ゲームを始めたはずの私は、なぜか異世界で勇者《最弱職》になりました

R.K.

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一章 異世界で勇者《最弱職》になりました

あなたも勇者になりませんか?

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 私、雨宮雫あめみやしずくは、今をときめくJK女子高生ではなく、オタク全開のJK女子高生
 趣味は読書(ラノベかマンガ)とゲーム。
 日課は中古のゲームソフト探し。
 学校では地味で、友達と言える人なんて一人や二人しかいない、完璧な陰キャ。
 で、私は日課の中古のゲームソフト探しをしていた。
 そんなときに一つのVRゲームのソフトが目に付いた。
 そのゲームソフトのタイトルは

『あなたも勇者になりませんか?』

 というもの。
 タイトルを見ただけで、《MMORPG》だとわかる。
 日課でそういうことをしてるからね!
 そして、私はそのゲームソフトが気になり、買うことにする。
 値段は思ってたよりも安くて、2200円。
 私はうきうきしながら家に帰った。

 家に帰ると、お母さんに「ゲームばかりしてないで、たまには勉強しなさいよ」とそんなことを言われたけど、私はそれを華麗にスルーし、自分の部屋に行く。

「えっと、これはここでいいんだよね」

 なれた手際のよさで、買ってきたVRゲームをするための準備を整える。

「それじゃ、今日もやりますか!」

 私は、私以外誰もいない部屋に、いつもの言葉をつぶやくと、本体を起動した。
 そこで私の意識はとんだ。


 次、私の意識が戻ったときには、VR空間が広がっていた。
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