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二章 ダンジョン探索は冒険者のロマンでしょ?
ダンジョンドラーズ、ハラハラドキドキ探索! 37(後編)
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とりあえず、ここで取り乱すわけにはいかない。
ここで、泣き喚いたりして、不審者として殺されたりしたら、最悪だ。
それだから、とりあえず冷静になる。
ここはとりま、深呼吸だよね。
「すぅー、はぁー、すぅー、はぁー」
気持ち的には落ち着いた。
でも、どっちにしろ、どうしよう。
落ち着いたからといって、なにか現状が変わったとか、そんなことはない。
どこかもわからない庭園に一人。
とりあえず、もう少し現状を知ろう。
周りには、噴水が見えて、屋敷がある。
他には、何もない。
玄関は見えない。
空は青くて、雲は一つ、いや、二つぐらい。
う~ん、本当にどうしよう。
というか、もう、どうすることもできないし。
「もしかして、夢?」
とりあえず、私は自分の頬を抓る。
って、抓るんじゃだめだった。
ど、どうしよう。いや、これは、夢から覚めるため。
私は目の前にあった、手頃な石ころを取ると、それを地面に叩きつける。
そして、いい感じにわれて鋭利になった石で、私は指を切る。
思ってたよりも深い傷ができて、血が溢れてくる。
「いったぁーーい!」
そして、後から痛みがやってくる。
その痛みを感じながら、ここが夢ではないということに気づく。
うっ……。本当に、どうしよう。
ここで、泣き喚いたりして、不審者として殺されたりしたら、最悪だ。
それだから、とりあえず冷静になる。
ここはとりま、深呼吸だよね。
「すぅー、はぁー、すぅー、はぁー」
気持ち的には落ち着いた。
でも、どっちにしろ、どうしよう。
落ち着いたからといって、なにか現状が変わったとか、そんなことはない。
どこかもわからない庭園に一人。
とりあえず、もう少し現状を知ろう。
周りには、噴水が見えて、屋敷がある。
他には、何もない。
玄関は見えない。
空は青くて、雲は一つ、いや、二つぐらい。
う~ん、本当にどうしよう。
というか、もう、どうすることもできないし。
「もしかして、夢?」
とりあえず、私は自分の頬を抓る。
って、抓るんじゃだめだった。
ど、どうしよう。いや、これは、夢から覚めるため。
私は目の前にあった、手頃な石ころを取ると、それを地面に叩きつける。
そして、いい感じにわれて鋭利になった石で、私は指を切る。
思ってたよりも深い傷ができて、血が溢れてくる。
「いったぁーーい!」
そして、後から痛みがやってくる。
その痛みを感じながら、ここが夢ではないということに気づく。
うっ……。本当に、どうしよう。
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