159 / 179
最終章 世界の理は変わらない
《幕間2》ついに、勇者が来てしまった4
しおりを挟む
「なんで、私は寝てしまったんですの!せっかく、マオちゃんと同じベットで寝たというのに......!」
私は、ロノアのそんな声で目が覚めた。
朝からうるさいよ。
小鳥の囀りで目が覚めたのならまだしも、ロノアの大声で目が覚めても気持ちよくない。
そう思って、私はもう一度寝ようとしてると、
「こうなったら、マオちゃんが寝ている間に......」
なにやら不穏な気配に私は飛び起きる。
「ねえ、ロノア。寝ている間に、なにしようとしたのか教えて欲しいな~って思うんだけど......?」
私が起きたことに、最初は驚いていたが、私の言葉を徐々に冷静になった頭で理解したのか、顔を真っ青にする。
「あ、え、いや、別になにもしようとしてないですわ。ええ、なにもする気なんてありませんわ」
「へぇー、ふ~ん。そうなんだー。で、なにをしようとしてたの......?」
「寝ている間にマオちゃんを襲ってしまおうなんて、考えてませんわ」
なるほど、なるほど......。
私が寝ている間に、ね。
とりあえず、ロノアのピンク色で染まってる頭を成敗するために、頭を叩く。
「痛いですわ!なにするんですのマオちゃん!」
ロノアがそう叫ぶと、なにかが壊れるような、大きな音がなった。
私は、ロノアのそんな声で目が覚めた。
朝からうるさいよ。
小鳥の囀りで目が覚めたのならまだしも、ロノアの大声で目が覚めても気持ちよくない。
そう思って、私はもう一度寝ようとしてると、
「こうなったら、マオちゃんが寝ている間に......」
なにやら不穏な気配に私は飛び起きる。
「ねえ、ロノア。寝ている間に、なにしようとしたのか教えて欲しいな~って思うんだけど......?」
私が起きたことに、最初は驚いていたが、私の言葉を徐々に冷静になった頭で理解したのか、顔を真っ青にする。
「あ、え、いや、別になにもしようとしてないですわ。ええ、なにもする気なんてありませんわ」
「へぇー、ふ~ん。そうなんだー。で、なにをしようとしてたの......?」
「寝ている間にマオちゃんを襲ってしまおうなんて、考えてませんわ」
なるほど、なるほど......。
私が寝ている間に、ね。
とりあえず、ロノアのピンク色で染まってる頭を成敗するために、頭を叩く。
「痛いですわ!なにするんですのマオちゃん!」
ロノアがそう叫ぶと、なにかが壊れるような、大きな音がなった。
0
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
目が覚めたら夫と子供がいました
青井陸
恋愛
とある公爵家の若い公爵夫人、シャルロットが毒の入ったのお茶を飲んで倒れた。
1週間寝たきりのシャルロットが目を覚ましたとき、幼い可愛い男の子がいた。
「…お母様?よかった…誰か!お母様が!!!!」
「…あなた誰?」
16歳で政略結婚によって公爵家に嫁いだ、元伯爵令嬢のシャルロット。
シャルロットは一目惚れであったが、夫のハロルドは結婚前からシャルロットには冷たい。
そんな関係の二人が、シャルロットが毒によって記憶をなくしたことにより少しずつ変わっていく。
なろう様でも同時掲載しています。
【完結】亡き冷遇妃がのこしたもの〜王の後悔〜
なか
恋愛
「セレリナ妃が、自死されました」
静寂をかき消す、衛兵の報告。
瞬間、周囲の視線がたった一人に注がれる。
コリウス王国の国王––レオン・コリウス。
彼は正妃セレリナの死を告げる報告に、ただ一言呟く。
「構わん」……と。
周囲から突き刺さるような睨みを受けても、彼は気にしない。
これは……彼が望んだ結末であるからだ。
しかし彼は知らない。
この日を境にセレリナが残したものを知り、後悔に苛まれていくことを。
王妃セレリナ。
彼女に消えて欲しかったのは……
いったい誰か?
◇◇◇
序盤はシリアスです。
楽しんでいただけるとうれしいです。
悪役令嬢の独壇場
あくび。
ファンタジー
子爵令嬢のララリーは、学園の卒業パーティーの中心部を遠巻きに見ていた。
彼女は転生者で、この世界が乙女ゲームの舞台だということを知っている。
自分はモブ令嬢という位置づけではあるけれど、入学してからは、ゲームの記憶を掘り起こして各イベントだって散々覗き見してきた。
正直に言えば、登場人物の性格やイベントの内容がゲームと違う気がするけれど、大筋はゲームの通りに進んでいると思う。
ということは、今日はクライマックスの婚約破棄が行われるはずなのだ。
そう思って卒業パーティーの様子を傍から眺めていたのだけど。
あら?これは、何かがおかしいですね。
使えないと言われ続けた悪役令嬢のその後
有木珠乃
恋愛
アベリア・ハイドフェルド公爵令嬢は「使えない」悪役令嬢である。
乙女ゲームの悪役令嬢に転生したのに、最低限の義務である、王子の婚約者にすらなれなったほどの。
だから簡単に、ヒロインは王子の婚約者の座を得る。
それを見た父、ハイドフェルド公爵は怒り心頭でアベリアを修道院へ行くように命じる。
王子の婚約者にもなれず、断罪やざまぁもされていないのに、修道院!?
けれど、そこには……。
※この作品は小説家になろう、カクヨム、エブリスタにも投稿しています。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
虐げられた令嬢、ペネロペの場合
キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。
幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。
父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。
まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。
可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。
1話完結のショートショートです。
虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい……
という願望から生まれたお話です。
ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。
R15は念のため。
うちの娘が悪役令嬢って、どういうことですか?
プラネットプラント
ファンタジー
全寮制の高等教育機関で行われている卒業式で、ある令嬢が糾弾されていた。そこに令嬢の父親が割り込んできて・・・。乙女ゲームの強制力に抗う令嬢の父親(前世、彼女いない歴=年齢のフリーター)と従者(身内には優しい鬼畜)と異母兄(当て馬/噛ませ犬な攻略対象)。2016.09.08 07:00に完結します。
小説家になろうでも公開している短編集です。
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる