私が魔王？いやいや、そんなわけないでしょ？えっ、本当なの？なら、『証明』してみなさいよ！

四章 魔王様には、『学園』に入学してもらいます！

『学園に入学』するとか、絶対に嫌だからね!!6

「はぁ～～～。」
　
　私は思わず、ため息をついてしまった。
　疲れたよ～。てか、今日一日だけでいろいろありすぎでしょ!!
　まあ、それは仕方ないことなんだろうけど.........。
　そういえば、『インクプス』ってたしか、『インキュバス』だったはずだよね？『インキュバス』って、夢魔の一種だった気がするんだけど!!
　もしかして、私が寝たのを見計らって、夜おそってきてるとか？
　いやいやいや、さすがの『インクプス』でもそれはさすがにしないよね.........。しないよね？
　ちょっとまって、よく考えたら、あの『インクプス』が、そういったことをしないとは、言い切れない気がしてきたんだけど!!
　てか、普通にヤッテてもおかしくないんだけど!!　
　あの、あの『インクプス』だからね。
と、私がそんなことを考えていると、私の部屋の扉が開いたような、そんな音がする。

『やばい、やばい、やばい!!』

私は反射的に、そう思った。