけど…」
「…………。」
「まぁ、子が先でもなんとかなるわよ」
「やれやれ…これだから…」
王妃の楽観した考えは時には助けられるが…
結構その都度フォローをするのは国王で
大変なのだった。
「姫様、このまま私の部屋でもいいですか?」
綺麗な髪…
「ええ…」
「では少し急ぎますね」
え!?なんでわざわざ急ぐ必要が?!
あれ…私また選択肢間違えた??
んー、よく寝た。
あれ?ミリアがいない。
床におっきな箱がある。これってドレスかしら?
バタン
「あ、姫様おきられましたか?こちらは国王陛下からの本日着るようにとの贈り物でございます」
「うん」
「なんです?その微妙な…」
「だって…遂にだなと思うと気が重くて…」
「まだ婚約ですよ。結婚までは2年あります」
「うん、そうだよね」
「それに、クリス様とも婚約なされるんですからこれから大っぴらに二人でお出かけできますよ?」
!!!!!そうだわ!!!
「ミリア!!そうよね!!私久しぶりに街にも行きたいし!」
「ええ、なので本日は気合を入れて支度なさいますよ」
「ええ、ミリアお願い」
「承知致しました!!」
昨日のミリアのエステのおかげで、
肌はツルツル。ウェストはさらにきゅっと。
顔も一回りスッとしている。
ミリアにぎゅゅゅっとウェストを締められ
その上にドレスを着させられる。
赤いプリンセスラインのドレスに
下のスカート部分にはチュールやレースを
幾度となく重ねられてとても美しい。
胸元は肩までのデコルテで、腕から同じ赤い生地のロング手袋でそれにもレースがあしらわれていた。
頭は両サイドを編み込みに後ろにアップさせ、そこに品のいいティアラを中央にのせて
胸元にはティアラと同じダイヤの宝石がキラキラと輝いている。
「完成ですわ!!我ながら完璧」
「ミリア貴女は本当に凄いわね」
「ええ、ええ、今日は褒めてください、どこからどう見ても最高の姫様です」
「ええ、本当に。」
ララはまじまじと自分の姿を鏡でみる。
「本日のエスコートをドアと前に立っている殿方から選ばなくてはなりません。国王陛下並びに王妃様は後からご入場なさいますので」
「もちろんクリス一択よ!!」
「ですよね」クスクス
「では…他の殿方には先に向かって貰うように言ってきますので出ないでくださいね」
「はい!」
ドアの前が揉めていたけれど…5分もすれば
静かになった。
カチャ
「ふぅ~姫様もう宜しいですよ。クリス様だけお待ちですので」
「ありがとうミリア」
ララはミリアの両手をぎゅっと握るとドアの方に歩いて行った。
「ふふっ、ララ、頑張ってね」
その一言は親友としての花向け
くるっと振り向くと満面の笑みで
「ミリアありがとう!大好きよ!行ってきます!」
と一言いいクリスの元に向かった。
さて、私も自分の用意をしないとね。
もちろんミリアも婚約式に出る。
専属の侍女で、ましてや次期宰相の打診もされている身だ。
ミリアの部屋にはもうミリアの専属の侍女や
使用人たちが待機しているであろう。
ミリアは自室へと足を急いだ。
「クリス様、本日は宜しくお願いしますわ」
ララは軽いカーテシーをする。
「こちらこそ、姫様をエスコート出来てとても光栄です」
ララの手を取りチュッとキスを落とす。
「ふふっ、今日のクリス様はまた一段と素敵だわ、その騎士の礼服も」
「姫様にはかないませんよ、いつも綺麗ですが今日は一段と輝いておられる」
「ふふっ、ありがとう」
他愛のない話をしながら、婚約式のドアの前に着いた。
エスコートに選ばれなかった婚約者達はもう中に入り並んでいる事だろう。
「では、参りますか姫様」
「ええ」
二人で手を取りながら入場する。
「ララマリーア王太女様と騎士団長クリス.サーフィス様ご入場です」
ファンファーレと共にドアが開く。
二人で中に歩いていくと皆の視線が二人に集まる。
前までたどり着くと、クリスの左側とララの右側に他の婚約者達も並ぶ。
そして、国王陛下並びに王妃が入場し、
席に着いた。
「この度はこの国の王太女の婚約式にお集まり下さり感謝申し上げる。」
国王の祝辞並びに家臣たちの祝辞が終わった。
「さて、それではララマリーア。この9名の中からどなたを王配に選ぶ?」
一気に場がしーんとなる。
「はい、わたくしが王配として求めているのはクリス.サーフィスですわ」
「良かろう。ではクリス.サーフィスそなたを王配婚約者として定める」
会場前に拍手が広がる。
「婚姻は全員二年後、なお三年後にもう一人増える。後2年は最後の貞操は守れ、それを守れぬ物は婚約破断になる」
ようは、最後までは、するなよということね。
「なぜかというと最初に子を作るのは王配と決まっておるからだ。王配との子が出来ない限りは妻とは言え、王太女とは出来ぬ。夢々それを忘れぬでないぞ」
ハッ!と皆頭を下げる。
それってこんなみんなの前で言う事なの?
お父様…。
なんとか引き続き逃げねば!!!
「ではこの後はお祝いのパーティーを用意させておる。皆楽しまれよ」
一気に雰囲気がかわった…。
みんなパーティーホールに移動する。
「姫様お久しぶりですね、宜しくお願いします」ニコッ
「ええ、こちらこそ宜しくね」
だれだ…この王子。
「姫様…ピアニッシモの王子ですよ」ぼそっとクリスが耳打ちしてくれる。
「ありがとうクリス…」
「いえ…」
次から次へと王子たちに挨拶にこられ、
その都度クリスが教えてくれた。
兄や弟は今日はとても静かだった…。
なんか通夜みたいな顔をしているわね…
「皆さん…王配になれずに落ち込んでおいでなのですよ」
「まぁ…どうして選ばれると思ったのか不思議ね」
こうも毎日逃げ回っているのに…
「姫様は罪づくりな人ですね」苦笑
「え!なんで?」
「分からないならそのままでいいのですよ」
「むぅ…」
「さ、パーティーを抜けましょ?王配に選ばれた物は姫をさらえる権利があるのです」
さっとクリスに横抱きされパーティー会場を後にする。
国王と王妃はそれを微笑ましそうに見守っていた。
後の婚約者達はガックリ肩を落としているけれど。
「懐かしいわね、私とあなたみたいね」
「ああ、そうだな。お前の推しのクリスが
王配で良かったな」苦笑
「ええ!!ララはずっとクリスがすきだったのですもの!母としては好きな人と結ばれてほしいですもの!それにシェリーの息子だし」
「そうだな」
「でもどうしてあんな事を言ったのです?」
「ああ、あれか」
「貴方、結婚前に私といたしたではないですか!!」
「そうだな…」
「2年も我慢なんてクリスもララも可哀想でしてよ」
「あの場でああ言っておけば、他の婚約者達の牽制になるだろ?後から母としてこっそり教えてやればいいのだ」
「あーなるほどね、分かったわ」
「でも、2年間は子は作らぬように言わねばならんぞ」
「そうね、それは言わないとね。早く孫に会いたいけど…」
「…………。」
「まぁ、子が先でもなんとかなるわよ」
「やれやれ…これだから…」
王妃の楽観した考えは時には助けられるが…
結構その都度フォローをするのは国王で
大変なのだった。
「姫様、このまま私の部屋でもいいですか?」
綺麗な髪…
「ええ…」
「では少し急ぎますね」
え!?なんでわざわざ急ぐ必要が?!
あれ…私また選択肢間違えた??
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