エンジェルが〜るず!

R.K.

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4月 春は転校の季節

     いい知らせがあるんだよ3

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「ねぇ、文化祭にでよう」

「はっ?」

「文化祭、ですか?」

「いいよ!楽しそうだもん!」

「神である私に、そんな時間あるわけないでしょ?」

 と、私の言葉にみんなが各々の反応をみせる。

「てか、そもそも文化祭でるっていってもなにすんの?」

「演奏するけど?」

「演奏?軽音楽部みたいな感じの?私、楽器なんてできないけど......」

「ドラム。簡単な8ビートならできるでしょ」

「楽器は?」

「もう借りる約束はできてる」

「なっ、あのカナの行動力がいつもの比じゃない!?で、なんで急にそんな話?私、受験生なんですけど?」

「いや、カエが最後の文化祭だから思い出を作ってあげようと思ってね」

「本音は?」

「けいおん!みたらやりたくなった」

「あの、私、ピアノなら弾けますよ?」

「いや、ホシも乗り気なんだ」

「それじゃ、ホシはキーボード。コトは歌手で」

「え~!私もなんか楽器演奏したいよ~」

「コトじゃできないから」

「ひどいよ~。でも、わかった」

 と、最後にメルが残ったのだが、そんな暇はないとかそんなことを言ってたくせに、こっちをチラチラと見ている。

「それじゃ、練習のスケジュールなんだけど──」

「わ、私は!?」

「いや、忙しいんでしょ?」

「そ、そう、だけど......」

「それじゃ無理じゃん」

「なめてもらったら困るわ!私は、神なのよ?練習などしなくても楽器の一つや二つ余裕よ」
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