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5騎士団長の嫉妬
しおりを挟むアラスタスとの逢瀬は城内でも噂になり、ヴァレオは寝起きのエグバートに絡まれて彼の部屋に押し込められ、ソファーに押し倒されて腕の中に閉じ込められてしまう。
耳元で熱っぽい声で囁かれる。
「陛下と随分楽しんだみてえだなあ? それに、イール様と仲良くしてるみてえじゃねえか?」
「だ、団長落ち着いてください」
傭兵上がりである彼は、柄の悪さを隠そうともせず、本能むき出しで迫ってくる顔つきはケダモノそのもので、今なら食われる獲物の心境が理解できる気がした。
この様子だと、焼き餅を焼いているらしいが、単に執着をしているようにも見える。
「お前が溺れるのはこの俺だ!!」
「――あ!」
鎧に手をかけられ、壊される勢いで剥ぎ取られると、下着を引き裂かれ、穿いている物をずり下ろされてそれも引き裂かれてしまう。
携えていた剣も鞘ごと奪われて床に落とされた。
裸体をさらけ出したヴァレオの胸元の二つの突起を指でつままれて、くりゅくりゅっ♡ とこねくりまわされる。
「んひいぃいっ♡」
「ははっ感じやすいやつだ」
ずりゅうう~っ♡
「あひいいっ♡」
――し、したがあっ♡ ちくびにいっ♡ ねっとりからんでえっ♡
「だ、んちょお……だめ……っ」
エグバートの頭を両手で掴み、引き剥がそうと力を込めるが、逆に強く胸に押しつけてしまう状態になり、ぢゅるぢゅるっ♡ とさらに強く吸われて腰が跳ねる。
「あ、い、くうう~っ♡」
ぷしゃっ♡ ぷしゃあああ~っ♡
乳首でイってしまったっ!!
ぢゅぼっ♡ と乳首から唇を離したエグバートが、ヴァレオの顔を覗き込み、額をくっつけて口元を吊り上げた。
「まさか乳首を弄られただけでイくとはなあ? 俺の舌で乳首を弄られるのはそんなに気持ち良かったか? 副団長殿?」
「……い、いじわるな事をいわないでください、あ、あなただって男をなぶるのが好きな変態男でしょう……」
「変態!? そうか、変態か!!」
がはははっと盛大に嗤ったエグバートは、ヴァレオの身体を引き起こし、抱きつけと命令してくる。
仕方なく従えば、がっちりと腰を掴まれてそのままイチモツの上におろされた。
当然尻孔に入って来るので、つい身構えて全身に力が入ってしまう。
背中を優しくさすられて、いつの間にか閉じていた瞳を開いた。
「あ」
「力を抜け、ゆっくり挿れてやる」
「だんちょう」
欲情しきった眼の中に、愛情を感じる光が見えて心臓が高鳴る。
高鳴りと共に身体から自然と力が抜けていく。
身を任せると、ゆっくりとエグバート自身が奥へと埋まり、感じる場所を擦りあげてびりりと快感が突き抜けた。
「くひっ♡」
「動くぞ、舌噛むなよ」
「ほっ♡ ほひっ♡」
エグバートが腰を突き上げ、ヴァレオの中を巨根でどづき回す。
肉壁を揉まれる度に四肢が踊る。
どぢゅっ!! どぢゅっ!! どぢゅんっ!!
「あひいいい~っ♡ くひいいい~っ♡」
――だんちょうのおおっ♡ おちんぽおお~っ♡ ぎもぢいいとこりょっ♡ あたりゅうううっ♡
「ははははは!! いい顔だっ!!」
「はぁああっ♡ はひいぃいんっ♡」
乱れるヴァレオを見つめて、満足した様子で腰を激しく突き上げるエグバートの胸に手を置いて、思い切り押しながら腰を振り乱して喘ぎ狂う。
涎と涙が飛び散り、ペニスから先走りの雫が溢れている。
どぢゅっ!! ごぢゅっ!! どづっ!! どづっ!!
「おんっ♡ おんっ♡ おんっ♡ んほおおおっ♡」
「お? ここだな? もっとどづいてやるっ!!」
「ふぎいいいいっ♡」
エグバートが腰を打ち付ける動きとあわせてヴァレオの四肢が揺れ動き、両足ががくがくと揺さぶられた。
ぶるんぶるんっ♡ と己のイチモツが揺れる滑稽な様子を見つめ、くひくひっ♡ と泣きながら再び絶頂へと追い上げられていく。
「にょひいいいいっ♡ いぐうううっ♡ いぎましゅううう~っ♡」
背中をしならせて舌を突き出し、泣きながら尻奥でエグバート自身をしめつけて喘ぎ声を発する。
腰をぐいっと強く引き寄せられて、さらに奥へと巨根を埋められて突き上げられ、ヴァレオは力のない射精と共に絶頂した。
「ほひいいい~~っ♡」
びゅぴゅ!!
「ふは! 遠慮がちな射精だなあ~」
「くひっ♡」
中で膨らんだエグバートが、熱い迸りをヴァレオの腹奥に届くほど勢いよく射精する。
勢いによってびくびく震えて快感に酔いしれた。
「あひゃあああ~っ♡ ひひゃあああ~っ♡」
「おーおー!! いい善がりっぷりだなあ~っ!! 俺の射精が一番いいだろうっ!?」
「はひいいっ♡ だんちょうのおおっ♡ ざー汁うっ♡ おくをたたきつけてえ~っ♡ ぎもぢいいでしゅうううっ♡」
「そうだ!! お前はそうやって俺のちんぽ汁で善がってりゃいい!!」
どちゅっ♡ どちゅっ♡ ごづっ♡ ごづっ♡ ごっ♡ ごっ♡ ごっ♡ ごっ♡ どづんっ♡
「おっほおおおお~~っ♡」
――あうんっ♡ まだでてりゅのにいいっ♡ いってるのにいいっ♡
エグバートによる快楽責めは何時間も続き、気を失うまで許してもらえなかった。
ザーメンまみれでどろどろになったヴァレオを抱きしめて、エグバートが薄く嗤う。
「こうやって俺のニオイをつけてやれば、いずれお前は俺の事しか考えられなくなるだろうっ? ククク……っ」
「ふひいいっ♡ だんちょお♡」
ぬろお~っ♡
口の中へ入り込む厚い舌に己の舌をからめ、ヴァレオはうっとりと瞳を閉じた。
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