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二章 ダンジョン探索は冒険者のロマンでしょ?
ダンジョンドラーズ、ハラハラドキドキ探索! 23
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「それじゃ、聞きたいんだけど、なんで私を攫ったの?」
「あなたを攫った理由ですか……。あなたとお話したかったからですね」
「それだけ?」
「……? そうですけど……なにかおかしなことでもありますか? まあ、本来ならマギアさんを攫う予定でしたが……」
マギアを攫う? てことはやっぱり、マギアとなんかしらの関係があるということ?
でもそれなら、私とお話したいとか、そんな理由で私を攫うことはしない。たぶん。
でも……。
そんな風に私は頭を抱えながら、なんとか理解しようとする。
けど、上手く纏まらない。頭があまり上手く回らない。
疑問が疑問を呼んで、頭がパンクしそうになる。
それでも、なんとか一つの質問をひねり出す。
「あなたは一体なにものなの?」
「先に、マギアさんを攫う予定だった理由を聞かなくてもいいんですか?」
確かに、話の流れとしてはそれを先に聞くのが無難で、一番いい質問だと思う。
でも──
「なんとなくなんだけど、あなたが一体なにものなのか聞けば、自ずとその答えがわかるような気がしたの。あなたがマギアを攫う理由に、あなたの正体が関係してると思ったから」
「ですが、私は先程からずっと、『いい魔女のウィレア』ですと言ってますよね?」
それ以外の何者でもないと言いたげに、悪い魔女は言った。
「あなたを攫った理由ですか……。あなたとお話したかったからですね」
「それだけ?」
「……? そうですけど……なにかおかしなことでもありますか? まあ、本来ならマギアさんを攫う予定でしたが……」
マギアを攫う? てことはやっぱり、マギアとなんかしらの関係があるということ?
でもそれなら、私とお話したいとか、そんな理由で私を攫うことはしない。たぶん。
でも……。
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けど、上手く纏まらない。頭があまり上手く回らない。
疑問が疑問を呼んで、頭がパンクしそうになる。
それでも、なんとか一つの質問をひねり出す。
「あなたは一体なにものなの?」
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確かに、話の流れとしてはそれを先に聞くのが無難で、一番いい質問だと思う。
でも──
「なんとなくなんだけど、あなたが一体なにものなのか聞けば、自ずとその答えがわかるような気がしたの。あなたがマギアを攫う理由に、あなたの正体が関係してると思ったから」
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それ以外の何者でもないと言いたげに、悪い魔女は言った。
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