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二章 ダンジョン探索は冒険者のロマンでしょ?
なぜか、喫茶店でバイトすることになりました15
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「店長さん、シズクさんをここで──」
「働かないよ!」
退散して奥に引っ込んだ瞬間にこれだ。
油断もすきもあったもんじゃない。
「でも、先程は乗り気だったように思えますが……?」
ぐぬぬぬ……。
これは、どうしたものか……。
「マリアくんもこう言ってくれてるようだし、どうだい、シズクくん」
店長による追い打ち。
もはや、止めの一撃ぐらいの威力はあるよ。
「私は……やらないよ?」
「今少しだけ迷いませんでしたか?」
「ま、迷ってなんかないよ! 少しだけ反応に遅れただけで、時給が上がるのとこの羞恥心を天秤になんてかけてないから!」
はぁ、はぁ、早口に喋ったせいでちょっと疲れた。
「そうか……。少しだけ残念だが、よかったらこのお店をご贔屓に」
店長ぉぉぉー!
良い人だった、この店長は良い人だった!
私としては、厄介なストーカーにでもなると思ってた。女だし……。
「店長!」
「私が一緒でよかったですね、シズクさん」
「えっ……? どうして?」
店長が何か慌てだしたような気がするけど……。
「もし、私がいなかったら、厄介なストー──」
「マリアくんっ!? 余計なことを言うのは感心しないよ!」
えっ、今マリア、ストーカーって……。
店長のことは良い人だと思ってたのに!
「働かないよ!」
退散して奥に引っ込んだ瞬間にこれだ。
油断もすきもあったもんじゃない。
「でも、先程は乗り気だったように思えますが……?」
ぐぬぬぬ……。
これは、どうしたものか……。
「マリアくんもこう言ってくれてるようだし、どうだい、シズクくん」
店長による追い打ち。
もはや、止めの一撃ぐらいの威力はあるよ。
「私は……やらないよ?」
「今少しだけ迷いませんでしたか?」
「ま、迷ってなんかないよ! 少しだけ反応に遅れただけで、時給が上がるのとこの羞恥心を天秤になんてかけてないから!」
はぁ、はぁ、早口に喋ったせいでちょっと疲れた。
「そうか……。少しだけ残念だが、よかったらこのお店をご贔屓に」
店長ぉぉぉー!
良い人だった、この店長は良い人だった!
私としては、厄介なストーカーにでもなると思ってた。女だし……。
「店長!」
「私が一緒でよかったですね、シズクさん」
「えっ……? どうして?」
店長が何か慌てだしたような気がするけど……。
「もし、私がいなかったら、厄介なストー──」
「マリアくんっ!? 余計なことを言うのは感心しないよ!」
えっ、今マリア、ストーカーって……。
店長のことは良い人だと思ってたのに!
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