エンジェルが〜るず！

4月 春は転校の季節

始業式の日に転校生!?5

「その、メルティーちゃんはいいんですか？」

「えっ？あぁ、メル？それなら、たぶんすぐに戻ってくるだろう」

「そうなんですか？まあ、それなら別にいいですけど、本当に大丈夫なんですか、華楓かえで先輩？」

「えっ、あぁ、うん。たぶん、大丈夫だと思うよ？」

「ちょ！なんでカエにまで聞いてるの？平気だって言ったのに」

「いえ、ただの確認です」

　はぁ、まあいいか。

「それで、今度はどこに行こうとしてんの？」

「ん？あぁ、それなら調理室だよ」

「調理室？なんで？て、あぁコトが調理部だからか...........」

「あぁ、そういえばコトは調理部だった」

「て、忘れてたのに行こうとしてたの？」

「えぇ！カナちゃんまた忘れてたの！」

　あっ！や、やばい！と、とりあえず、

「えっ？いや、じょ、冗談、だよ？」

　そう言っておこう。

「本当に？」

「本当」

「そう。なら、いいけど」

　や、やばかった～...........。まじ、やばかった～......。まあ、この話はまた今度にして。

「ふっふっふ！この私が帰って来たわよ！グスン！」

　て、なんか面倒くさい奴が帰って来た。しかも泣いてやがる。

「確かに、メルティーちゃん、すぐに戻って来ましたね。」

「そうだね」