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11快楽の苦悶に沈む意識
しおりを挟む三日三晩、ヴァレオは触手との交わりに耐えなければならない。
触手の一本一本に吸収された三人のザーメンと、魂の情報をヴァレオの肉体に染みこませ、卵を植え付ける準備を整えるのだ。
触手に絡まれた四肢が小刻みに震えている。
口の中、胸元、胴体、さらに両足、つま先までびっちりと絡みつかれ、ぐにゅぐにゅとした無数の突起物によって直接肌を虐められるので、常にするどい快感が全身に行き渡っていた。
何よりも尻孔に突き入れられた太い触手による刺激が、ヴァレオの脳を蕩けさせている。
ぐぢゅっ♡ ぐぢゅっ♡ ぐぶぶぶ~っ♡ ぐぢゅうううっ♡
「くひいいっ♡ いひいぃいい~っ♡」
両方の乳首にも食い込まんばかりに、触手の細い束がぢゅぶぢゅぶっ♡ とつっついてはこねくりまわすので、その都度はひはひっ♡ と喘いでしまう。
――これが三日三晩も続くのか……。
終わった頃には快楽で狂ってしまっているのではないか。
そんな恐怖と快楽に飲み込まれて、激しい悦楽に身を委ねる。
そんな触手との交わりの最中、ヴァレオを心配して三人が交代で様子を見に来た。
アラスタスが触手でぐちゅぐちゅにされているヴァレオの前に歩み寄り、頬に手のひらを添えてくる。
その温もりが心地よくて、ふうふうとアラスタスに話かけようと口を開くが、舌にまで細い触手が絡みついている為、うまく声が発せない。
「おふうっ♡ んぶうう~っ♡」
「まだまだ長い。耐えろヴァレオ……すまないな……」
「おふうんっ♡」
アラスタスが瞳を細め、額に唇を寄せて触れるとそっと離れていく。
遠ざかる背中を見つめていると、入れ替わりでエグバートがやって来た。
触手の責めに喘ぐヴァレオを、神妙な面持ちで観察している。
ごぢゅっ!! ごぢゅっ!! どづっ!! どづっ!! ごづっ!!
「おふうんっ♡ んふうう~っ♡」
「苦しいだろうが気持ち良さそうだなあ。見守っててやるから頑張れよ!」
「ふにゅうう~っ♡」
尻奥を穿つ太い触手が本格的に動き出して、敏感に感じるあそこを執拗にどづき始めた。
ごづっ♡ どづっ♡ ごっ♡ ごっ♡ ごっ♡ どぢゅっ♡ どぢゅっ♡ どぢゅんっ♡
「おほおおおお~っ♡ ひひゃああああ~っ♡」
がくっ!! がくっ!! がくっ!! がくっ!!
四肢が痙攣するかのように震えて、体内の奥に埋まる触手がさらに奥を目指して蠢き、腹をぼこぼことどづく。
――あううんっ♡ はりゃがああっ♡ やぶれりゅうう~っ♡
「はひいいっ♡ ひいいっ♡」
「ははははっ!! すげえなあ腹がぼこぼこに浮き上がってるぜ!」
「んひいんっ♡」
無骨な手のひらで腹をさすられ、敏感に反応してしまう。
「がんばれよ、ハニー!」
「んぶううんっ♡ ほおおおっ♡」
――いっぐううう~~~っ♡
絶頂して射精すると、ペニスに巻き付いた触手がじゅるじゅると吸い上げていく。
最後の一滴まで絞り尽くす勢いに頭が真っ白になった。
……視界がうっすらと開く。
どうやら気絶していた様だ。
目の前に朱色の肌が見えて視線を上げると、巨体のオーガが眉根を寄せて心配そうな表情で顔を覗き込んでいる。
「いーるしゃま……」
発した声はひどく掠れてろれつが回っていなかった。
大きな手のひらで頭を撫でられて、優しい仕草に胸に安堵感が広がるのを感じる。
頬が緩むが、触手は容赦なくヴァレオの肉体をなぶり続けており、再び激しい快楽を認識して無様に喘ぎ泣き叫ぶ。
「おひょおおっ♡ んほおおおっ♡」
「ヴァレオ殿!! しっかり!! がんばれ!!」
ぐっぼっ♡ ぐっぼっ♡ じゅぼっ♡ じゅぼぼっ♡
身体の奥をなぶる触手が、中で激しい抽挿を繰り返す。
「ほひいいいいいっ♡ ひぎいいい~っ♡」
――りぇめえっ♡ りゃめええっ♡
ぶぢゅっ♡ ぶぢゅっ♡ ぐぢゅっ♡ ぐぢゅぢゅうう~っ♡
左右の乳首をいじくりまわす触手が、ぎゅぢゅうううっ♡ と先端で吸い上げる。
「にょおおおひいいい~~っ♡」
――あうんっ♡ ちくびいっ♡ ちぎれりゅううっ♡ いっぐうううっ♡
ぢゅるううう~っ♡ ぢゅるるうう~っ♡
吐き出したザーメンを触手が容赦なく吸引する。
「おほおおおっ♡ んほおおおお~っ♡ しゅごおいっ♡ しゅごおおおおお~~いいんっ♡」
「ヴァレオ殿!! 大丈夫か!?」
イールが話かけてくるが、ヴァレオの理性が吹き飛び、頭がふわふわしていて、何を言われているのか理解できない。
――あひゃああ~っ♡ ごぢゅごぢゅうっ♡ しょくしゅううっ♡ しゅごいのおおお~っ♡
「あへええっ♡ ひへへええっ♡ にひゃあああんっ♡」
肉孔をかき回す触手が穿つ音と、ヴァレオの奇妙な喘ぎ声がまざりあい、怪しく響き渡っている。
――も……りぇめ……っ♡
何がなんだか分からなくなり、触手と快楽で頭がいっぱいになる。
どづっ♡ どづっ♡ どづんっ!!
「ぎひいいいっ♡」
腹奥をひときわ深くどづく触手から、大量の愛液が放出される。
体内で火のように燃える愛液が、腹の中心に集結していく。
――あ……あ……あふうう~っ♡ こ、こりぇはあっ♡ うえつけられたあっ♡
確かに卵を植え付けられた感覚を感じて、意識を沈ませた。
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