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幼少期
幼少期 二
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その悲劇は突然と起こったのだ。
媚娘が12歳の時だった。
「お父様...」「旦那様...」
媚娘の父,武士彠は58歳でこの世を去ったのだ。
それからは媚娘の姉妹とその母楊夫人の生活は苦しいものだった。
異母兄と従兄に毎日虐げられる生活を送ることになった。
その生活は大変酷いものであった。
こんな生活に耐えきれなくなった媚娘は決意をしたのだった。
「私、お母様,姉様,敏敏の為に宮中に行きますわ!」
「媚娘,駄目よ...幾ら生活が苦しいとはいえ宮中にあがるのだけは絶対に駄目よ」
その時,ふと楊夫人は武士彠との話した事を思い出した。
楊夫人は媚娘に賭けるべきか悩んだ。
昔に占い師が言った予言を思い出したからだ。
媚娘は貴人たる相をもち天下の主たる地位につくと言われたからだ。
それに媚娘は1度言ったことは頑としてでも曲げないから...
楊夫人は決断をした。
媚娘に全てをかける事にしたのだ。
「お母様,私はお母様や姉様と敏敏を助けたいの...」
「お母様,駄目かしら?」
楊夫人,躊躇いながらも...
「いいわよ...」
「媚娘...ごめんなさい不甲斐ない母で申し訳がないわ」
「何を言っているのですかお母様,家族が大変な時こそ力を合わせてやっていくんですよ
よ」
「ありがとう...媚娘何があっても耐えるのよ...」
そして媚娘は次の年、、、
そう,14歳にして太宗李世民の後宮へ才人として入ったのだ。
続く
媚娘の妹,敏敏は私が勝手に考えた名前です。
次からは太宗の後宮編を書いていきます。
媚娘が12歳の時だった。
「お父様...」「旦那様...」
媚娘の父,武士彠は58歳でこの世を去ったのだ。
それからは媚娘の姉妹とその母楊夫人の生活は苦しいものだった。
異母兄と従兄に毎日虐げられる生活を送ることになった。
その生活は大変酷いものであった。
こんな生活に耐えきれなくなった媚娘は決意をしたのだった。
「私、お母様,姉様,敏敏の為に宮中に行きますわ!」
「媚娘,駄目よ...幾ら生活が苦しいとはいえ宮中にあがるのだけは絶対に駄目よ」
その時,ふと楊夫人は武士彠との話した事を思い出した。
楊夫人は媚娘に賭けるべきか悩んだ。
昔に占い師が言った予言を思い出したからだ。
媚娘は貴人たる相をもち天下の主たる地位につくと言われたからだ。
それに媚娘は1度言ったことは頑としてでも曲げないから...
楊夫人は決断をした。
媚娘に全てをかける事にしたのだ。
「お母様,私はお母様や姉様と敏敏を助けたいの...」
「お母様,駄目かしら?」
楊夫人,躊躇いながらも...
「いいわよ...」
「媚娘...ごめんなさい不甲斐ない母で申し訳がないわ」
「何を言っているのですかお母様,家族が大変な時こそ力を合わせてやっていくんですよ
よ」
「ありがとう...媚娘何があっても耐えるのよ...」
そして媚娘は次の年、、、
そう,14歳にして太宗李世民の後宮へ才人として入ったのだ。
続く
媚娘の妹,敏敏は私が勝手に考えた名前です。
次からは太宗の後宮編を書いていきます。
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