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二章 ダンジョン探索は冒険者のロマンでしょ?
ダンジョン探索に行きたいの!
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マギアの誕生日から数日が経ち、私たちは平和な日々を過ごしていた。
特に何か起こるわけもなく、簡単なクエストを淡々とこなしてるだけの、平和な日々。
そして、私はギルドに来ていた。
「ねえ、なんか討伐系のクエストとかないの!」
「そう言われましても、そういった依頼はその分報酬も高いので、人気なもので。それに、中央都市ともなれば、かなり高ランクのパーティーがごろごろいらっしゃいますから」
それは、そうだ。
そうじゃなかったら、そもそも困る。
なぜなら、ここは人間にとっては最後の拠点で、王様だっているんだから。
だって、もし、魔物たち魔王軍が攻めて来たときに、対処出来るようにしておく必要があるから。
「あっ、そうですね。これなんて、どうですか?」
と、私は一人拗ねてると、何か良い依頼でも見つかったのか、ギルド職員の方が見せてくれる。
それは依頼ではなく、ダンジョン『ドラーズ』の場所の書かれた地図だった。
「えっと、これは依頼じゃないよね?」
「はい、ダンジョンですから」
「それはつまり、お宝とかを手に入れないと、お金にならないってことだよね?」
「いえいえ、マップを作って頂いても結構ですよ。ただ、27階層以降からになりますが」
それってつまり、ほとんどお金にならないってことじゃん!
特に何か起こるわけもなく、簡単なクエストを淡々とこなしてるだけの、平和な日々。
そして、私はギルドに来ていた。
「ねえ、なんか討伐系のクエストとかないの!」
「そう言われましても、そういった依頼はその分報酬も高いので、人気なもので。それに、中央都市ともなれば、かなり高ランクのパーティーがごろごろいらっしゃいますから」
それは、そうだ。
そうじゃなかったら、そもそも困る。
なぜなら、ここは人間にとっては最後の拠点で、王様だっているんだから。
だって、もし、魔物たち魔王軍が攻めて来たときに、対処出来るようにしておく必要があるから。
「あっ、そうですね。これなんて、どうですか?」
と、私は一人拗ねてると、何か良い依頼でも見つかったのか、ギルド職員の方が見せてくれる。
それは依頼ではなく、ダンジョン『ドラーズ』の場所の書かれた地図だった。
「えっと、これは依頼じゃないよね?」
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