エンジェルが〜るず！

4月 春は転校の季節

始業式の日に転校生!?8

「て、なんでお前は乗り気なんだよ」

「楽しそうですし、私のためにしていただけるなんて嬉しいじゃないですか！」

「いやいや、そういう問題じゃないだろ」

「別に、私は構わないわよ？どうせ、両親も許してくれるだろうし」

「それじゃ、決まりですね！」

「カナちゃんもちゃんと来てよ？」

「えー、行きたくないんだが.........」

「来☆て☆ね？」

　私が一度断ると、なぜかどす黒いオーラをまとったコトが、なんかそんなことを言っていた。
　まあ、いつもなら私はそんなことじゃ行かないけど、今日は特別に行くかな。

「わかった。行けばいいんだろ、行けば」

「それじゃ、ちゃんと来てね？」

「はいはい」

「私にもちゃんと聞きなさいよ！」

「えっ？お前も来るの？」

「まあ、私は『神だから』めちゃくちゃ忙しいんだけど、たまたま、もう本当にたまたま、今日は空いてるわよ！」

「はいはい。それじゃ、メルも来たいのね」

「べ、別にそういうわけじゃ.........」

「それじゃ、メルは来ないということでー」

「い、行くわよ！」

と、いつも通りのどうでもいいメルとのやり取りを交わしていると、調理室に近づいてくる。

「ホシちゃん、ここが調理室だよ！」

「ここが調理室なんですね」

　そうして、調理室に着いた。