堕落神官調教の書

彩月野生

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美しい獣との出会い

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ドラゴンを倒したディランは、その力の暴走を抑えることができず、城の地下に閉じ込められていた。

つい先日、彼により負傷したリュカだったが、幸い軽傷で済んでいた。
食事を運ぶ度にディランが弱っていく姿を見ているので、胸の痛みに息を飲む。

「……少しは食べてください」

朝に運んだ食事に手がつけられていないのを見て忠告するものの、ディランは目を会わせず宙を眺めて唇を動かした。

「やはり制御できなかった……これで分かっただろう」

嫌な予感にリュカは視線をさ迷わせるが、ディランの声は冷たい空間の中に響き渡る。

「お前は、俺といればいずれは……」
「……また、それですか」

何度も聞いた話しであり、わかりきった台詞。
リュカの内心は焦りで支配され、胸が苦しくなる。

――ここは寒すぎる。

リュカは防寒用に毛布をディランに運ぶと地下室を離れた。

脳裏には様々な考えが巡るが、たどり着く答えはいつもと同じだった。

――私が、ディランの力を制御する術を持てれば。

城を去る際、意を決して門番にディランの世話を頼むとユーディアを後にした。

途中で馬車に乗せてもらい、やって来た先は……。

同盟国であるルガリオ。
早速門番かリュカに槍を突き出しながら近寄ってくるが、顔を見ると武器を下ろす。

「リュカ殿か、どうされた」
「ランヴァルド様に呼ばれまして」

嘘だ。
約束など取り付けてはいない。
だが、国の門番はあっけなくリュカを通してしまう。
それほどランヴァルドに気に入られている存在は、影響力があるのだとリュカは知っていた。

ルガリオ城に続く城下町の裏道を歩いて進み、やはり城の裏門から城内に身を滑らせる。

すぐに誰かに見つかり、腕を捕まれた。

「リュカよ久しぶりだな」
「ランヴァルド様!」

口元をゆるめるオークの将軍が、相変わらずの巨体を揺らしてリュカを見下ろしていた。

リュカは深々と頭を下げて、事情を説明する。
何が起こりリュカが何を求めて彼に会いに来たのかをとつとつと話した。

やがてランヴァルドが顎に手を当てると肩をすくめる。

「そうか。ディランの力は、あの主でさえも制御できぬか」
「はい。私が頼れる方でお強い御仁は、もう貴方しかおらず、何かご助言頂けないでしょうか」
「ふむ」

しばしの沈黙の後にランヴァルドが妙なことを口にする。

「あの魔狼ならば、協力してくれるかもしれんな」
「魔狼?」
「リュカよ、俺の提案を受け入れた場合、俺の意向にしたがってももらうぞ。俺には主を一時的な期間ならば、制御する魔具もある」

獰猛な顔つきになった将軍に、リュカは困惑して後ずさった。
さらに、その提案を聞いた時、吐き気さえ覚えた。

それでも、受け入れるしかない。
少なくとも、ユーディアには特殊な魔具もなければ、ディランをおさえこめる術を行使できる者はいないのだ。

その日の夜、ルガリオ城のランヴァルドの寝室で待っていたリュカの元に客人がやってきた。

深い青の毛色の大きな狼。
冷気を放ち、鋭い瞳をリュカに向けて口を開く。
鋭利な刃が光っている。

ぞくりと背筋が震えたが、引くわけにはいかない。

「オマエカ、ワタシのチカラをほしいといウノハ」
「は、はい」
「ナラバ、ドウスルべきなのかはワカルな」
「わかってます」

――落ち着け。

呼吸を整え、ゆっくりと服を脱ぎ捨てて裸体をさらけ出す。
美しい魔狼は鼻をよせてリュカの体のニオイを嗅いで涎を垂らした。

「ウマソウダ」

ベロリと胸元から頬にかけてなめられ、恐怖と不思議な快感に声をあげる。

「ひっ」
「サア、アシヲひらけ」
「……」

リュカはその場に寝転がり、開脚して自ら尻孔を指で拡げて見せた。

――ほ、本当に、繋がることなんて、できるのかな。

「イタミガないようにホグシテヤロう」
「え?」

ぐちゅりっと長い舌が尻に入ってきた。

「くひいいっ!」

ぐちゅぶちゅと卑猥な音を立てて、長い獣の舌はリュカの気持ちいい所をつついてくるので――すぐにイッてしまう。

「おっひっひいいいっ♡」

リュカは四肢が快楽に痙攣するのを感じながら、大量の精液を性器から撒き散らした。

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