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一章 異世界で勇者《最弱職》になりました
みんなで冒険に行きませんか?10
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「ちょいちょいちょい!待てっ!ちょっと待て!いや、なんでだよ!連れてってくれよ!安心しろ、置物になれる」
「置物になれる?」
それって、なんかの置物になれるってことかな?
スライムなわけだし、なれてもおかしくはないけど......。
「そうだ。中央都市にだって、入ることならできる。どうだ?大丈夫そうだろ?」
「シズさん、その、中央都市には『看破の目』をもつ人たちもいるので、気づく人は気づくと思いますよ?」
「よし、やっぱり置いていくしか──」
「待て待て!俺はレベル100のスライムだ。同レベルのやつ以外の『看破の目』なんて効かない。だから、頼む!俺も一緒に連れてってくれ!」
理由はよくわからないけど、なかなかスライムは引き下がってくれない。
というか、しつこい!
なんで、そこまでしつこいの!
こうなったら──!
「それじゃ、理由教えて」
「理由?」
スライムはなんのこと?というふうに、全然ピンときてない様子だった。
いや、話の流れ的にわかるでしょ!
「一緒に来ようとする理由だよ!」
「ああ。魔物にも国があるんだけどな、最近、税がキツくてな、飛び出してきたんだ」
税がキツいって。
魔物にもあるんだ、そういうの。
「で、飛び出してきたはいいけど、生き残るのが大変なんだよ。だから、人間に連れてってもらおうと思って」
「置物になれる?」
それって、なんかの置物になれるってことかな?
スライムなわけだし、なれてもおかしくはないけど......。
「そうだ。中央都市にだって、入ることならできる。どうだ?大丈夫そうだろ?」
「シズさん、その、中央都市には『看破の目』をもつ人たちもいるので、気づく人は気づくと思いますよ?」
「よし、やっぱり置いていくしか──」
「待て待て!俺はレベル100のスライムだ。同レベルのやつ以外の『看破の目』なんて効かない。だから、頼む!俺も一緒に連れてってくれ!」
理由はよくわからないけど、なかなかスライムは引き下がってくれない。
というか、しつこい!
なんで、そこまでしつこいの!
こうなったら──!
「それじゃ、理由教えて」
「理由?」
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税がキツいって。
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