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三章 盗難問題の解決、諦めていいですか?

盗難問題、こんなの諦めてもいいよね?(解決へ)5

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 そうして、私たちは『また』農林水産大臣の『ハク』のもとに来ていた。

「それで、『』は見つかりましたか?」

「うん。見つかった。でも、その犯人は、『食べ物しか』盗んでないってことだったよ?」

「そうですか.......。どういうことは、“紙の方”はまだ解決していないということですね。これからも、管理の方はしっかりとおこなっていきます。それで、捕まえた犯人は、どうしたのですか?」

「理由も理由だし、“更生”を誓わせて見逃してあげた。」

「そうですか、さすがは魔王様ですね!魔王様、この度のご報告、ありがとうございます。」

と、なんか感謝されている私なのだが、別にとくになにかをしたわけじゃない。というか、たぶんなにもしてないような気さえする。
 褒められること事態は、別に気持ちの悪いものではないんだけど、なんていうのかな、なにもしてないのに、手柄だけ横取りしちゃったときの、なんともいえないそんな気持ちだった。

 そうして、私たちは『ハク』のもとをあとにし、城へ向かった。
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